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障がい

訪問ありがとうございます、ハルヤギです。

子どもが学校で
「おまえ、障がい者じゃね?」
とクラスメイトから言われたら。

またそのような場面を見聞きし、親である自分に話しをしてきた場合、どう答えてあげたらいいのか。

「誰が言ったんだ!?そんなわけないだろ!」

と、とっさに怒りを露(あら)わにするのか

「そんなことない。」

とは言ったものの、思い当たるふしが無いわけではなく、子どもと一緒に不安に駆られるのか

それとも、すでにハンディキャップを抱えているという事実を、クラスメイトの思わぬひと言に従うカタチで、伝えてしまうのか。

時として子どもは残酷であり、アルことナイこと平気で言ったりします。

僕も思わず子どもの頃を思い出しますが・・

いずれにしても「障がい者」及び「障がい」というものに対する一般的認識は、どうしてもネガティブに傾いてしまいます。

"ありのまま"を認識するのは、大人であるほど簡単ではなくなり、知ったつもりでいることも危険を伴います。

人は無意識に普通という多数と比べ、平均という中間と比べ、皆が出来るのに自分だけ出来ないとなれば嘆き、社会の仕組みや環境に多少なりとも適応することが出来なければ、つい閉鎖的になってしまう。

つまり、これは仕方のないことなのですが自分自身を単体として見つめることができず、どうしても比較でしか見当をつけられずにいます。

だとしたら、記憶力が非常に長けている人や、計算力が並外れて優れている人、生まれつき身体能力の高い人や、はじめから"出来る"人、共感覚や特殊能力、そんな天才肌の人からすれば、**われわれ凡人は皆、障がい者とも言えるわけです。 **

しかしなぜか多数の凡人と比較して、劣っている場合のみ障がい者というレッテルを貼られてしまう・・

やはりそれは少数を、劣勢を、それを受け入れまいとする社会の習性が「見えない壁」となり、立ちはだかっています。

そんな社会に対しての障がいとも、捉えられるんじゃないでしょうか。

もちろん良い意味での開き直りや受け入れ、レジリエンス(逆境力)として活力へと変換する人もいます。

逆に現実逃避を施したり、自分自身ですら気がついていない人もいます。
※卑劣な心

そもそも障がい者という括(くく)りを定めようとするとき、そのための線引きは非常に難しい、難しいというか正式には無理。

社会からいくら障がい者と言われる人であっても、精神的自立ができている人はきっとたくさんいる。

その反面、健常者であろう人でも精神的自立ができていない人なんて、いくらでもいます。

むしろ精神的自立ができていない人こそ、障がいを抱えている、と言えるのかもしれません。

「障がい者」に限ったことではないですが、社会的認知と当事者を含む個々による解釈の差異は、必ずしも小さいものでは無いものと感じています。

このふたつがうまく噛み合わないからこそ難しいのであり、偏見というものの見方は、いくら顕在的に修正を図っても、観念が大半を占めているため、なかなか取り除くこともできません。

だからこそ線引きのできないもの、ひと括りにできないものとして、個々の解釈を固定化せずに、折に触れては考え直していく必要があるのではないでしょうか。

そうじゃないとヒトやモノを通して様々なイノベーションが起こりうる、人工知能やロボット技術などの革新が目覚ましい現代において、ひとつの解釈だけでは、対応しきれないのは明らかです。

さて、冒頭にもどります

多感な時期の子どもから、このような難しいテーマの話を投げかけられた場合、その親は、時として感情を用い、それを掻き消そうとしたくなります。

その気持ちはわからないわけではありません、、

しかし頼りにすべき大人が取り乱していたのでは、肝心の子どもは、じっくり考えることなど出来なくなってしまいます。

たとえどんな行動や言動、どんな容姿であったとしても、それを「個性」と呼ぶのは簡単ですが、あえて正しい答えというものがないテーマとして、まずは冷静に、「一緒に考えてみよう」というスタンスで、意見の交換を促してみる。

結論を急がず、子どもに理解できる言葉を用いて、そのような導きをしていくことは、子どもの観念を拡く、大きなものと成長させていきます。
また親の成長のためにも、とても大切であると僕は思っています。

モノゴトを見たいように見、関わりたいように関わる、それがヒトの習性であり、それを決めるられるのは、もちろん自分自身だということ。

このことも忘れないようにしたいです、

ありがとうございました。

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