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夜ふかしが夢だった

 我が家は、両親が門限や睡眠時間に対して、非常に厳しかった。

 特に小学生の頃は、子どもである私たちは、9時に寝なくてはならなかった。でも、私は、子どもながら、「なぜ、両親は、私たち子どもに合わせず、起きていていいのか?」ということを疑問に思っていた。そして、そこには、子どもが楽しめない、楽しんではいけないような大人の時間があるようなことがあるに違いないって思っていた。

 そんなんで大人になったら、夜ふかしをしてやるぞ!絶対に両親だけが楽しんでいる秘密があるはずだ!と思っていた。


 誰かから禁止されたり、抑圧されたモノがあると、その禁止や抑圧の向こう側に、何か隠された素晴らしいモノがあるに違いないって私は考えていたんだろうと思います。


 結果、大学生になり一人暮らしになったけど、そんなものはなかった。ただただ、自由な時間が続き、両親が秘密にしているであろうモノは見つからなかった。

 夜の自由な時間をあまりにも長く使いすぎると、睡眠時間が短くなり、日中の活動に支障をきたしそうになったことも、たびたび、あった。私は、大学生以降は、この傾向が強い気がする。

 夜ふかしをしてしまうと、スッキリ朝を迎えるのではなく、疲れて朝を迎えるような感じになってしまう。


 今になってみれば、親からのこういう習慣付けは非常に大事なものだったと思います。考えてみると、睡眠をバッチリ取っていたことで日中に眠くなることもなく、勉強も運動もバリバリできたのかなって思います。

 今は、公私ともにやることが多すぎるのかな?と思ったりします。もっと、すべきことを絞らなくてはいけないのかな?そんなことを思う。そして、もう少し睡眠時間を確保したいものだ。

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