対話


もうすぐ現職では下期と通期の人事考課の時期です。最初に自己評価と異動希望有無を所定フォームで入力、そのあとで毎回事前面接(希望者のみ)と結果フィードバックの面接があります。

今までは事前面接を「希望あり」にしていましたが、今回は初めて「異動希望あり」「事前面接希望無し」にしました。理由は、自己評価で伝えたいことは全て文章で記載できたこと、異動希望とその内容は上期に伝えて変わりないこと、そして面接自体がもはや時間の無駄としか思えないからです。

本当に謎なのが、現職で「面談」や「ヒアリング」の意味を理解している人がほぼ皆無なことです。「意見を言う場」はあっても決して「聴いてもらえる場所」はなく、こちらがどんなに筋道を立てて説明しても暖簾に腕押し、馬の耳に念仏。その場では聞いているようなそぶりを見せても、後で再度話すと全て忘却の彼方。

12/24の記事↓にも書きましたが、管理職との面談も職場集会のヒアリングも、現職は全てがそんなです。時間と労力をいくら費やしても全くなしのつぶてで、毎回無力感しか残りません。だから職場集会もほぼ出なくなりました。 

10/22に書いた通り、こんな環境しか知らずに何十年も過ごしていると「鈍感力」に脳内を埋め尽くされてしまい、人としての想像力すら失ってしまうのでしょう。

そしてそんな頭で生産性とかイノベーションとか、社内の声にすら聞く耳を持てない会社に「ソリューション事業」とか、もはや悪いジョークにしか聞こえません。

結果待ちの外資の面接(2次か3次の英語面接でした)では自分のマネジメントスタイルとして、「fairness(公平性)」「transparency(透明性)」「dialogue(対話)」を上げました。そして「自分の強みは?」との質問には、「パワハラや虐待を長く経験したので人の痛みがわかる。チームや社会の誰も取り残されないよう気を配っている」と答えました。それで何とか通過したのは既に書いた通りです。

現職のこんな非人間的な環境を一刻も早く抜け出すべく、今週また別の会社と面接です。

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