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連載企画-参 花鼕論 - 甦える心

週間茶花と銘打ちながら、乾いたキーボードを3ヶ月ぶりに叩き始めた。梅雨の夜露ほど、渇いた心身の隅々までを潤す現象を自分は知らない。
あまりに雨音が居心地よいせいか、急に花鼕論を綴ってみたくなった。

青楓や山野草の成長がひと段落を終えると、
あれよという間に、紫陽花の惑星にでもなったかのような霧がかりの中で、青系統のグラデーションがまるで映画の世界のように出現する。

この先で待つ燃え盛る夏を予感させるがごとく、冷静な種々なる青の色づかいを自然界のマエストロは、巧みに演出しているかのようでもある。

幻想的な紫陽花の群生地

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