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生きるとは、呼吸する、 意味を大切にする、勇気を出して学ぶ。 SALASUSU CEO青木健太の死生観

ライフミッションは
「前向きにワクワク生きる」人生を、アジア~世界の全ての人が送れるように

2002年、東京大学在学中にかものはしプロジェクトを共同で設立。
「子どもが売られない世界をつくる」NPO法人かものはしプロジェクトで、人身売買の問題に取り組む。
2018年、ライフミッションを達成するために独立し、
NPO法人SALASUSU共同を設立。
SALASUSU: https://salasusu.com/


「ものづくりを通したひとづくり」を活動コンセプトに、
独自の教育プログラムを開発し、そのプログラムを
カンボジア全土、そして世界に広めるべく日々奮闘中。


そんな青木健太さんの死生観とは...

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半年後最期を迎えるとした設定で
大切にしたい価値観

「いい人生だったと思う」を大切にしたい

死ぬ瞬間の余命半年はどういるか、どこにいるか、
誰といるか、わかんないなぁ。
家族といるかも、病院にいるかも、農村にいるかも
その時を大事にしたいし、
どんなタイミングでもいい人生だったと思えると、
今なら思える。


社会的成功といい旅(個々の達成感)は
あんまり関係ないかな。

Qいい人生はどのような人生?

前職から独立するときに、15年間を皆で振り返ったことがある
付箋200枚くらい使って振り返った。
見返すと、事業自体で成果は出なかったと悔しいような気持ち。
一方で、いい旅だったなぁという自信もあった。
仲間と一緒に立ちはだかる壁に立ち向かっていった。
何が充実だったのか。

文化祭と同窓会が好き。

何か大きなものを信じて仲間とがんばれたことが誇りだった。

振り返ると、文化祭と同窓会が好きで、
今も文化祭前夜のように働くことが好き
そして、同窓会でその時の思い出を振り返ることも好き。

呼吸が苦しくないを大切にしたい


師匠が「息できているか?」と声かけしてくれることがある。
呼吸がしっかりできている=そこにいる、つながっている こと。
ここにあらずの時に呼吸が浅くなることがある。

呼吸という医学的な話だけでなく、
比喩的なことでもあるかもしれない。
緊張やストレスで平常の思考ができてない的な。

さらに深掘ると、身体感覚を大切にしたい、ということ
食べたくないご飯や飲みたくない酒を、食べていることがあるよね?
体が良い反応を示してないサインで、これが呼吸できていない
ってことと近い部分がある。

ちょっと軽く逃げた問題が
後から襲い掛かっていることがある

Q呼吸が苦しいと聞かれて、具体的な言葉?


昔は今より多かった。
なんとかしないと、理想の自分に追いつきたい、
リーダーなら落ち込んじゃダメだって気持ちから。
そうすると肝心な問題、本質的な問題、今取り組むべきこと
を見逃してしまうことある。

その、ちょっと軽く逃げた問題が
後から襲い掛かっていることがある

他人のせいにできたら楽なんだけど、自分が逃げたことだから
なんも言えない。
自分へのダメだし、
今はだいぶそういったことが少なくなった

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https://asenavi.com/archives/19798

半年という期限が丁度いい


死ぬまで半年という感覚がちょうどいいかも
明日死ぬかもは脅されている感覚になる。
半年と言ってもらえたのはよかった。
死ぬことは考えるだけでもエネルギーいる。

メタ認知するためのコツ
身体感覚で異常を覚える
自分で完璧主義や理想像を手放した、許した、諦めた

Q 呼吸が苦しい時のように、
緊張やストレスで平常の思考ができてない状況をいち早く察知
できるように気をつけていることは?

まともに答えるならメタ認知できるか、ハッと気付けるか。
それを言語化できるか。
気付かないと落ち込むことに落ち込むスパイラルにハマる。

メタ認知するためのコツ
身体感覚で出る異常を覚える。
例えば、月曜日の朝一の感覚、食事美味しいか、家族と話している時どうか
身体の異常サインに気づく

完璧主義や理想像を手放した、許した、諦めた

良いリーダー理想のリーダーになろうとしていた時は苦しかった
例えば、連続コンボをしていて突然途切れるのが怖かった
感情の浮き沈みはあってもチームの役にたつと学んだ
キャリアを降りてはならないっていう前提条件を見直す必要があった

人が変わっていくことが自分には癒しになる

Q 死生観を言葉で表すとどうですか?

