見出し画像

【30年分のデータ検証】インデックス投資を上回る個別株運用ルール

こんにちは、理系リーマン投資家のシロハルです。

まず自己紹介です。

-------
▼ 自 己 紹 介
     --------
📗日経225の企業で働く理系リーマン
📗 妻と娘(👶)と3人暮らし
📗 株式投資の情報発信ではGoogleに優良記事として複数採用歴あり
📗 リアルではとある研究分野の国際的な学会などで受賞歴あり
☞データを使わせれば人並み以上に確度高い検証ができると自負しています。そして、データをわかりやすく解説します。

こんな私ですが、株式投資をはじめた理由は、仕事がいやでいやで仕方がなかったからです😂

仕事がいやでいやで仕方がなく、
「あ~、なんかもう辞めたいな…。けどお金がないと暮らしていけないし…」
ともやもやしながら解決策を模索したときに取り組んでみたのが ”株式投資” でした。

本やブログを読み漁りインプット、試行錯誤の末、米国株に確度の高い資産形成を見出し、グングン資産を増やせるようになりました

株式投資を始めてお金が増えてから心に余裕ができたことで、仕事でものびのび周りの目を気にすることなく自分らしく働けるようになり、それによって本業でも良い成果を上げられるようになりました。

近々では その成果をもとに、キャリアアップ転職も実現することができました。

「いつでも辞められる。環境も好きに変えられる」という気持ちでいると、
「働いて稼がなきゃ!」と焦って躍起になっているよりも、物事がうまく進んでいくものです。

画像2

Twitterでは反響がありましたが、
実際に、経済的に豊かになると
『人生の選択肢が増える、心に余裕ができる』

など非常にいい効果がある訳です。

そしてその効果は、好循環を生み出し、人生を幸せに過ごすために役立ちます。

私自身、まだまだ途上ではありますが、その効果を少しずつ感じているところです。


下図は世代別の平均的な貯金額です。

画像3

正しい株式投資を身に付けられれば、この辺は余裕で凌駕できます。

下図は米国株式インデックスS&P500の長期株価チャートです。

画像5

現金で持っていてもなにも変わらないものを、株式を適切に買って保有しておけばいずれ上昇相場でグングン伸びていく(更に配当も出る)ので、平均的な貯蓄額は簡単に上回ることができるのです。

私自身、投資を始める前は20代平均より資産がありませんでした。
何なら、奨学金300万円の負債がありました。
そんな状態だった私でも、投資を始めて2年後、20代のうちに、上図の「60代以上」平均値を超えました。



周りの同世代や上の世代より経済的に豊かになれば、心に余裕ができるのは当然ではないでしょうか。
兎にも角にも、株式投資で適切に資産形成しない手はないと思うんです。


--------
▼ noteで紹介した投資手法
                    --------

noteではデータに基づいた投資手法を提示しています。
前作では、半世紀分のデータを使って叩き出した投資手法を公開し、ご覧いただいた方から非常に好評いただいています。

↓ 読者からもDMいただきました。
 (励みになります!ありがとうございます。)

note3の評判2

↓ 有難いことにインフルエンサーの方々からも高評価
(サプライズ紹介いただいていました!(喜))

note3の評判1


前作『【あらゆる相場に適応】高確率で市場平均リターンを超越する運用ルール』は、ETFや投資信託の運用に当たって、データ検証の結果を基に市場平均をアウトパフォームする運用ルールを提示しています。

巷には 右肩上がりの相場しか見えていない運用ルールが溢れています。
そこから視野をグッと広げ、リーマンショックやそれ以前の暴落を含め多角的な検証を行い、あらゆる時代・相場に適応できる運用ルール
となっています。

2022年以降はボラティリティが高いベア相場になっていますが、前作の運用ルールを参考にしてくれている方は、高値圏での買付を控え、右肩上がりの相場でしか通用しない頻発する買いシグナルにも惑わされず、要所で買付できているのではないでしょうか。
次のブル相場が到来した際には、大きな利益を生み出すポジションになることでしょう。

感覚のみで語られる投資方法とは異なり、相場データから実証された運用方法のため今度も恒久的に通用するものだと考えています。



--------
▼ 今作で紹介する投資手法:個別株運用
                    --------

今作でも、もちろんデータ検証を行い、再現性が高く市場平均をアウトパフォームする運用ルールを提示していきます。
前作では、ETFや投資信託など、分散がよく効いた銘柄を対象としていたのに対して、今回は『個別株』を対象としています。


個別株は、ETFや投資信託とは異なり分散が効かず、その分リスク・リターンの期待値が極めて大きくなります。

個別株の魅了は適切な銘柄を選定できれば、それが数倍にもなるということです。

例えば、
あの銘柄を10年前に100万円分買っていたら」。
Google・・・962万円
Apple・・・1,003万円
Facebook・・・916万円
Amazon・・・1,617万円
Microsoft・・・1,013万円

これらはインデックス投資では決して達成することはできません。そんな投資ができたらなって、憧れますよね!

