本当の気持ちに気付かせてくれる人
自分の本当の気持ちに気づかせてくれる人ってどんな人だろう。たとえ今自分の気持ちが分からなくなっていたとしても、過去に気づかせてくれた人に出会ったことがある人は多いと思う。
例えば、自分の人生に大きな影響を与えてくれた人はどうだろう?あの時の関わり、言葉かけ、メッセージなどがあなたに影響を与えたということは、それらがあなたの心(=本当の気持ち)に響いたからではないだろうか。それは親なのかもしれない、恩師や上司、アーティストなのかもしれない。距離感や関わり方に実は関係なくてその影響を与えた人たちの在り方にあるように思う。
カウンセリングの父と言われるカールロジャーズ氏は「人間は自己実現傾向をもっている。それはある種の人間関係の中でよりよく発揮される」という信念をもっていたらしい。この”ある種の人間関係”というのが本当の気持ちに気づかせてくれる人たちである。その人たちにはある3つの特徴があるという。
3つの特徴
①一致
自分の人生を生きている人。過去や未来ではなく今やれることを全力で取り組んでいる人。本当の気持ちに気づかせてくれるだけあって、本人も自分の気持ちに気付いている。どんな欲求があって、何をしたら自分が幸せなのか。それを実践している。他人と比べたりしないし、どうこう言わない。自分がどうなのかということを意識して取り組んでいる。
②受容
相手を全て受けいれる。何を言ってもやっても、やらなくてもただただ受け入れる。
③共感
相手の内的世界を知りたがる。望んでいることや欲求も関心がある。
人間は変わっていける
上記の特徴を持ち合わせる人たちとの人間関係があれば、自分の本当の気持ちに気付いて自己実現をしていける。それに向かって行動していける。そうして変わっていける。
この3つの特徴をもっている人って何も特別な人ではなくて、自分と人の違いを認められていて、人にも自分の人生を生きてほしいという思いがあるかどうかだ。
そして応援してくれる。
改めて、人間って色んな人に支えられて生きているんだなと思う。
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