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ファスティングをすると元気になるのはなぜか?

こんにちはSHOです。僕のnoteを読んで頂きありがとうございます。

今回のテーマは【ファスティング】です。

私事ですが、先週にファスティングを1週間行いまして、明けてからもそろそろ1週間が経過をしますが、体調は良好です。ファスティングをしたことによって頭もスッキリして、クリエイティブな創造をすることも出来ている実感もあります。

ここ最近は楽をしたいと思い外食に偏っていたのですが、ファスティング明けは出来る限り自炊を行おうと思っていまして、ほぼ毎日食事の写真をtwitterにアップしたりしています。

短期間のファスティングでは実感が湧きにくいかもしれませんが、僕のように1週間程度のファスティングを行った人は、前後の違いを実感しやすいはずです。


しかし。

ファスティングとは「断食」のこと。意図的に「食べない」という行為を選択し、身体のデトックスなどを行うことなのですが、これは人間の本質的欲求の1つである【食欲】に反抗することです。

子どもの頃から「1日3食しっかり食べなさい」と言われて育ってきた方には、1食を抜くことだけでも抵抗があるはずです。朝・昼・夜と1日3食摂ることが当たり前の人からすれば、ファスティングをやることを渋りがちです。

その気持ちはすごく分かります。理由は違えど、僕も「ファスティングなんて絶対にやりたくない!」と思っていた人間ですから。


ファスティング未経験の人や、興味はあるけどやるには至っていない人に多いのは、以下のような考えかと思います。

・不安感(私には出来ないんじゃないかな〜)
・恐怖感(やっても結果出なかったらどうしよう〜)
・食べないとフラフラになるんじゃ?(体力がなくなってしまいそう)
・⾝体がもたないんじゃ?(途中で離脱しちゃうんじゃないかな)
・リバウンドするんじゃ?(結局元通りになっちゃうんじゃない?)

これはいけないことではありません。むしろ、このように考えても仕方がないことです。未経験のことや、自分が知らないことに対しては構えてしまいますし、新しいことをチャレンジすることはとても勇気がいることです。

でも、実際に体験すると考え方がガラッと変わってしまう人が多いのも事実です。

『⾝体が軽くなった!!』
『心まですっきりした!!』
『体調がすごく良くなった!!』

こんな声がよく聞かれます。

嘘でしょ?と思うかもしれませんが、実際にそうなんです。これは体験して頂くのが1番いいのですが、そうは言ってもやはり何かの「きっかけ」がないとなかなか行動に移すことができないでしょう。

というわけで今回は1つのきっかけになって頂けたらと思いまして、書かせて頂きます。ファスティングを勧めたい理由は色々あるのですが、今回は【酵素】の話に絞ってお伝えさせて頂きます。「ファスティングをすると元気になるのはなぜか?」という疑問に対して酵素の話をすることで回答させて頂きます。

○酵素とは?酵素の特徴

私たちの生命活動には、ありとあらゆるところで酵素が働いています。このnoteの記事を読んで頂いてる「今、この瞬間」もそうです。

例えば、目の前にあるりんごを食べたとします。ちょっと汚い話になってしまいますが、食べたりんごがそのままの形で排泄されることはありません。それはなぜかというと、食べたりんごが身体の中で「消化」されたからです。

消化されたりんごに含まれている栄養素は吸収されて、血液に乗って身体中の各組織に運搬されていきます。人間の身体は細胞の集合体で成り立っていますが、各細胞は様々な化学反応を絶えず起こすことによって日々エネルギーを生成したりしているのです。これを「代謝」といいます。きちんと代謝がされることによって人間は健康的な生活が送れるわけです。逆に言えば、代謝に問題が生じてくると、身体のどこかに不具合を生じることになっていきます。

化学反応の最中には、不要なものだったり老廃物が生じることもあります。そのようなものは体外に排出していかないといけません。これを「排泄」といいますが、当たり前にように行われているものではありません。

便秘などをイメージして頂けるのが良いかと思うのですが、毎日しっかりとバナナ状のものが出る人も入れば、コロコロとウサギの糞のようなものが出る方もいるでしょう。不要なもの、老廃物はしっかりと排泄できればいいのですが、そうでないと身体に居続けてしまいます。

そうなると「小学校の冬のプールに張っている水」のようになってしまいます。ものすごい色になってしまっているのが想像つくかと思われます。

上に挙げた「消化・吸収・運搬・代謝・排泄」この5つが正常に働いていることが、健康な身体を作る大原則となります。僕はこれを勝手に「身体の原理原則」と命名しています。

