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2022/12/5週|評価面談で話している項目の具体例について(スタートアップのマーケティング職篇)

半期の評価フィードバックの季節です。
当社では10月末で下期が終わり、11月から新しい期が始まります、ので、11月には半期の振り返りをしつつ、12月にかけて評価期間となっております。

今日は評価のフィードバック面談で話していることについて、要素を書き残しておきたいと思います。

💡評価面談の位置付け

評価面談というと、評価者が被評価者に対して一方通行に評価を述べておしまい、というケースが意外に多いのでは無いでしょうか?
自分の昔を振り返って、そうじゃない上司が大半だったので恵まれているのかもしれませんが、一部の上司はその色が濃かったような印象があります。

というのは、評価面談こそ双方向であるべきだと思うのですよね。よく評価の不満が退職につながるケースを目にしますが、それは評価内容そのものももちろんあると思いますが、プロセスにおいてのすり合わせが抜け落ちているケースがある場合も多いように見えます。

評価される立場としては、
・上司の頭の中と自分の認識のずれが大きいと、
(ちゃんと見てもらっていないな・・・😅)
とか
・認識のずれについて話し合いすらないと、
(認識埋めていく気もないのかな・・・😅)
などと思うのが一般的な感情ではないでしょうか。

自分は特に20代の頃は被評価者として、上記のようなことを思ったとしてもあまり口に出さないタイプだったのですが、今思うとこれも良くない気がします。(これは仮に良い評価だったとしても)
評価者である上司との間に認識のずれを放置したままにしておくとどちらかの不満やストレスにつながるので、可能な限り認識を合わせる努力投入をするべきではないかというのが、今の個人的な考えです。

つまり、評価者も被評価者もプロアクティブに会話をするのが評価FBで目指すべき状態です。

🗒評価面談に含むべき要素

その点沿ってあるべきだけで書いてしまうと、評価面談は以下のような要素があることが望ましいのでは、と、これまでの経験則上は思います。

▶︎評価者の認識と被評価者の認識をまずテーブルの上に出す。
▶︎テーブルの上に出たものにギャップがあれば、一つずつすり合わせていく。
==(ここまでは評価面談の中で実施したい。以下は後日でも可能)===
▶︎認識が揃ったら個人として目指す姿(例えば上期の終わる約6ヶ月後)を定義する
▶︎そのために実施するアクションプランを考える(主に被評価者)
▶︎定期的な1on1などで進捗状況をモニタリングする

🟢実際の評価面談の項目例

最後に、実際に評価面談で使っている項目を公開して終わります。「型」として使っていただくほどには洗練されているものではないですが(自分もまだ発展途上なので)、見てみてくださいませ。

===

下記流れに沿って評価面談を実施する。

  1.  評価対象期間の開始時に期待していた役割等の確認(両者)

  2. 評価対象期間の成果や振る舞いについてのフィードバックコメント(評価者)

    1. 等級制度などがある場合は等級や、給与改定の伝達を行う

  3. 等級制度において期待している役割やミッションの読み合わせ(両者)

  4. 伝達された等級・ランク定義についての本人コメント(被評価者)

    1. 満たせていると思う部分

    2. MOREかなと思う部分

  5. (上記も聞いた上で)次の半期で期待している役割(評価者)

  6. 今後のキャリアプランについての確認(両者)

  7. 以上を受けてのすり合わせコーナー(両者)

    1. 感想コメント(被評価者)

    2. 次の半期が終わった時に個人として実現していたい理想状態の定義(被評価者)

    3. 実現に向けてやること(被評価者)

なお、上記の5・6・7を精度高く行う上では職種ごとに求められる要件(スキル)を明文化する必要があると思っており(なぜなら全社共通の等級制度はいい感じに抽象化されていると思われるので、何を身につけるかの具体性には欠ける場合が多いゆえです)、マーケティング職に関しては自分の方で別途細かい要件を準備して伝達しています。
「マーケティング部のプロフェッショナル職に求める7スキル|2つの共通言語と5つの抽象スキル」と銘打っている)

もちろんその詳細がマーケティング職としての正解とは限らないのですが、少なくとも、「このスキルを身につけてほしいのですよね。」という会話をすることで、5・6・7の会話に具体性を帯びさせるようにしています。
この辺はどこかでまたご紹介できればと思います。

今週はこの辺りで。お読みいただきありがとうございました!

📓この記事について

株式会社タイミーで執行役員CMOを務めている中川が、マーケティング関連の仕事をしている中で感じたことを綴り、コツコツと学びを積み重ねる『CMO ESSAY』というマガジンの記事の一つです。お時間あるときにご覧いただければ幸いです。オードリーのオールナイトニッポン 📻 で毎週フリートークしているのをリスペクトしている節があり、自分も週次更新をしています。
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