大阪・1000円以下のパフェ③白泉堂さん「駄菓子と喫茶店」
繁華街に背をむけて。下町の商店街・ワンダーランドへ。
地に足をつけて、いざゆかん。
大阪・プア充のパフェのみち。
白泉堂さん
ほんとうにあるのです。
おとなのひみつ基地のような喫茶店。
ここは白泉堂さん。「花とゆめ」は白泉社ですよ、念のため。
駄菓子屋さんの奥には喫茶店が！
大阪市城東区今福西1-9-27
9:00~17:00 日曜休み
(城東商店街)
もより駅は……
●Osaka Metro (大阪メトロ) 今里筋線・今福鶴見緑地線…蒲生四丁目駅…徒歩約５分
城東区・蒲生四丁目は、通称「がもよん」
大阪市の東側は空襲の被害もすくなく、むかしの下町が残ります。
がもよん近くの城東商店街。
お城の東。ざっくりすぎる大阪城の東エリアです。
ドラッグストアの小道を、ひがしへ。
白泉堂さんは、駄菓子と喫茶。
ふたつでひとつ。バロム１
アーケードにつつまれ建物の全容は、まったくわからない。
はじめてのかたは、現在・過去・未来・迷い道くねくね必至です。
オヤツタイム喫茶軽食アイスクリーム
巨大な黄色いキャラがデンと立つ。
キョンシー(中国のおばけ)のようにお札がペタペタと。
著作権ウンヌン、いやこれは。
これはメニューの柱なのです。
新しいのはこれくらい。
ひるまず勇気をもって入るのだ！
みんなだいすき駄菓子。アイスクリームや、なんと いかやき も！
こころがゆらぐ。
泣く泣く、いかやきは別の機会に。
まとめられないほどのオヤツが山もり。店内を見てるだけで日が暮れます。
店主のおじさんに「早よ帰りや」と言われそうな雰囲気。
オヤツタイム。オヤツの時間。
看板に偽りなし。
1970年・時間ですよ！
駄菓子屋さんの奥に進みます。
喫茶と書いてあります。突破！
オレンジの観音開きです。扉の名前がわからない。
荒野の少年イサムに、でできたコレ。
「いらっしゃいませ。どこでもどうぞ」
ママさんの声。
1970年代に来てしまった。
大阪万博の、あの時代。
カウンターの先客のおねえさん、ひじをついて、タバコをプカリ。なんともアンニュイ。
このストロー立て。まだあったのですね。横には割りばし。
いかやき のある駄菓子屋さんに、かくれて奥が喫茶店とは。
よもや気がつかず。今年、上半期の大発見です！
惑星のような軌道。まぁるいライトに弧を描くカウンター。まるいフォルムと宇宙のような暗い店内。
洋風の建物や内装と交代する時代。
店内に、海亀の剥製がありますね。
これは新築・開店のお祝いで縁起物です。亀は万年。わが家にもあります。
1980年ごろまでの慣習でした。
現在はワシントン条約で禁止されています。
あずきパフェ450円
缶詰の白桃。久しぶり。あんことバナナがおしげなく。
過剰にグラスを越えないクリームやフルーツ。余計な装飾なし。
あんこは自家製ではないだろうか？
妙な甘さはなく、ビニールや鉄の味もしません。
いまのパフェは高層ビルのよう。
野口英世先生も三人ぐらいお連れしなくてはならない時代。
そんなキラキラしたお店やパフェは、リア充のみなさまに おまかせいたします。
わたしはプア充をゆきます。
と、いきごんで白泉堂さんで、いちばん高いパフェを頼んだつもりがまだ上がありました。
◆あんみつソフト500円。
見逃した。修行が、たりません。
このあずきパフェ。ソフトクリームとアイスクリーム、けっこうなボリューム！
これは、濃厚でおいしい。駄菓子のアイスではないような。
神戸六甲牧場特製と書いてある！
神戸六甲牧場特製ミックス使用
もちろん駄菓子屋さんの定番ソフトもあります。
◆なつかしい あいすくりん100円
あんこも「自家特製あずき」の文字を確認しました。
白泉堂さんは、そのへんのカフェにも匹敵する、おいしさです。
大満足！
アイスだけは裏切りの街角。
来た甲斐があった。HEROになるとき、それはいま。
再訪決定です。
習字の作品やら、きんぎょの水槽。地図もある。ペパーミントの長椅子は病院のよう。おちつく空間。
壁面は博物館のようで、ブラウン管テレビが、にあいそう。
かつては、みんなでワイワイ。
テレビ喫茶店だったのかも。
ごちそうさまでした。
鏡広告もありました。
ぴかぴかの。
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「建物」の日
いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに
さいごまでお読みくださり、
ありがとうございます。
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