この原理原則は、勝手に行われるわけではありません。これを働かせるために必要なのが【酵素】なのです。三段論法になりますが、だからこそ健康でいるために酵素がしっかりと働くことがめちゃくちゃ重要なのです。


紹介が遅れました。酵素とは何か?という話なのですが、これを後に書いたのも理由があるのですが、これを書くと逆に意味が分からなくなる、イメージしにくくなると思っているからです。

酵素とは「体内で働く触媒」です。そして「触媒」とは、特定の化学反応の速度を早める物質のことで、 それ自⾝は反応の前後で変化はしないものです。youtubeで「玉先生」という方がいるのですが、その方の動画がわかりやすいです。

<酵素の特徴>
○たんぱく質で作られている
○特定の温度で働く
低体温時の方が酵素の働きは弱まるため、体温が低い人は疲れやすかったり、体調を崩しやすいといった健康上の問題が起きやすくなります。35℃〜40℃の温度で最もよく働き、48℃以上の熱で壊れはじめ、70℃を超える熱が加わると、完全に失活してしまいます。
○基質特異性
それぞれある特定の反応しか触媒することができません。例えば、たんぱく質を分解する酵素は、たんぱく質しか分解することができず、でんぷんや脂質を分解することは出来ません。

○酵素の種類

◎食物酵素

食品に含まれている酵素で、体内酵素の働きをサポートしています。

食物酵素が不足する食事を普段から摂っていると、消化酵素を必要以上に働かせてしまい、浪費してしまいかねません。1人の人間が生涯生み出せる体内酵素の総量は決まっているという説もあります。

なので、食物酵素が多く含まれている食べ物を食べると、食物酵素によって食べ物が事前消化され、消化に使われる体内酵素を節約することができ、その分体内酵素を代謝酵素に回すことができると言われています。

<多く含まれるもの>
・発酵食品
・野菜
・果物:食事の 30 分前にフルーツを食べること、食前に摂ることで、 その後の消化を手助けしてくれます
・魚や肉

◎体内酵素

体内で生成される酵素で、2つに分類できます。
1 消化酵素
これはイメージがしやすいと思うのです。先ほども上で書いたのですが、りんごを食べたらりんごのまま出てきません。なぜか?それは消化がされるからとお伝えいたしました。ただ、これは勝手に行われるわけではなく、酵素が働くことによって正常になされるものなのです。

そして、酵素には「基質特異性」がありますので、決まったものにしか反応しません。例えば、糖質なら唾液から出るアミラーゼという消化酵素があります。これは糖質にしか反応しない…といったものになってきます。

消化酵素は食べ物を分解する際に働くもので、一連の消化・吸収の全てのプロセスで関わっています。

2 代謝酵素
イメージしにくいのがこちらです。

『体内酵素は2種類あります。1つは….そうです「消化酵素」です〜では後1つはなんでしょうか?』

一般の方にこのような質問をしたときに「代謝酵素」と出てくるケースは本当に少ないです。消化酵素と代謝酵素を比較しても「あまり知らないから消化酵素のほうが大事だ」と言う方もいます。

これは正しい理解ではありません。正確に申し上げるなら「どちらも大事」ということになります。

そもそもが【代謝】という表現が抽象的であり分かりにくいからイメージもしにくいのかなと考えています。代謝とは「体内で起きている化学反応」だと思って頂けたらと思います。代謝という反応が起きているからエネルギーが生まれるのです。ちなみに、人間の身体で生まれるエネルギーは「アデノシン三リン酸(ATP)」と呼ばれています。

例えば、脳や心筋の細胞を除く全ての細胞は、常に合成(同化)分解(異化)を繰り返しています。その結果、古い細胞が新しい細胞に生まれ変わるのですが、このルーティンのことを新陳代謝といいます。

新陳代謝のスピードは、組織によって異なります。

小腸上皮細胞 24 時間
胃粘膜 3 日
肌・爪 28 日
肝臓 60 日
筋肉 60 日~200 日
⾎液 4 ヶ月
2 年半
毛髪 4~6 年

新陳代謝のスピードは加齢と共に右肩下がりです。

例えば、体脂肪の物質代謝について。

食事をすると体脂肪を合成し、⾝体を動かすとグリコーゲンが少なくなれば体脂肪を分解、エネルギーを放出します。
この合成と分解のバランスを保っていれば、 体重の変動も少ないのですが、 食べ過ぎだったり、運動不足で体脂肪の合成に偏れば、そりゃ太っていきます。同じ年齢なのに片やスレンダー、片や太っている人が存在するのは合成と分解のアンバランスによるものともいえます。

