神経心理科医の先生と
さて、この先生のところで息子3を数回見てもらった。よくわかってなかったのだが、どうやら息子3の発達のテストをしていたようで、結果を聞いてきた。
女性の若い先生で「神経心理学・サイコセラピスト」と名刺に書いてある。ヒジャブをかぶっていて、話すのがとっても早いという印象。回転が速い~~~
WISC-Vの検査の結果
・息子3は、ADHDに当てはまる要素が多々ある。
(両親から見て、学校から見て、この先生から見て判断している)
・自閉症については日本で育っていた時もあり、判断しかねる。要素がないわけではない。
・「集中できない・集中が短い・続かない」特性が強く出ている。耳からの情報に集中するのが特に苦手。何かを始めたりやめたりするのが苦手。(まさに日常生活に出ている)相手の気持ちを推し量るのが苦手。(相手の物を大事にできなかった)そおっと行動するのが苦手。(ドアの締め方が雑)
・そして、逆のことを言ったりやったりする面は見られない。(これにも結構困っていたが、最近落ち着いてきた??)
・このところ「社会的な態度などが改善している部分がある」点からしてADHDではないと思われる部分もある。(ADHDなどそのままでは良い方に変化しないらしい。)
・とにかく自信がない。自己評価が低い。集中力が低いこととこの自信のなさがのびしろを狭くしているかも。だそうだ。…!
ということで、検査結果と考察をもらった。
この後、他の医者さんと協議しながら見ていくそうだ。
ADHDと出たら出たで学校に知らせて、多分そのトレーニングなどに参加することになりそうだ。
親としては、子供がADHDとなると、複雑な気持ちはある。
こちらでは、私と夫とではどちらがADHDっぽいの?と聞かれたことがある。遺伝すると考えられているからだ。どちらかというと落ち着かないのは私かなあ。夫は夫でデコボコなところはあるけれど。どうでもいいけど、それももやーっとする。
まあ、ADHDでもなくても、幼少期は本当に育てづらい子どもだった。(今も)子育てに疲れ果てたと言っても過言ではない。大の大人二人がかりでもキツイくらいだ。しかも、まだまだ育て終わってない。
優れているところと足りないところのうち、特に社会性に足りない部分が多く、そうなると周りの人とうまくやっていくことができなかったりする。そうなるとこの後苦しみが多くなってしまう。友達関係もそうだし、先生との関係ももちろん。また、家では他の兄弟ともうまくいっているとはいえない状態。
診断されて、周りに伝えて、非常に苦手で元からできない部分があるということを知ってもらえれば、本人も周りも楽になるかな?そして、苦手を補う技を身につけていけば、変わるんじゃないかと思っている。本人のためを思うと、診断を受けて、対策を取る方がいいと思う。この子がもっと楽に生きて行けるように、トリセツは必要。
また、2次被害のように「自信をなくしてしまった」のは、この子の発達で元々苦手だったものがあったのに、他の子と同じように扱いすぎてしまったせいだと思う。もっともっと小さい時「変だな?」と思ったあのとき、調べたりしてみればよかったかもしれない。親の態度が固かったかもしれない。うーん。でも、親も本当に余裕のなかった近年、タイミングも悪かったな。こちらに余裕がなさすぎて、待ってあげたり、対応を変えたりなどはできなかった~。あーあ!もしかして、そのせいで、元々持っていた特性を悪い方向に引き出してしまったかもしれない。あーあ~~~。
でもとりあえず、今できることを
まずは、日常生活でスムーズでない部分についてあぶり出し、どんな方法をとるか考えてやってみようと思った。指示については確認するとよいらしいし、しっかり目を見て話すことが大事と言われた。
どんな結果が出るにしろ、
もっと日常生活をスムーズに送りたい。
もっと兄弟の絆を深めたい。
もっと自信を持たせるようにはげましたい。
と思っている。
…実践あるのみ!
ということで、また、書きます。