マガジンのカバー画像

ずらし食

5
未知のもの(当社比)をいっぱい食べる活動です。 その時考えていることをそのまま書いていますが、特定の商品を揶揄する意図はありません。 むしろ買ってほしい。
運営しているクリエイター

記事一覧

誰も買わない商品を食べる活動 第3回

誰も買わない商品を食べる活動 第3回

前回はこちら!

大人になると、時間の経過が凄く早くなるという。
体感では、二十歳が人生の折り返しだと。

うるせえ。それは刺激不足だ。
毎日「未知」を享受して、それに目を輝かせれば、そんなことになるはずないんだ。

これは、そう信じて日常生活で極小の抵抗を続ける、そんな活動である。

第3回
"アロエヨーグルト味黒酢"
それはスーパーのお酢コーナーに突如現れた。
このネーミング、店頭ではツッコみ

もっとみる
誰も買わない商品を食べる活動 第2回

誰も買わない商品を食べる活動 第2回

第1回はこちら。

気づけば知らない食べ物が家に散乱している。
ひとつずつ経験値に変えていこう。

第2回
"スイカ 醤油漬"先日静岡に行った際に寄った道の駅。
それは、一際異彩を放っていた。

無視できず目をやると、そこには味玉に擬態するように自然に醤油漬けされた、スイカを名乗る何かがあった。

キウイくらいの大きさだ。
小玉スイカとしてはちっちゃすぎるし、昔庭に捨てたスイカの種から実ったスイカ

もっとみる
誰も買わない商品を食べる活動 第1回

誰も買わない商品を食べる活動 第1回

スーパーは、俺にとって好奇心を表現する場だ。

話題の新商品を手に取る。
テレビで見たあの商品を手に取る。
当然、いつもの商品を買うのもいい。
消費行動とは一般的にそんなものだろう。

ただ、俺は違う。
日常をいかにずらし、いかに未知なる引き出しを開けるかが俺の消費行動だ。

そんな俺が目を光らせ探すのは、全く聞いたこともない、そして誰も買わなそうな商品。
生みの親に大成を願って送り出されながらも

もっとみる
餃子のオーシャン【俺はマグロ餃子なんて認めない】

餃子のオーシャン【俺はマグロ餃子なんて認めない】

「餃子の王将とかかっていて面白い」と思ってもらえるかなと。
良かれと思ってタイトルつけました。
貴方のためにです。
いかがですか。

王の二面性生で食べた時と火を通した時で美味しさに大きく差がある魚第一位が発表された(要出典)。
マグロだ。
もちろん美味しいのは生。
その美味さは老若男女問わず圧倒的な支持を誇る。

しかし火が入ると一転、勝手に没落していく。
赤身だと最悪。尋常じゃないくらいパサつ

もっとみる
日常を「ずらす」行為について

日常を「ずらす」行為について

買い物をしている時、俺はほぼ頭を使っていなかった。

ここで言う「買い物」とは、休日に気合を入れて服やアクセサリーを買いに行くことではない。
毎週普通にやる日用品の買い出しのことである。

そこで巡る思考の9割は、
「あれ足りてなかったな、買い足しておこう」
これだ。

新生活!!と華々しく始まった暮らしも、今は立派な中古。
気づけば可変部位が少なくなって明確な形を持ってきた。
買い出しは、そこか

もっとみる