「PERFECT DAYS」
■あらすじ
■感じたこと
この映画を見て、まず最初に感じたこと。それは、自分の幸せを自分自身が知り、それを体現していく毎日こそ、幸せなものはないと。
平山の生き方が私たちの世界とは違う世界で生きているように感じた。スマホひとつで出来るようなことを、一つ一つの物を使って生きている。
カセットテープで音楽を聴いたり、フィルムカメラで写真を撮ったり、古本屋で本を1冊買ったり。スマホがあれば、すべてできる。
私たちの生活はスマホによって、便利な世界になった。便利にはなったが、小さな幸せに気付くことができなくなった。便利を求めすぎ、何か窮屈な世界を生きているような感覚に。
便利にはなったが、幸せを感じにくくなった世界。誰とでも繋がっているようで、繋がっていない世界。未来や過去ばかりに気持ちが取られ、今ここを生きにくくなった世界。
今あるものを、今味わい尽くし、五感をフル活用しながら生きる。それが、私たちが幸せに生きるためのシンプルな答えかもしれない。
平山の生活に何か羨ましさを感じた。世界が急速に変化し続けても、幸せの形は変わらない。
幸せとは何だろう。普通とは何だろう。自分の人生とは何だろう。今を生きるとは何だろう。
とても自問自答したくなる映画であった。これだけセリフの少ない映画を初めて見た。だからこそ、たくさんの余白があり、考えさせられることが多くあった。
いつもしているルーティンは同じように見えて、実はすべて同じではない。全く同じ日なんて、存在しない。その小さな変化や違いに気付きながら生きることが、小さな幸せに気付けることなのかもしれない。
■幸せは、もうそこにあった。
今当たり前にあることがどれだけ幸せなことか。失ってから気付くのがほとんど。失う前に今あるものに幸せを見出す。
幸せはどこにあるのか探すのではなく、探さなくてももうすでに私たちは手に入れている。
幸せは増えるものでも減るものでもない、目に見えないもの。そんな幸せに気付いて生きていくことが、究極の幸せなのかもしれない。
今日は天気がいいな。そんなちっぽけなことでも、幸せを感じることができる幸せ感度のセンサーを高めたい。
私たちに足りないものはない、もうすでに足りているのだ。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!!!
【今日の格言】
今日の記事に価値があると思ったら、サポートしていただけると嬉しいです! いただいたサポートでサポート以上の価値を返します!