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いま喋っているのが何語かわかる、そんな幸せがあると思うんだ。

世の中にはたくさんの言語が存在している。

日本語、英語、中国語、韓国語、イタリア語、etc...

あげればキリがない。それに加えて、プログラミング言語のような、会話で利用する言語以外のものも数多存在している。

私は日本人で、英語も多少なりは話すことができるものの、ネイティブのように英語を理解することはできない。コミュニケーションを取ろうとしても、同じ言葉を操る者同士と、そうではない者同士では、大きな壁が存在している。

幾度となく、「同時通訳できる人がここにいてくれたら…」「翻訳コンニャクはまだ開発されないのか…?」なんてことを考えたものだ。

しかもこれらの議論で当たり前にしているが、最も忘れてはいけない部分がある。

それは、言葉を耳で聞いて、口で話すということだ。

つまり、聴覚に不自由がある人は、また別のコミュニケーション手段を取る必要がある。手話である。外国人で、かつ、手話を使う必要がある場合は、コミュニケーションの難易度がさらに上がる。

なんとも難しい問題である。

しかし、こと外国語の同時通訳に関してはまだ技術が伴っていないものの、手話を利用する人とのコミュニケーションを円滑にする画期的なプロダクトが開発された。

今日は、それについて紹介していこうと思う。

手話を翻訳してくれる手袋について

まずは以下の動画をみて欲しい。

手袋を着け、手話をすると、手袋についているセンサーが反応して、その手話が何を意味しているのかを読み上げてくれるというもの。

画期的すぎる。この技術を発見したとき、素直に「すごい!なんだこれは!」という感動を覚えた。

手話の利用者とノンストレスに会話ができる時代へ

今までの時代においては、自らが手話を学ぶか、その場に翻訳者がいるかのどちらかの方法でしか、手話者との会話はできなかった。

しかし、この手袋とスマホアプリがあることで、手話者とそうでない人がストレスなく会話を成立させることができる。

また、現在は手袋をしないと正確な判定ができないようだが、いずれはスマホのレンズ越しに会話が成立するようになるだろう。画面の奥で行われている手話の動きから、何を伝えようとしているのかを判断し、言葉にしてくれるというものだ。

喋った言葉をスマホ上に表示させることは現在の技術でも可能なので、誰でもが会話を楽しめる時代がもうすぐのところに来ている。

言語を意識しなくなる時代と、まとめ

同時通訳のシステムが開発され、日常生活の中で利用されるようになる未来において、言語を意識することがかなり少なくなるのではないかと思う。

口から発せられる言葉を、そのまま翻訳してくれる状態は、かなり先の未来には実現できるはずだし、日常生活の中で当たり前に使う日が来るだろう。

そんな中で、私たちは、自分たちの国の言葉をどのような位置付けで利用するのだろうか。外国語を学ぶことは無くなっていくのだろうか。言葉があったからこそ、概念が生まれ、価値が付随してきた。

言葉に対して何も思わなくなる時代が、すぐそこまで来ている気がする。日本語も英語も存在しない。口から発せられるのは、自らの意識しているもの。ただそれだけ。

テクノロジーの良からなぬ発展により、文化を壊してしまうことも往々にしてある。言葉の美しさを絶やさないように、本当に大切なものを見定めていきたいと思った、そんなプロダクトとの出会いだった。

しらんけど。

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