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2052年私たちはどんな暮らしをしているか。

2022年は2052年だと思って生きて行きます。

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一見『??』な文章ですが、これが私の新年の抱負です。
 未来の事を考え続け、その未来世界のことを見つめ続けているとその未来の臨場感が高まり、脳みそはその未来を当然の如く認識し始めます。(このあたりの詳細も後日記事にしたいと思います。※スピリチャルでは無いです。脳の機能を上手にハックしていく、そんな感じです)
 なので2022年はとにかく『脳みそを未来漬け』にする、そんな年にしていきます。妄想じゃないです、至って真面目に、そして緻密に未来を描き切るのです。未来のことを考えていると無限の可能性がある気がして楽しくなってきます。最近常に考えているのは『今から30年後、私たちはどんな暮らしをしているのか』です。そんな中、今私が実現したい新しい暮らし方について、本日は書いて行きたいと思います。

これまで暮らし方はどのくらい変化した?

 暮らしの中でも今回は『住宅の在り方』に焦点を当ててみようと思います。暮らしを構成する要素として考えられるのは、”衣食住”に代表されるような「住まい」「食事」「衣服」に加えて、仕事だったり趣味だったりと多岐に渡ります。その中でも『住まい』つまり『住宅』は暮らしのコアであると多くの人は考えていると思います。
 そんな『住宅』ですが、過去から現在にかけて実はあまり大きな変化が起きていません。高度経済成長期に東京圏の人口が急激に増えてきた際に、東京都と東京都住宅協会(のちの東京都住宅公社)、日本住宅公団の3者によって大量の公的住宅が建築されました。この時の住宅の多くは賃貸を前提とするものでした。一方で昭和30年代後半から経済成長による所得の向上と生活様式の変化(核家族化の広がり)に伴い政府による”持ち家政策”が進められてきました。
 そうなんです、賃貸か持家か、この住形態は高度経済成長期から今に至るまでずっと日本の住まいの在り方として変化してこなかったのです。基本的に住まいは”誰かの家を借りる”または”自分で家を持ってそこに住む”以外の選択肢はありませんでした。
 ここで日本の借地借家法についても簡単に触れておきます。日本の借地借家法は、非常に借主に有利な法律となっています。どのくらい有利かというと、普通賃貸借契約が成立している場合、どんなに貸主が借主を追い出したくても双方の合意なしには決して立退できません。また極端な事をいうと2〜3ヶ月家賃を滞納しても直ぐに立ち退かせることはできず、訴訟等の手続きを踏んで行かないといけません。そしてやっと立退の合意が出来たとしても、立退の際に貸主が借主に対して明け渡し協力金を支払うなんてことも日常茶飯事です。とにかく住む場所の確保について、非常に強く守られています。とはいえこれは当然のことだと思います。住む場所こそが生活の軸であり、最も守られるべき対象の一つであると言い切っても問題はないでしょう。
 しかし長年変わらない形態及び守られるが故の既得権益の発生など、ここにはいくつかの問題が潜んでおり、この問題を解決する事が未来の暮らし方につながると私は思っております。

自由な暮らしを阻む問題とは

 前述した問題について。おそらく誰もが経験した事があることだと思います。それは『とにかく不動産を借りたり買ったりすると、手続きは複雑だし、お金はかかるし、一体これはなんやねん!!』ってやつです。例えばマンションを借りようとすると、敷金1ヶ月、礼金2ヶ月、仲介手数料1ヶ月、その他火災保険など諸々…。
引っ越す際は家賃の6ヶ月分を初期費用として払わなくてはいけない、、、。中古マンションを買うにしても、購入価格に加えて、仲介手数料や登記費用やローン手数料、管理費修繕積立金だったりとこれもまた何だかんだ200万〜500万くらいの経費がかかってきます。
 いやいやいや、引っ越すのにお金かかりすぎでしょう。そして手続き多すぎでしょう。しかし業界側からすると過去からずっと同じ慣習だし、とにかく色々理由をつけてもお金を払わせても、他に代替手段が無いから結局、顧客は泣き寝入りするしか無い、とわかってやっています。

好きな時に、好きな場所へ、好きな空間で暮らす

 もっと気軽に、もっと自由に色々な所で暮らしたいのに、一度引っ越しをするとなると何十万円もお金がかかってくるのでは、当然”定住”しか選択肢がなくなってしまいます。もちろん定住したくてしている人は、良いです。しかし制約がなければ色々なところで暮らしてみたいという人は一定数いるのでは無いでしょうか。かくいう私も社会人になって5年経ちますが、すでに5回引越しをしています。金銭的な制限と様々な煩雑な手続きがなければもっと引越しをしたいと思っています。なんで引っ越しをしたいのか。端的に言うと、今住んでいる場所に飽きてしまうから。加えて、新しい場所での暮らしに胸がときめいてしまうから。この飽きとトキメキの因子によって私は引越しという行動を繰り返しとってしまうのです。だからこそ私は『好きな時に、好きな場所で』暮らせるようにしたいと思っています。
 『好きな時に、好きな場所』で暮らすなら、アドレスホッパーになれば良いんじゃ無いか、そんな声が聞こえてきます。アドレスホッパーも最高です。気の赴くままに身一つで各地を転々として暮らす、まさに理想です。近年だとADDressさんやHafHさんなど家を持たない暮らしをするためのプラットフォームが非常に充実しています。そしてその利用者は年々増えていっていると聞きます。
 だからこそ、だからこそ、もう一つだけ私はわがままを言いたいと思います。それは、『自分の部屋も持ち運びたい』。これです。身一つで移動できる気軽さは、繰り返しますが、最高です。行く先々で、新しい空間に身を投じランダムネスな出会いを楽しむ、最高にエキサイティングです。エキサイティングなのですが、私の性格からすると、自分の空間に引きこもりたいという瞬間が来てしまいます。アクティブに気ままに色々な所に行きたいけど、やっぱり落ち着くのはマイホーム。どんなに旅行が大好きでも、やっぱり家に帰ってくると『ただいま〜』と言いながら自分のベッドに飛び込むマイホーム感。このマイホーム感を持ち運びながら、移動して暮らせるなら本当に最高だな、そう思っています。

