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炭焼きのお手伝い 体験談

隣町の友人Mさんという女性が、廃業になる木炭屋さんを継ぐことになり、今日は見学という名のお手伝いに、午前中だけ夫婦で行ってきました。

木炭って私はあまり身近な存在ではなく、しいて言うなら、母が脱臭剤として備長炭をあちこちに置いていた程度。浄水に使ったりもしてたかしら。

炭焼きってそもそもどんなことか想像もできない状態で、現地に到着しました。

私たちが炭に興味を持ったのには、きっかけがあります。
以前展示の下見で訪れたインドネシアで、夜に「外でごはんを食べよう」と友人が誘ってくれて、行った先は屋台でした。(展示そのものは、コロナで流れてしまいましたが、、、残念)

焼きそばみたいなものを食べた記憶がありますが、路上で、何か台の上に炭を置き、その上で、炭火でフライパン調理していたのです!

炭火って網焼きとかはわかりますが、そんなのは初めて見ました!もちろん、麺はぐちゃぐちゃでしたが(笑)、何よりそのワイルドな光景に刺激を受け、サバイバル魂に火が点いたふたりなのでした。

屋外でも、炭さえあればどこでも調理ができる!と。

そこから数年経ち、まさかの炭焼き体験の機会が訪れました。将来のために炭焼き作業を覚えたいなぁと、前のめりな私らです。

視点の鋭い夫のひと言。
生産できる燃料ってすごいと思う。

、、、なるほど、確かに。

今日は焼いた炭を窯から出す作業でした。二台の二輪車に積み、窯を出たり入ったり。ひたすら細長い炭を立てかけていきます。想像より長かったですが、焼くと20cmくらいは縮む感じです。長く焼くと、折れにくいしっかりした炭ができるのですが、短くなると、今度は量が取れない。焼く時間やその辺りのバランスが、技術として必要な部分のひとつのようです。

下の写真は窯の入口。ほんのり暖かく、美術バカ的には現代アートのランドアート、もしくはインスタレーションを見ているようでした。カッコいい!

まだ作業のプロセス全部は理解できていませんが、火入れをしてから20日間ほど焼き続けるそうです。火が消えないように番をしながら。大変な作業ですね。その他、木を分割して切ったり、炭をカットして袋詰めしたりと、作業はいろいろあるようです。

その後、今度は窯があたたかいうちに、新たに木を運び入れます。これは生木なので相当重く、若者二人と夫で汗をかきながら作業。かなりな重労働です!これは明日ぐらいまで続くそうです。

その後、お昼をご馳走していただきました。炭火で網焼きの豚丼!なんと贅沢な逸品。帯広界隈は豚丼が名物で、専門店もいろいろあります。甘辛のタレの味が違ったり網焼きだったり、特徴も様々です。

今回の豚丼は、胡椒の効いたMさんの自家製タレ。最高のお味でした。タレの入った広口瓶に焼けた肉を一枚ずつぶっ込み、そのままお皿に盛ったご飯の上にどかっと乗っけてくれるという、これまた美人で華奢なMさんからは想像できないワイルドなサーブ♡ 労働後の疲れた身体に沁みました。

ごちそうさまでした。

今日は見学でしたが、できる範囲で、引き続きお手伝いしていこうと思います。まだまだ未知の木炭!魅力をもっと知れたら、またここに書きたいと思います。

この後、車で15分で行ける山の中にある温泉で、ゆるりと癒されて帰りました。お顔は煤で真っ黒(笑)。今回ばかりはマスクがあって助かりました。

皆さんにもいつか、こんなめずらし体験してもらえる機会ができたら、いいですね♡


今日も、愛と祈りと感謝をこめて♡


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