一方で、数多くの企業のうち、世界を代表するまで成長できる企業はほんの一人握りです。このような銘柄を青田買いで選定することは、世界的な投資家でも非常に難しいとされています。
また、個別株では個々の銘柄の業績やニュース、需給によって株価が大きく左右されてしまうため、銘柄選択を誤れば資産を大きく減らしてしまう結果になることも少なくありません。


そこで今回のnoteでは、個別株のリスクを抑えつつ、市場平均を上回るリターンを高確率で得られる条件を過去の相場データから明らかにしていきます。


特定の個別銘柄を紹介する訳ではなく、市場平均をアウトパフォームするための「条件」を、過去データを基に明示したものとなります。


したがって、「何を買ったらいいのやら」と有望な個別株を選ぶスキルがなくても、ルール通り運用し継続することができれば、市場平均を上回る可能性が高いです。
少なくとも過去30年間の相場で通用し続けた運用ルールです。


本noteの内容は簡潔に説明すると下記のような内容です。

👉 少額投資でも可能な手法
👉 個別株を運用する手法
👉 インデックスへの単純な積立に圧勝する方法
👉 感覚ではなくルール通り運用することで過去30年に渡り通用した手法


ーーーーー

noteのアプリでは有料noteの購入ができなくなるアプデがあったようで、購入はブラウザで行うことが可能です。

ーーーーー

さて、始めていきましょう。




第一章:インデックスの仕組み

------------  ---------  -----  ---  -  ---  -----  ---------  -----------

 ▶ 1.インデックス投資は個別株の集まり


株式投資におけるインデックスは、個別株の集まりです。

S&P500であれば、財務健全なセクターを代表する企業を選び出し、合計500社を集めた株価指標になります。
また、組入対象企業には最低61億ドルの時価総額が求められています。

このように分散・管理された個別株の集合体であるインデックスだからこそ長期リターンが期待できるのです。

故に株式投資では長期投資が推奨されており、その点には100%賛成します。

実際、下図通り投資期間を延ばすほどリスクとリターンは収束し、15年以上の投資ではプラスリターンが得られることがわかっています。
つまりは暴落最中に売ってしまうなどしない限りは、損になることがほぼないと言えるのです。

画像1


しかし、この考え方を個別株に当てはめてはいけません。

そもそもインデックス投資であっても、インデックスの中身の個別株は長期投資されていないのです。
インデックス内の銘柄も随時入れ替わっており、多くの銘柄は長期投資されていないのです。


 ▶ 2.株式は長期投資すべきという誤解


インデックス投資について長期投資が王道で、その点は異論がありませんが、個別株については同じようにはいきません。

下記は、コロナショック以降、超パフォーマンスを叩き出したZoomの株価チャートです。当時は勢いが凄まじく”Next GAFAM”との呼び声すらあがっていましたよね。
ほかにも、SQ,PYPL,CRWD,OKTA,DOCU,NNOX,PLTRなど非常に期待されつつも勢いを保てない銘柄が無数にあります。

画像11

このようにGAFAMのような全盛を極める銘柄はごく一部であり、その他多くは到達できやしません。

また、過去のGE、Exxon Mobil、IBM、AT&Tなどのような、全盛を極めた銘柄ですら、衰退していきました。そして、新しい勢いのある銘柄に取って代わられていくのが必ず繰り返されてきた歴史です。栄枯盛衰ですね。

このことから、GAFAMもいずれ衰退していくのは道理でしょう。


長期投資を推奨する投資の神様:ウォーレン・バフェットは次のように言っています。
「Our favorite holding period is forever.ー我々が好む株式保有期間は「永遠」。
つまり株式投資では長期保有が望ましいと述べています。
この発言が比喩であることに気付かず、本当に永久保有・長期保有が正解と勘違いしている投資家が沢山います。

バフェット氏(バークシャーハサウェイ)の銘柄当たりの平均保有期間は約4.5年です。全く長期保有ではありません。
銘柄を決める上で永久に財務健全で成長が継続される銘柄を選びたい、という理想を語っているに過ぎないのです。
財務の健全性や成長の見通しが悪くなるなど、各銘柄の保有理由(ストーリー)が崩れれば売り払い、別の銘柄に入れ替えていくことをしているのです。


つまり、個別株への投資においては、真に長期投資するとリターンが得られない(インデックス投資に劣後する)可能性が高いのです。


ここから先は

12,361字 / 16画像

¥ 2,480

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?