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一杯のコーヒーでも。


おはようございます

僕はどうしても1日の中で、
べろんべろんに自分に酔う時間が欲しくなってしまい

アマゾンで安いハンドドリップ用のコーヒーなどを買い、
毎朝、眠い目をこすりながら、コーヒーの豆をミルで弾くところから始めています

この朝のコーヒーがまた気持ちいい。
音フェチだし、もともとコーヒーと言うものに憧れやかっこよさみたいなものを見出していたので…(笑)

小さい頃、時々姉と一緒にDSでどうぶつの森をやっていました。
その時僕は、どうぶつの森やるときは、毎回欠かさずマスターの元へ行っていました。

なんかいいんですよね。
あの落ち着いた雰囲気だったり、マスターの静かな口調だったり、音楽だったり…


コーヒーは苦くて、20歳になってからやっとブラックで飲めるようになった。

それと同時にビールも飲めるようになった。

なんか大人の仲間入りできた嬉しさと、いよいよもう子供じゃないんだぞと現実を突きつけられたような何とも言えない気分になったのを覚えています。


さっきコーヒーを入れる作業は、自分にべろんべろんによるためのものだ、とも書きましたが、

実際自分にとってコーヒーを入れることの意味は、それだけではないんです。

有名なある実験のお話

ここからちょっとアカデミックな話になります。
1つ実験を紹介しますね。

ある心理学の実験なんですが、海外の研究者が、被験者に面白い課題を与えました。

被験者の前にレーズンをおき、こう指示しました。

「今からこのレーズンを、初めて見たかのように観察し、匂いをかぎ、口に入れ、五感をフルに使ってレーズンを食べてください。」

これ、意味がわからないですよね。

つまり実験者は、
地球上で、初めてレーズンを見つけた人のようにレーズンを食べろと言った、ということです。

訳がわからないですよね。だってただのレーズンじゃん。

これ意外と有名なのかもしれませんので、知ってる方もいらっしゃるかもしれません。

これは認知行動療法と言う分野の実験になります。

皆さんマインドフルネスってご存知ですかね?

本屋さんの心理学系のコーナーに行くと、結構な数の本がずらっと並んでるようになりました。

マインドフルネスっていうのは自分の思考や感情から距離を置き、飲み込まれないようにする、って言えばいいのかな。

ちょっと自信がないので本から引用させていただきます。

結構日本のマインドフルネスとかって、スピリチュアルなものとして描かれたりとか、なんだか人生の万能薬みたいな扱われ方されるんですか…

認知行動療法の専門家、ラス・ハリスさんによると、
「オープンな心と受容力と興味を持って、「今、ここ」の体験に意識的に気づくこと」
と言うものになります。

つまりどういうことかと言うと、今も過ぎ去っていくこの一瞬一瞬における、自分の思考、体の状態、周りで起こっていること、様々なものに対し、五感を使って意識的に気づくこと、ということになります。

先程のレーズンの実験も、マインドフルネスの実践法について言及したものになります。

ここで面白いのは、参加者も、
「いやただのレーズンやん」
と気づいていたこと。

そしてそれでも効果があったと言うことです。

ストレスに感じたことや、嫌な出来事、感情、思考に
とらわれてしまう時間が減った、とのことです。

ポジティブになる必要なんてない


ネガティブな人とか、僕みたいに悩みやすい人って、

ネガティブなことを考えちゃいけない!だからポジティブなことを考えよう!

って思ってもあんまり意味ないんですよね。

そう言われてできるんだったら、僕もあなたも、
とっくにポジティブ人間になってるはずなんです。

それに、そんな無理して背伸びしようとすると
かえって疲れてしまいます。

そういった「思考の内容」ではなく、
「思考に対する扱い方」を変えていった方が、より効果があるんじゃないの?

と言うことに、頭の良い人たちが気づいてくれたんです。

結構不安の強い人とか、心配性の方、ネガティブな方って、
結構同じ思考ループしてしまうことってあると思うんです。

僕みたいな就活生で言ったら、受かるのか不安だとか、面接が怖いとか、自分は何をしたいんだっけとか、

そういったことを永遠に考えてしまいます。

ですがその不安と言うのは、言ってしまえば、まだ思考でしかないはずです。
現実ではない。

その現実ではない思考にとらわれてしまい、どんどん自分が追い込まれてしまい、
かえって、望ましくない現実を呼び込んでしまっう。

そういったことを防ぐために、僕は、朝全力でコーヒーを入れています。(笑)

視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚。
全てをフルに使い、お湯を沸かし、豆を引き、ドリップし、飲んでいます。

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簡単に言ってしまえば、コーヒー飲む人はコーヒーを、朝ご飯食べる人は朝ご飯を、

もし時間がなく慌てて家を出た人は、その歩くという行為を

すべての感覚をフルに使い、全力で楽しみましょうよ。

そうすると、ちょっといい気分になるかもよ、ということです。

こんなことを書いているうちに、コーヒーも冷めてきてしまいましたが、
残りも味わいながらいただきたいと思います。

じゃあ皆さん今日も1日がんばりましょ。


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