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オールドレンズで撮る意味なんて無い、でも僕がオールドレンズで撮る訳

どーも、ゆー。です。

仕事で死ぬほど失敗してきた僕がプロカメラマンを目指す繊細な人(HSP)のために無料で毎日2000文字以上記事を書いています。


あなたはオールドレンズって知ってますか?

オールドレンズとはフィルム時代に使われていたレンズのことをいうのですが、基本的にはマニュアルフォーカスのものが多く、アダプターさえあればいまのデジタル一眼にも装着できるレンズです。

でも僕はこれが好きでずっと使っています。
これを使い始めたきっかけがあるのですが、それは「友人から譲ってもらったから」です。

カメラを始めて4年目くらいになった時、僕はまだ単焦点レンズというものも知らず、ズームレンズで全て撮っていました。
「どうやったらもっとボケ感を出せるんだろう?」って思ってた時期でもあったんですね。
まじでそういう事一切調べない人間でした笑

でもある時友人が「ゆー。くんこのレンズ使ってみなよ、綺麗に映るよ!」と言って渡してくれたんです。

その時のレンズがオールドレンズ。

人生で初めての単焦点レンズがオールドレンズだったんです。
そのオールドレンズは
『PENTAX Super Takumar 55mm F1.8』と言うレンズです。

今になって思うと、その友人に「よくぞこのレンズを渡しくれた!」と言いたいです。

渡された時に撮った人生初めてのオールドレンズの写真がこちら

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場所は福岡県にある大濠公園。
もう6年前の写真ですね。懐かしい。

この二人は僕が歩いて日本一周していた時に出会った旅人たちで、一緒にヒッチハイクしたり、呑んだくれたり、野宿したりなんだかんだ苦楽を共にした二人でした。

帽子かぶってる彼がオールドレンズを渡してくれたんです。

そして、写真を撮って二人に見せたあと

「ゆー。君!この写真めっちゃええやん!!このレンズは君が持った方が良い!あげるよ!」

って言われたんです。

まじかー!!!って思ってそのままもらっちゃったんですね。

そこから僕のカメラマン人生が始まったような気がしました。




オールドレンズで撮る意味なんてない、でも僕には意味がある

ちょっと前置きが長くなりましたが
「オールドレンズで撮る意味ってなんですか?」
とカメラ講座をやっていて、僕自身良く聞かれます。

ぶっちゃけて言うとオールドレンズって今の現行レンズ(今売られてるレンズ)に比べると、描写も甘いし、オートフォーカスはないし、重いし、ゴーストめっちゃ出るし、解像度も低いし仕事で使ってても良いところなんてそんなに無いです。マジで。

なんなら、現行レンズでオールドレンズぽさなんていくらでもレタッチで表現できます。

じゃあそれでもオールドレンズで撮る意味とはなんなのかと言うと


『僕にとって思い入れがあるから』です。


「え〜」って感じですよね。
わかります。
「もっとオールドレンズならではの描写とか、逆に使い勝手の悪さが良いとか、安いからとかじゃないんですか?」
って声が聞こえそうです。

でもですね、僕はnoteの記事で、良く『物語』と『写真の厚み』の話をしています。

物事の価値ってそこで決まってくるんですね。

ある意味『執着』こそが商品になり得ると言う事です。

僕が最初にオールドレンズを手にしたエピソードを長々書いたのもその意味があります。

「オールドレンズを使ってる」と言うだけでは、『物語』も『厚み』も存在しないんですね。
ただ綺麗に撮りたいだけだったら僕も生徒さんや、カメラをこれから始めたい!って人にはオールドレンズはおすすめしません。
ましてや仕事でなんてもってのほかです。


しかし以前、家族写真を撮らせてもらったお客さんが
「ゆー。さんのその描写が好きで依頼したんです!」
と言っていただいたので、何気無くこのエピソードをさせてもらったんです。

そうするとお客さんは目を輝かせながら僕の話を聞いてくれたんですね。

その時の
「何か良くわからないけど、お互いが大事にしてるものを共有できた感じ」
が凄かったんです。

それこそが今求められてる『物語』だったんですね。

それからそのご家族は毎年写真を撮らせてもらっています。


物語こそ今後重要になって行くということは記事としても書かせてもらったので良かったら参考にされてみてください↓



もっとみんな意味のない事をやるべき

「写真を撮ってもらおう」ってなった時、お客さんは大量にいるカメラマンの中からあなたを選ぶことになります。

そうなった時にお客さんはあなたに依頼をしたいと思ってるけど「あなたに頼む言い訳」を探してるんですよね。

それは『なんとなく』とか『家から近いから』とか『色が綺麗だから』など様々ですが、全て同じ条件のカメラマンがいたらあとは

『その人の持つ生き様やエピソード』になるわけなんです。

それこそが他との差別化できる部分であり、唯一無二のものになります。

全く同じカメラとレンズを使う人はいても、全く同じ人生を歩んでる人はいないからです。

僕はそれを『意味のないこと』と言っています。
ぜひそれをもっと発信して行って欲しいです。

その意味のないことこそ今の時代求められてるんだと痛感しています。




まとめ

いかがでしたでしょうか?

・オールドレンズで撮る意味なんて無い
・その裏にあるエピソードに意味がある
・もっと意味のない事をやる

これが今回僕が伝えたかったことになります。

ぜひあなたも意識して発信してみてくださいね✨



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毎日記事を書くモチベーションになりますし、何より僕が喜びます!✨

もし聞きたいこと、疑問などありましたらコメントも気軽にしてくださいね😊

ではではゆー。でした〜🙋‍♂️

一緒に読みたい『物語』の記事↓

一緒に読みたい『写真の厚み』の記事↓


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