だったらその暮らしを自分で創ろう

 この”マイホーム感”を得る為にどうすればよいのか、私は”キャンピングカー”から着想を得ました。キャンピングカーなら自分の空間を持ち運べるじゃないか。そう思って2021年は複数回キャンピングカーのレンタルをして、暮らしとして使えないかの実験を重ねてきました。そこで思ったのは、非日常使いとしてのキャンピングカーはとても新鮮な体験で面白い!という事でした。ただどうしてもそれは非日常だったのです。なぜ、そう思ったか。キャンピングカーの旅から帰ってきた私は、自分の家についた途端、安心感がわき「ただいま〜」と言いながらベットに飛び込んでいたからです。私が創りたいのは”日常”の暮らしです。自分のプライベート空間を持ち運ぶ為のアイディアとしてキャンピングカーは非常に適しているのですが、現状のキャンピングカーそのままだと、日常生活を送る上では、どうしても不便が生じてしまう。それは水回りだったりちょっとした空間の作り方だったり、様々な事がいつもと少し違って我慢しなくてはいけなくなってしまうのです。日常生活に我慢は不必要だよな、明らかな我慢がある生活は世の中に広がらないよな、、、と思い続けてきました。
 そこで私は思いました。だったら暮らしに適したキャンピングカーを自分で作ればよいと。社会人になってから住宅、その中でもマンションを作り続けてきた私だからこそできる日常使いできる住空間としてのキャンピングカー。日常的に暮らすとはどう言うことかを徹底的に見つめ、それを空間として実現します。例えば、普段はあまり気にならないかもしれませんが、車を駐車場などに停める時、若干車体は傾いています。この傾き、暮らしという視点で見ると非常に気になってきます。車内で仕事をする時、ほんの少し傾きがあると非常にストレスになります。だから車が停車している時は、車内が水平を保つ必要がある…等。暮らし視点でキャンピングカーを見つめると、もっとよくできる、またはここは過剰だなと思う点が色々と見えてきます。
 暮らしの為に全振りしたキャンピングカーを”My Room Car”(仮)と名づけ来年度には世の中にリリースして行きたいと思っています。それはきっと2052年自動運転が世の中に実装された時、ますますその需要が高まっていくはずです。なぜなら自動運転によって、車の形状は大きく変わるからです。より広い空間が自由に移動できるようになる。そんな世界が来ることは、ほぼ間違いなさそうです。

未来の車

キャンピングカーだけでは無い。
各地に拠点を揃えてこそ完成する『移動する暮らし』 

 私は移動する空間を創るだけではなく、その空間で暮らす為に停車する”拠点”作りも行います。生活に適した車内空間を作ろうとすると、どうしても車内には乗り切らない、載せるのは適さない設備が出てきます。その代表がトイレやお風呂などの水回りです。主にこの水回りを”拠点”で整備します。
 その拠点を私は”LIFE BASE”と呼びたいと思います。LIFE BASEはどんな所にでも作れます。例えば地方の空き家。空き家を全て改修するのはコスト的に厳しいが水回りと駐車場だけならなんとかなるかもしれない。このようにして世の中にある様々な場所を利用できるように整備して行きたいと思っております。整備した上で、My Room CarとLIFE BASEを誰もが簡単に、スムーズに使えるようにWEB周りの環境も整えて行きたいと思っております。

 しかし想いはあるのですが、プロダクトとリソースが現状はありません。もし奇跡的に本noteを読んで下さったキャンピングカーのビルダー様やご紹介出来そうな方がいらっしゃいましたらぜひご連絡ください。全国どこにでも飛んで行きます。何卒お願いいたします。

最後に

 長くなりましたが、最後に私のwant toについて書かせてください。私のwant toは『解放すること』と『新しい暮らしの創造、実践、普及』です。この『移動する暮らし』も様々な制約からの解放によって得ることができる自由な暮らし方です。それは今までにはない新しい暮らしです。そんな暮らしを創造して、まずは私が最初の実践者になります。そして実践を元にブラッシュアップしたものを世の中へ広げていく、普及させていく、ここまでが心の底からやりたい事です。ただ創るだけでも、物足りない。創ったものを他人事として広げていくのもどこか熱が入らない。自分で創って、自分で実践し、それが世の中にも必要なものだと確信したら本気で広げていく、この循環をずっとやり続けて行きたいと思います。その結果、世の中に賃貸と持家を中心とした暮らし方だけではなく、新たな暮らしの選択肢が無数に生まれてきます。そうなれば、誰もが自由に自分がしたい暮らし方ができるようになると思っています。

 この『移動する暮らし』についてはまだまだやりたい事に溢れております。このnoteでも伝えきれないこともたくさんあります。なので定期的に情報発信をしていきますので、少しでも面白いなと思ってくださった方は注目してもらえると嬉しいです!

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