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東京でOLをしながら小説を書いていた頃

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だいすきでだいきらいだった東京。
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#いま私にできること

シュレッダー的エゴイズム

シュレッダー的エゴイズム

会社に戻った。

何も選べなかったような気もする。
いや、ちゃんと選べたような気もする。

迷っている間に何もかも失ってしまったような気もする。
でも迷っている時間は尊かったと思いたい自分もいる。
そして、大切なものはちゃんと守ったような気もする。

「悔しいかなしい虚しいつらいでもこれでよかったいやもっと頑張りたかった違うここで頑張ろういやいや違う人生で大切なのは何も仕事だけじゃないでも、」

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違和感と向き合う

違和感と向き合う

違和感とは
どう折り合いをつけるべきなのだろうか

生きて
ひとと関わっていれば
あれ、何か違う
と感じる瞬間は必ずある

たとえ
松本潤と恋人になったとしても
あれ、違うな
と思うだろうし(そもそもそんなことは起こらない)

なりたかったものになれたとしても
あれ、違うな
と思う瞬間は訪れる

気づくと私は
違和感を抱くことを
ひどく恐れるようになっていた

*

でも

恐れることはないと

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天井の満月

天井の満月

1日の中で数瞬だけ、言葉と向き合える時間がある。その瞬間を逃さないように、今、裸足で立ったままnoteを書いている。

今日は徒歩25分の病院に行くのに、1時間かかった。

動悸がひどくて、歩くだけで息が苦しくなってしまうので、電柱がある度に休みながら歩いた。タクシーをさらっと呼べるだけの財力がないことが、ひどくかなしかった。
迷惑そうに横を走り抜けていく外車を見ていたら、心が折れて泣き崩れそうに

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