チンクエ・テッレ2024
チンクエ・テッレに向けて出発
昨年に続き、今年もチンクエ・テッレに訪問してきた。10年来の友人が世界一周旅行でミラノに立ち寄った為、ここぞとばかりに訪問を決めた。いつものTrenitaliaで事前にチケットを予約。出発30分前に着いてしまったのでMERCATOを視察。ドーナッツを購入。朝8時ミラノ・チェントラーレ駅発のInter Cityに乗っていざチンクエ・テッレに向かう。珍しく粗オンタイムで出発、今回はLevantoと言う駅まで行きそこから乗り換えの経路。但し、案の定Levanto駅に着いてのは定刻より30分以上の遅れ。結局、チンクエ・テッレの最初の村「ヴェルナッツァ」に着いたのは12時ちょっと前で4時間弱の旅となってしまった。
ヴェルナッツァ(Vernazza)
列車の後方半分がトンネル内に止まるこの駅。真っ暗なトンネルから徐々に明るい出口が見えてくるが出口に着いた途端、チンクエ・テッレに帰って来たと言う懐かしさが漂う。列車から大量の観光客が降車、駅を降りると直ぐにヴェルナッツァの目抜き通りに出る。と言っても両サイドにお土産屋とレストランがひしめく通りが港まで200メートルぐらいだろうか。途中、やたら陽気な学生?集団にバッタリ。カメラを向けるとこれまた陽気に応じてくれた。朝から飲んでいるような。。
港の前にある教会「Church of St.Margaret of Antioch」の脇の細い階段を上り、暫く行くと高台から港とヴェルナッツァの街が一望出来る絶景スポットがある。ここからの景色がチンクエ・テッレで最も好きかもしれない。但し、絶景スポットに行くまでに関所があり、なんとこの日は祝日を含む週末だから約17€もした。一瞬写真撮るだけで直ぐに戻って来るからと交渉すると、ウィンクをされて関所を通してくれた。何度見てもここからの景色は素晴らしいのだ。
一旦ランチをするために目抜き通りに戻る。前回見つけた路地裏のレストランへ。チンクエ・テッレはどこもシーフードがメインなので、イワシのレモンソース掛けの前菜とシーフードパスタを頼む。メインはメカジキのグリル。なかなかの大きさだ。ハウスワインの白を1リットル頼む。イタリアのレストランのハウスワインは美味しい、しかも安い。日本のハウスワインは某日系メーカーのパックに入った安いワインと言うイメージだが、イタリアは違う。
レストランを出て目抜き通りを駅の方に戻り、急な坂を上っていくと第二の絶景スポット。今度は第一の絶景スポットの反対側から教会を眺める構図だ。前回来たときは夕陽がとても綺麗だったが、今回は真っ青な海が大変美しい。
リマッジョナーレ(Rimaggionare)
再び列車に乗ってヴェルナッツァ駅からリマッジョナーレ駅を目指す。こちらも小さな村であるが、小さな港を取り囲む様にカラフルな建物が並ぶ。しかし、このチンクエ・テッレには本当にどうやって建物を建てたのだろう?
と疑問に思ってしまう程断崖絶壁に建物が林立している。ここはインスタ映えするので、多くの観光客がこのカラフルな建物と港をバックにその気になって撮影されている。リマッジョナーレはレストランの数も少ない感じがするがじっくり居座れば穴場のレストランがあるかもしれない。食材を運ぶのも大変だろうな。坂が多いから。
マナローラ(Manarola)
リマッジョナーレから電車に乗って一駅。今回の宿泊地であるマナローラに向かう。Sea Viewのテラス付2ベッドルームの部屋が278€で借りられたのだ。安くはないがそんなに高くもない。真夏になると500€は下らない気がするので。。ホテルと言うよりも村全体がアパートの部屋を貸し出している感じ。正にアルベルゴ・ディフューゾ。町全体を宿泊施設と捉え、点在型ホテルと言う発想。マナローラ駅を降りて、先ずは絶景スポットに向かう。ヴェルナッツァとリマッジョナーレに比べると港が大きく全体的にゆったりしている印象。絶景スポットに隣接されているレストランはいつも超満員。この日も長蛇の列が出来ている。オンラインで事前に整理券を取れるが慣れていないと面倒くさい。ただ、このお店はテイクアウトも行っているので、お持ち帰りでその辺で飲み食いする裏技もある。
絶景スポットの後はいよいよアパートにチェックイン。Booking.comで予約したが直ぐにアパートの管理人からWhat’s Appに連絡が入り、アパートまでの行き方(かなり複雑)、鍵の保管場所等詳細に説明があるので親切。結構坂道を上るのでぜえぜえ言いながらアパートに到着。写真通りいや写真以上の絶景ビューが楽しめるアパートだ。夕食の後にテラスでワインを飲みながら夕陽が沈むのを見ることにしよう。ディナーは、アパートの人が勧めてくれたOsteria del Billyに。と言っても歩いて10秒で着く近さ。なかなかの人気店らしく、時間厳守19時と言われ予約を入れる。勿論ここでもシーフード。お味はまあまあと言ったところか。意外と塩味が足りずパンチがない感じであった。
街中のコンビニで赤ワインを購入し21時頃に夕陽を眺めながら一杯。ワイングラスに映る夕焼けがプライスレスな画でありました。
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