見出し画像

【CEOインタビュー】茅ヶ崎波乗り社長の「働く」を彩るまでの歩み

こんにちは!
シッピーノ株式会社note編集部です。

シッピーノは今年で創立11年!!
10年を越えた今だからこそ、起業した背景や、ビジョンに込めた想いなどを振り返るチャンスだと思い、代表の田渕にインタビューをおこないました。

プロフィール
代表取締役 田渕健悟(たぶちけんご)
2003年に関西学院大学を卒業し、株式会社CSK(現SCSK株式会社)に入社。
新卒時代の仕事をプログラミングし業務時間を短縮。空いた時間に上司や先輩から仕事を学び、同期約200人の中で、最も自分の裁量が大きい小規模の案件を扱う部署に配属希望を出し、その部署で独立のための知識を習得。その後、2005年に株式会社ブルトアを同期と共に立ち上げ、取締役に就任。
2008年個人事業主で屋号「Webの匠」をスタートし、2010年に株式会社WEBの匠(現シッピーノ株式会社)を代表取締役として起業。


ー田渕さんのキャリアを教えてください。

もともと独立志向が高かった事もあり、新卒で伸びしろのあるIT業界に入社しSEとしてキャリアをスタートしました。

同期が200人位いる大きな会社だったので、金融システムなど100人規模の案件が多かった中、独立をイメージして小規模案件に希望をだしました。当時から、一人で任される幅が広い仕事をやっていましたね。2年半ほど経った時に、同じタイミングで独立を考えていた同期と共に、退職し、一緒に会社を立ち上げました。

ー起業願望がもともと高かったのは、何かきっかけはありますか?

起業への想いが膨らんだきっかけは、1999年にバリ島で1人の日本人女性と知り合ったことです。彼女はインターネット普及前の当時、 バリ島に居ながらにして日本企業の依頼でWebサイトの構築などを行っていて、すでにリモートで働いていました。

その時大学生だった私は、とても衝撃を受け、顧客に確かな価値を提供し感謝されつつ、バリ島生活も満喫する生き方に豊かさを感じ、それ以来「働くことも人生も同時に豊かにしていく」ことを大事に生きようと決めました。


ー初めて立ち上げた会社ではどの様なサービスを展開していたのですか?

ブロガーが集まるコミュニティサイトの運営や、広告といった事業を基盤にスタートしました。今でこそ当たり前にあるコンテンツですが、当時はブロガーが流行り始めたばかりの時期だったので、ブロガーの発信力を使っていくプロモーションというコンテンツを始めたのは早かったですね。

その後、会社を抜けて個人事業主としての活動期間を経て、法人化したのが、シッピーノの前身会社です。

ー個人事業での基盤もあり、起業直後から事業は上手く回っていたのですか?

いえ、起業当初は個人事業の延長線でWeb受託開発事業を行っていたのですが、苦悩の連続でしたね。

組織の規模も広がり、人数だけが大きく成長していく中で、毎月のキャッシュフローを保つために受注と納品を増やしていくのがやっとの状況。サービスの質は上がるはずもなく、品質はばらつき、顧客からのクレームが重なりました。新規受注を取り続ける傍ら、慣れないクレーム対応の日々で、それに耐えかねて、離職するメンバーも現れるという悪循環。

明らかに起業決意時の思いが、置き去りになってしまっているのを痛感して、これではいけないと柱事業の受託開発から真っ先に手を引くことを決めました。

それはまさに、苦渋の決断でした。

そして、事業をクラウドサービスの提供に完全シフト。すべては社員共々豊かな働き方を実現し、顧客に確かな価値を提供し喜んでいただくための決断でした。

事業のシフトは容易ではありませんでしたが、後任の会社と資本提携先に恵まれシッピーノとして生まれ変わることができました。

あの選択があったからこそ、現在私は、サーフィンやゴルフ、ランニング、釣りなど様々な趣味を、仕事同様に本気で楽しめています!

もちろん、社員のメンバーも同様に、各々がそれぞれの大切な時間を充実させてほしいと考えています。また、確かな価値を提供できるようになるにつれ、顧客からは、以前のクレームに変わり、圧倒的に感謝の声が多く届くようになりました。とても嬉しい事ですよね。

働く期間が50年とも60年とも言われる現代。私たちは、サービスやプロダクトを通じシッピーノに関わるすべての人々の働く時間を彩り、人生を豊かにすることを目指しています。

画像1


ーなぜ田渕さんにとって「働く」ことを彩るのが大切なんですか?

働くことって多くの人にとっては、ネガティブなイメージの方が強いんですよね。
自分自身の大切な時間を充実させる為に、必要なお金を稼ぐ為の手段として、頑張ること。
私は、長い時間行う仕事こそ、人生の充実度に直結していると思っています。

その働く時間こそ、趣味や家族の時間と同等に豊かにしてほしい。「豊か」の基準は人それぞれで、「働く環境」であったり、「プライベートの目標」であったり、お客様であれば私たちのサービスで生み出した「時間」なのかもしれません。シッピーノを通して、様々な人々の価値観を満たせる「働く」であって欲しい、そう考えています。


ー今後の展望は?

初めは、自分の人生を豊かにしたいという願望から始まり、起業してからは、一緒に働くメンバーの人生を豊かにしたいと思っていました。そして事業が大きくなった今では、自社のサービスを通じて、一人でも多くの方の「働く」時間を豊かにしたい、と思うようになりました。

今はECサービスを運営する方々に向けたサービスを展開していますが、今後は業界関係なく、一人でも多くの方々の「働く」時間が豊かに、人それぞれの彩りを叶えられることを実現していきたいと思っています。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?