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どうして会社を辞めてスペインでワーホリしてるの?

Hola!
こんにちは、スペインワーホリ中のしりです。

こういったツールを使って
何かを書くのは初めてで、
何をどう書けばいいのか分からないので
読んでくださる優しい方がもしいらっしゃったとしてもあまり意識せずに(おい)
自分の生活の備忘録として
のんびり投稿していきたいと思います。

突然ですがわたしは
「その時にしかできないことを選択する」
ことをモットーにしています。

そもそもわたしがスペインワーホリをしている目的についてですが
特にないです。

大学生の頃にアメリカに1年留学をしたのですが、
留学先の街は昔スペイン領だった影響で
道の名前や建物の名前がスペイン語のことが多く
スペイン語を話す人も多く住んでいました。

あと、アパートの隣人のスペイン人たちと
毎日パーティーしてました。
暇だったんですね。

そのせいかその頃からなんとなーく、
スペイン語かっこいいなー
話せるようになったら楽しいだろうなー
と思うようになりました。

でもだからといって何をするでもなく、
大学生活を過ごしました。

わたしは「将来の夢」や「やりたいこと」がないのが生まれた時からの悩みで、
幼稚園の頃に将来の夢を聞かれた際は
「ケーキ屋さん」と言っておけば大人は満足する
と知り自分の夢を偽造していました。
生意気な子供ですこと。

そんなわたしに
行きたい会社や業界などあるはずもなく、
「新卒として就活という経験ができるのは今だけ」という
よくわからないモチベーションで就活し、
IT系(システムインテグレーション)の会社に入社しました。

社会人生活は楽しかったです。
芸術学科出身のわたしにとって、
ITはなかなかお友達になりにくい分野でしたが
同期や上司、お客様に恵まれ、
想像していたよりは自由に仕事ができたので
「いい会社だな」と思っていました。
(もちろん嫌なことも辛いこともたくさんありました)

でも。

でも、
常にどこか満たされていませんでした。
「(この会社で)今後何をやっていきたい?」
と聞かれても、答えられませんでした。

「好きだけど、この仕事を生涯ずっとしたいとは思えない」と思いながらも、
じゃあ何がしたいのかが分からないまま
数年が過ぎました。

その間スペイン語への興味を失っていたわけではなく
スペイン語学校の体験コースに通ってみたり、
スペイン語関連のイベントに参加してみたりしてみましたが
やらざるを得ない状況にならないと
頑張れないわたしは
なかなか継続して自主的に勉強することが
できませんでした。

わたしは
「スペイン語を学びたい」というよりは
「スペイン語を使って生活する環境に身を置きたい」
のだと気付きました。
(だからといって勉強しない理由にはならないので、勉強できないのはただのわたしの怠けです。。)

そこで、
スペイン語を使って生活せざるを得ない環境に身を置く
⇒スペイン語圏に長期滞在する
⇒ワーキングホリデー制度を利用する
という人生の選択肢が一つ増えました。

長期滞在する選択肢は他にもありましたが(※)
・他の国にもたくさん旅行に行きたい!
・スペイン語の勉強だけでなく仕事もしてみたい(というかお金必要)
・好きな時に好きなタイミングで滞在場所を移動したい
というわたしの希望にワーキングホリデービザが一番合っていました。

※補足
スペインに3か月以上(ビザなしや短期学生ビザで滞在できる期間が90日間)滞在する場合、
わたしの中の選択肢は下記2パターンありました
(他にも種類はあります)
・長期学生ビザで滞在
 →滞在希望期間中、学生であること(学校に所属していること)が申請条件。就労は不可。
延長やビザの切り替えが場合によって可能
・ワーキングホリデービザで滞在
 →1年間、対象国への出入国が可能。
30歳まで申請可能。多少の就労が可能。
延長不可。1か国に1度しか利用できない
(ビザについては非常にざっくり書いてるので
詳細は大使館公式の情報を確認してください)
※補足終了※

しかし、1年ワーホリに行くには
会社を辞める必要があったので、
「アラサーで目的もなく無職でワーホリなんて…」
「手に職もないのに今仕事を手放して海外に行っても何も残らないし手に入らない」
「同世代の友人たちはみんな出世したりやりたいことのために転職したり好きなことを仕事にしたりしているのに、
わたしは何のために何をしようとしているんだろう」

目的なくワーホリに行くことに
自分の中であまり意義を見い出せず、
数年間ずっと踏み出せずにいました。
もう本当に、禿げ散らかしそうなほど悩みました。毛量の多い自分に感謝。

やりたいことが分からず悩んだまま
社会人5年目を迎えるころ、知人に言われました。
「そのままだと君は3年後も同じことを言って悩んでいるよ」

「「「がつーーーん。」」」



その通りだと思いました。

・有限な人生なのに、悩んでいる時間がもったいない
・このまま何もしなかったら将来絶対に後悔する
・30歳までの人生に1度しかないチャンスを使わない手はない
・何より、自由に身動きがとれるのは自分の家庭もなくなんのしがらみもない今しかない
そう思いました。

そして
この数年変わらなかった
「スペイン語を使って生活する環境に身を置きたい」という気持ちを大事にしたい
と思いました。

そんなこんなで
目的なんてなくてもいいから
とりあえずやってみよう、
やってみて「ああやらなければよかったな」と感じても、それはそれで経験だ
と心を決め、会社を辞めてスペインにワーホリに行くことを決めました。

たくさん話を聞いて、相談に乗って、応援してくれた会社の上司には心から感謝しています。

スペイン語圏のワーホリ協定国の中でスペインを選んだのは
「スペインが日本から一番近かったから」
ただそれだけです。なんかすみません。

なんだかワーホリを勧めている記事みたいになってしまいましたが、
そんなことないです。

ワーキングホリデービザは結局はホリデービザなので、
「遊ぶためのビザ」です。
遊びに行ってるだけでしょ、逃げでしょ。と言う人もたくさんいます。
目的なく利用しても正直あまり意味のないものだと今でも思います。

時々「わたしここで何してるのかな…」と思ったりもします。
行くべきか悩んでいた頃と同じことを考えたりもします。

それでも、
「その時にしかできないことを選択する」ことでたどり着いた場所なので
後悔はありません。

ワーホリが終わった時に、
「あー行ってよかった!」
「あの時決断してよかった!」
と思えることをとりあえずは目標に。

五感を最大にして、今しか経験できない1度きりのこの時間を目一杯楽しみたいと思います。

とか言ってますがそんなわたしは今、
新型コロナウイルスの影響で
外に出れない生活 inスペイン 45日目です。

そりゃ長文も書いちゃうよね。
特に中身もないのに。
思っていた5倍くらい長くなってしまいました、、

読んでくださった方、ありがとうございます。

Hasta la próxima! また次回!(たぶん)



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