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095 おほけなく【令和訳百人一首】

【原文】

おほけなく うき世の民に おほふかな

わが立つ杣に 墨染の袖

(前大僧正慈円)


【個人的解釈】

身の程知らずだが

辛い世の中の人々を救うために覆い尽くすよ。

比叡山に住むことになった僧である私の袖で。


【感想】

最澄が比叡山根本中堂を建立したときの歌を本歌とした首。

わがたつ杣とは、比叡山延暦寺を指し、最高の悟りを開いた仏たちを賛美し、比叡山の加護を祈願した歌。

あれまあ、時代にぴったりのおうた。

疫病は神仏に祈るのみ、って昔から決まってますからね。

おワクチン、そろそろですね。子供や障害者よりも、高齢の人たちが優先なのはちょっと頂けないですねえって感じですけども。

まあ、どちらにしろ自称・精神は子供!、自称・体はババア!実年齢は23歳の一般女性の私には、関係ないことなんですけども。

この前アマビエクッキー食べましたよ。 何のご利益もないけど、便乗便乗!


【令和に言い換え】

コロナに苦しんでる今

世界の人々を救うために、私、動きます。

アマビエより。


【備忘録】

・おほけなし:差し出がましい。身の程知らず。

・わが立つ杣:我が立つ杣。比叡山の異称。

・すみぞめ(掛詞)

①墨染:僧衣。

②住み初め

※「おほふ」は「袖」の縁語。

 

【自己評価】

★★☆☆☆

日本ってもうキャラクター文化染み付きすぎい!擬人化染み付きすぎい!

偶像崇拝!見えるものしか信じられない!あほなんか!

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