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2023/7/31週|最近推しの歴史関連コンテンツ3選

最近歴史にハマっています。

中高生の頃から社会や世界史が一番好きな科目ではありましたが、当時はどちらかというと所謂テストのための知識を溜めていた気がします。

大人になってからはそこにある人間ドラマがシンプルに面白い、、というところもありますし、何より最近はそれらのストーリーからの教訓を自分の仕事に活かせる部分があるかも、、!と思う度合いが増してきている感覚があります。

と、いうわけで本やポッドキャスト、YouTubeなどで日本・世界問わず歴史物をよく見るようになってきています。大河ドラマとかもね。
まだまだ歴史好きとしては浅い身ではあるのですが触れたコンテンツの中でよかったものを紹介していきます。笑

。。。

戦国ベンチャーズ ― 人事の天才・徳川家康と曹操に学ぶ、「強みの経営」とは?

曹操や徳川家康が人をどのように登用して、どういう仕組みで組織を運営していったのか、そこから我々が何を学べるのかを言及した本で読み物としても非常に面白い本でした。

いくつか個人的なパンチラインを紹介しておきます。

今回、歴史上の名将と呼ばれる人物たちの人事戦略を紐解いていくと、ある意外な事実が浮かび上がってきました。それは、歴史上、無名から一代にして成り上がった名将で、いわゆる「年功序列型」の人事制度を使った人は誰もいない、という衝撃の事実です。反対に言うと、一代にして成り上がり、歴史に残る成果を出した名将が用いた人事戦略とは、全て「実力主義型」の人事だったのです。(中略)それは正確には「実力主義」ではなく「強みの経営」と呼びかえられるものだったのです。名将と呼ばれる人物たちは、常に周りの個の強みを活かし、経営していったのでした。

戦国ベンチャーズ』より

<唯才是挙:才能を強みによってのみ、評価せよ>
先に言葉の定義をしておくと、唯才是挙(ゆいざいぜきょ)とは簡単にいうと、「才能を強みによってのみ、評価・登用せよ」ということである。

ただ才のみこれを挙げよ

曹操が天下に広く人材を求めた際の触れ書きに記された言葉である。家柄、経歴、素行にこだわらずに、才能のみで推挙(すいきょ)せよと明言している。

『戦国ベンチャーズ』より

曹操は「国中から最高の才能を集めること」を徹底した。曹操は時代の人事制度の常識をひっくり返した革命児であり、最強のヘッドハンターでもあった。まさに「人事の天才」であったのだ。では人事の天才とは何か?

それは「強みの経営」の実装者である。

「強みの経営」 つまり、人材の強みを活かし共同の事業を作り上げる組織経営である。 企業経営において、この重要性は、過去から延々と繰り返し述べられている。例えば、マネジメントの父とも言える、P.F.ドラッカーは「人は強みによってのみ卓越した成果を出すことができる」と述べている。あるいは、もう少し身近な例でいうと、日本を代表するプロデューサーである・秋元康(あきもとやすし)氏は「記憶に残る幕の内(まくのうち)弁当はない」と語っている。この言葉の意味は、幕の内弁当(=いろんな具材が少しずつ入ってバランスのとれた弁当)では人の記憶には残らない、ということを指している。

『戦国ベンチャーズ』より

いかがでしょうか?自分としては上記だけでも示唆に富む内容と感じました。
上記以外にも何冊か読んでいるのですがまたどこかでご紹介したいなと思います。


戦国BANASHI

こちらのYouTubeチャンネルもよく拝見してます。特に大河ドラマ「どうする家康」の解説の動画が面白いです。背景や詳細が捕捉されるので非常に助かっています。

徳川家康は渋沢栄一の『論語と算盤』にも登場することもあり、歴史上の人物として結構推しなのだと思います、たぶん。
渋沢栄一について書いた以前の記事でも下記のようなことを書いてました。

=== 引用 ===

同じ人格と修養の章からもう一つ。

「人の一生は、重い荷物を背負って、遠い道のりを歩んでいくようなもの、急いではならない。不自由なのが当たり前だと思っていれば、足りないことなどない。心に欲望が芽生えたなら、自分が苦しんでいた時を思い出すことだ。耐え忍ぶことこそ、無事に長らえるための基本、怒りは自分にとって敵だと思わなければならない。
勝つことばかり知っていて、うまく負けることを知らなければ、そのマイナス面はやがて自分の身に及ぶ。自分を責めて、他人を責めるな。足りない方が、やりすぎよりまだましなのだ。

これは徳川家康の遺訓の一つとして紹介されています。(青天を衝けの第1話でも出てきましたね。)
これは本書の中で、元は論語の名言からきていると解説をされています。

これは期待水準の設定の仕方とも言い換えられますが、実践しようと思うと中々難しいはずです。自分の感情のコントロールが求められるからです。
本書の中では「理想の人物や立派な人物は、感情が動くときにさえ、ケジメがあるものだ」という表現も出てきます。
一歩ずつ、一歩ずつ。

「自分を責めて、他人を責めるな」あたりは、自責・他責といった言葉で最近よく耳しますよね。

=== ここまで ===


コテンラジオ

遅ればせながらコテンラジオにもハマっています。最初の方からじっくり拝聴させてもらっています。教科書のテキストだと遠い世界の出来事だったものが、生き生きとした人間ドラマとして、自分達と等身大の存在として認識できる感覚があります。

コテンラジオの深井さんが書かれた下記の本は以前読ませてもらったことがあり、非常に学びがありましたのでこれらはこれらでまたどこかで紹介したい次第、、!

今週はこの辺りで。
歴史好きに傾倒していくと会話の中で歴史例えが多くなっていくと思いますがどうか暖かく見守ってください。笑

お読みいただきありがとうございました。

📓この記事について

株式会社タイミーで執行役員CMOを務めている中川が、マーケティング関連の仕事をしている中で感じたことを綴り、コツコツと学びを積み重ねる『CMO ESSAY』というマガジンの記事の一つです。お時間あるときにご覧いただければ幸いです。オードリーのオールナイトニッポン 📻 で毎週フリートークしているのをリスペクトしている節があり、自分も週次更新をしています。
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