香川__190120_0007

やって後悔しても、やらずに後悔するよりは、マシ。

やりたいことをまず始める。やってみる。
少しずつ自信をつけて、またチャレンジする。
どれも最初は好きだから、とか、失敗してもまぁいいや、って気持ち。いや、失敗したらどうしようはついて回るけど、でもそれもまるっと受け入れる。

2018年に、滋賀へ、丹波へ、と動いて、いろんな人と出会って、ちょっとだけ自分に自信をつけたから、動き出せたことがたくさんある。
自己紹介もたくさん変えたし、虚無僧笠買いたいポルカもやった。イベントもたくさん打ったから、中には何言ってんやろこいつ、って思った人もいるだろうけど、面白いと思ってくれる人もたくさんいたことは、事実だと思う。

この2年は、実験の連続。

年に1度、高校生の前で話す機会がある。そのときに「ルフィが海賊王になりたいことを、なぜみんな知っているのか?」と問いかけます。
そうすると、「言ってるから」というシンプルな答えが返ってくる。
小難しく考えずに、誰からどう思われるかなんて気にせずに、ただシンプルに口に出して言ってみること。書いてみること。
批判する人ももちろん一定数いる。それは、限られた人生の中で、付き合う優先順位を定めるちょうどいいハードルになる。もちろん、批判意見をうまく参考にすることも大事だけど、基本的には気の合う人を大切にした方が人生は楽しい。

ただ、一歩だけ勇気を出して踏み出してみたら、意外と、ええやんそれ!って言ってくれる人がたくさんいることも知ったから、怖いけど、少しずつやれるようになった。そして今では息するようにイベントしたりが当たり前に。

「形にすること」ってすごく曖昧。

固まりきっていないときに、「何しててもいいけど、食べていけることと、最後は形にしなさいよ」と言われたことがあります。目に見えるものとして残ることが形なのか、それとも誰かの記憶に残ることが形なのか。
きっと両方とも正解だと思ってるし。両方できたらすごくいいと思っていた。だけど、どこかで責任を持ちたくないと思う心もあった。このまま遊牧民のような生活だって、いいじゃないか。

・祖先の土地を受け継ぐ、両親が築いてきたものを受け継ぎ、自分の得てきたもの、見てきたものを土台に、新しく広げる。
・香川にやりたいをカタチにできる人を増やすための場所を作る。

このふたつを決めたけれど、所有をしなくてもいい時代に、場所を所有をする意味を考えていた。
その答えが、ある意味で「住職」がしっくり来た。

一般的に、地域のお寺を任されている僧侶のことを「住職」といいますが、お寺に「住んでいる」ことがすでに「職業」なのです。常にその場所にいて、地域の方たちの心の拠り所となり、皆様の役に立つ。そのために存在するというのはすごいことだと思いました。
                   ‐お坊さんが教える「悟り」入門ー

結局は、コミュニティマネージャーなんだなぁと思ったんです。
場をつくり、まもり、そこにいつもいる、という安心感。

つくる、と決めたけれど、自分に本当に背負いきれるだろうか、本当に大丈夫だろうか、もういっそ全部やめて彦根に移住しようか・・・とか、実は心の中でぐるぐる考えていた。これを読んだときに、もう一度腹をくくれた。

やってきたこと、伝え続けていくこと、応援し続けていくと決めたこと。

いつ何が起きるかわかんないから、今、これ!って思ったことをやらないと。いつか、あのときやっぱりやっていたら良かった、と、私はきっと思うから。

「やって後悔しても、やらずに後悔するよりはマシ。同じ後悔、なら。」

この気持ちは、15年前から全然ぶれてない。
やらなきゃいけないことも多いけど、取捨選択しながらがんばるんだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?