このように「代謝」は健康な身体があるためにはしっかりと働いてもらわないといけない身体の重要な反応です。この反応を起こすためには「代謝酵素」が必要なのです。

人間の⾝体の中には約3000種類以上の代謝が行われていると言われていて、どれも酵素が無ければ成立しません。臓器や組織の細胞の中で、栄養素の作り変えや臓器の修復などに携わっています。

○ファスティングを行う理由にも直結すること

ちょっとイメージして頂きたいことがあります。

あなたは会社員(サラリーマン・OL)です。入社2年目。まだまだ慣れない仕事もあるけど、一生懸命毎日頑張っています。

ある日、急に会社の業績が悪化し、多くの人をリストラしなくてはいけなくなり、早期退職なども含め多くの人が会社を辞めていきました。

残されたわたし。社長からこんな命令が出されたとします。

【○○(名前)!明日から休みなしで働いてもらう】

こんなことを言われたらどうしましょうか。

<選択肢>
・はい!頑張ります!
・やってられないからやめる

休みなしじゃ働けないですよね。っていうか労働基準法にも反してるし、365/365日勤務の会社なんてブラック中のブラック企業です。

でも、実はそんなブラック企業があるんです。

それはどこかというと「株式会社消化酵素」です。もちろん架空ですが、要は「自分の身体」です。

繰り返し申し上げることですが、食べたものは必ず「消化」されます。これは身体の原理原則だからです。もし、あなたが「株式会社消化酵素の社員」だったら、休みはありません。代わりはいませんから。

ずーっと働きっぱなしなのです。リアルにそんな会社で働いていたら「辞める」という選択肢もありますが、株式会社消化酵素の社員であれば、そんな選択肢はありません。「とにかく働け」で一喝されておしまいです。

何を隠そう、体内で最も酵素を使う作業が消化だと言われているのです。消化・吸収のプロセスでは、1日に数ℓものの消化液が分泌され、体内で作られるエネルギーの約8割を使っています。

要するに「食べることは、⾝体にとって非常に負担がかかること」なのです。食べ過ぎ、⾼たんぱく、⾼脂質の食事、添加物が含まれた食べ物を摂れば、それだけ消化・吸収に時間や手間がかかってしまいます。食べ物が体内に入ってくれば、それだけ消化酵素の出番が増えることになるので、代謝酵素の働きがその分低下してしまいます。

「おや、なぜそうなってしまうのか?」

と思った方もいらっしゃるかもしれません。これはどういうことかというと、仮に酵素全体で【10】の力を持っているとしたら、消化酵素で【8】使ってしまうと代謝酵素で使えるのは【2】だけになってしまうということなのです。

「代謝」が健康であるためには非常に重要な働きだということはお伝えした通りです。代謝がしっかりされないと、身体に不具合が生じやすくなるし、病気にもなりやすくなるし、老化も促進されます。一言で申し上げるとすればいいことが全くありません。

なので、消化酵素だけが働ければ良いわけじゃなく、代謝酵素も働くようにしないといけないわけです。

では、そういう状況を作り出すためにはどうすればいいのでしょうか?


ここまでしっかりと読んで頂けている方なら、もうお察しの通りでございます。流石でございます。

『消化酵素をできる限り使わない状況を作り出すこと』です。これによって体内酵素を代謝酵素が働くように比重をかけることができます。

どんな時に消化酵素が使われるのか?それは「何かを食べた時」です。なので、できる限り「食べない」という時間を設ける必要があります。

そのための1つの手段でお勧めしたいことが【ファスティング】なのです。

ファスティングをすることで消化作業を休ませて、消化酵素を節約させるようにすれば、その分だけ代謝酵素の働きがパワーアップするのです。代謝酵素がしっかり働くようになって、代謝が上がりエネルギー生成効率が良くなるから元気になるのです。肌艶も良くなるのです。表情も良くなるのです。

多くの人は「食べることによって元気になる」と考えますが、「食べないことによって元気になる」という手段があることもちょっとでだけでも良いので知ってほしいと思います。そのためのファスティングなのです。


今回は以上となります。
ここまで読んで頂きありがとうございました。

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