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テレアポしたくない営業マン、正直に挙手なさい。

SFA、CRM、MA、etc...

挙げ出したらキリがないが、営業をサポートするツールが世の中には多数存在している。

これらは、「いかに効率よく営業を実施し、案件を獲得するのか」という観点で生まれたサービスたちである。

弊社でもSalesforceさんにはお世話になっており、日々の案件整理やクライアント整理を大変効率のいいものにしていただいている。

さて、緊急事態宣言が明け、出社している人もだいぶ増えたのではないだろうか。今まで通りにオフィスへ出勤し、今まで通り仕事に取り組んでいる人が増えていると思う。

しかし、「東京では感染者数がまた増え始めている」なんていうニュースも出始めてはいるので、何かを見直さなければならないということもまた事実。今までよりもさらにITの力を駆使して、仕事に取り組むことが求められるだろう。

ただし、間違った方向性に改善を行おうとしてしまうのも、よくある話だ。

今回はそんな私から見て、「それ、絶対に課金するところ間違ってるやろ」っていうサービスを紹介したいと思う。

MiiTelとは

今回紹介するのは、MiiTel(ミーテル)という電話営業をサポートするサービス。絶賛バズワード中の「AI」を利用し、電話営業の会話をより最適化していくというものだ。

まあまあな大企業にも導入されているようで、その力はほんまもんなようだ。

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電話内容を定量化もしてくれるし、録音して文字起こしもしてくれるし、CRMとも連携してくれるしと、何かと便利なツール。

(ここでテレアポと書いていない理由としては、カスタマーサポートなども入っているから)

MiiTelを導入することによって、成約率を向上させたり、研修コストを削減したりと、良いことづくしらしい。素晴らしいサービスだ。

しかし、ただ便利だから今回紹介したわけではない。

テレアポって現代でもすることなのか?

今回、あえてこのサービスを紹介した理由は、「テレアポを支援するサービス」であるからだ。

正直、私個人の意見にはなるが、テレアポはイケてないと思っている。どうイケてないかという話をする。

電話は迷惑

まず、電話は迷惑であるということ。これだけコミュニケーションコストが下がってきている現代において、電話というのはかなりコストの高いアクションだと考えている。何よりも相手の時間を奪っているという観点が抜け落ちている気がする。

普段の生活においてもなかなか電話をする機会は減った。いきなり電話がかかってくると、出ないこともしばしばある。(もちろん、社用携帯はすぐに出る。)

見たこともない番号から着信があると、いったん切れるのを待ち、Googleで検索をしてから必要があればかけ直す。それくらい、人と電話で話をすることに抵抗を覚えてしまってる。

もしかしたら40代以上の方はそれほど抵抗がないかもしれないが、若手世代は間違いなく電話への抵抗を持っている人が多い。

これがテレアポはイケてないという理由の1つだ。


コスパが悪い

テレアポは、圧倒的にコスパが悪い。かけている時間に対して、獲得できるアポ数が少ない。しかも、架電をするリストの作成から行わなければならず、それらの時間も考えると、果てしない労力がかかってしまう。


架電先が自社商材を求めているのかが不明確

資料請求をしてきた先に架電をするのであれば、まだ興味関心が高い状態であると考えられるのだが、そうではない場合のテレアポも多い。

そういった場合、架電をしても断られることがほとんどであり、自分も相手も不快な気持ちになって終わる。

誰もハッピーになれない気がする。


コロナの影響で出勤している人、少ないのでは?

これは単純な疑問ではあるが、会社に人が少なくなっている可能性を考えると、架電しても繋がらないことが多いのでは?


これだけさまざまな営業手法が生まれている現代において、直接ドアをノックする営業の次にイケてないのがテレアポだと考えている。ここで述べた理由を超えるテレアポの素晴らしさを語れる人がいたら、ぜひコメントしてほしい。

MiiTelに課金するのは、果たして正しいことなのか?と、まとめ

テレアポで営業をするもしないも、会社の方針ではある。だからそこにとやかく口出しはしない。しかし、上述した理由からもテレアポ自体がそこまで素晴らしいものだとは思わない。

したがって、MiiTelが謳っている「いい電話営業」というもの自体が間違っているように感じてならない。もっと他に改善しなければならない気がするのだ。

決して、「テレアポで相手に商材を無理やり売っている」と思っているわけでない。しかし大事なことは、これからの時代に即した手法があるということだ。

なんなら、「営業はいらない」という本さえ登場しているのである。その根本にある電話による営業など、真っ先に消えているものだと信じている。

テレアポがなくならないのも、今管理職となっている人材がそれで育ってきたからである。そして、それ以外の方法でアポや案件が獲得できないから、そこに固執してしまっているのである。

類似した商材が飽和しているこれからの時代において、テレアポのような嫌がられる可能性が高いものを利用していては、きっと生き残ることができない。だからまずは、弊社のように会社の固定電話を取っ払い、嫌でも電話ができない状態を作ることから始めるのが良いだろう。

しらんけど。

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