A 「死生観」という言葉を久しぶりに聞いたのだけれど、
自己紹介の中に、自分から「死ぬ」という言葉を言っていた、
在り方、いい人生だったなと思えることは改めて大切だなと感じた

自分は仲間が、ライフスキルを身につけて、
エンパワーメントされていく、いきいきと自分の未来を語り始める。
そうやって人が変わっていくシーンを見ることが好き。
それは自分にとって生きていて良かったとか、
もっと言うと癒しになっている

原体験として、家族に何をやっても
どうにもできないという体験があった。

だから他人でも、何か介入することで
より良い人生になるってことは非常に嬉しいし、自分には癒しになる。

今は、自分のルーツや価値観をわかっているので
余裕を持って見ていられる。
生きるのが楽になった

文化の違いを埋めるヒントは、
違いをそのままで受け入れる
教育の持つパターナリスティックな部分に自覚的に

Q 海外でカルチャーの違いをどう埋めるか、工夫をしていることは?

A カンボジアに来て知り合った人が亡くなることがある
日本よりも死が身近。
ある従業員の話。
家族が病気になって、いよいよお看取りをしていかないと
いけない時期に差し掛かった。
在宅ワークに切り替えて、家族で無事に最期まで診ることができたが、
最期のタイミングについては、お坊さんに聞いていた
と知り、看病は死を受け入れるステップでもあるはずだから選択肢としてはありなのかなぁと。

これらの前提をもとに2つ思った。

①違いをそのままで受け入れる。
違いにはびっくりする
いいと思っていることが違うから。
だけど、劣っているとかではなく、ただ違うというだけ。
違うということを好奇心・リスペクトを持って接することができるか。
自分の場合は合理性的に考えて、その違いに至った理由を考える。

教育の持つ暴力性に自覚的であること

とはいえ、悩む。
to beを押し付けることもある
客観的に教育を持って押し付けるな、
気を付けないと植民地的になっていくこともある
教育の持つ暴力性があるが、
考え抜いて哲学を持って、向き合わなければいけない。
相手の尊厳を大切にしながら

アカウティビリティがなくても
レスポンシビリティを持て

Q 暴力性がありながら、教育を進めていく、その覚悟とは?

A 誰かが意図していたり、意図していなくて、とかではなく
努力して今ここにいるわけではない
日本の教育でいろいろなものを受け取ってきたなと感じる
哲学・信念を持って、向き合う
あの時の教育が意味のあったと感じれられない
アカウティビリティがなくてもレスポンシビリティを持て
自分の覚悟はちょっとで、多くの人の覚悟に上にのっている


生きるとは?
呼吸する、意味を大事にする、
勇気を出して学ぶ


3つ
1。呼吸する 
自分を大切にしているか、自分とつながっているか

2。意味を大事にする。
自分が決めた大事にしたいことを大事にして歩む、主観的なことかもしれない。価値と意味の違い、社会からの価値はどうでもよくて(二次的)、経済的な価値を出す=いい、これではないのかも。生きていく手段としてはあるが、意味を大事にすることの方がいい。
成功は価値の最たるもの。縛られすぎずに、主体性を発揮して、

3。勇気を出して学ぶ
生きると学ぶは裏返しにある、カンボジアに来て、相対化できるようになった。

↓ぜひ動画をご覧ください!↓


青木さんが代表を務めるSALASUSUへの支援の形は色々あります。


編集後記


実際に事業をしていく中で、沢山の意思決定をしてきた
経験から紡ぎ出された言葉の重みを感じました。
また、1つ1つの質問にも、しっかりと考えてから
答えてくださっている姿が印象的でした。
今後の活動も応援しております!!!!

執筆者紹介

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