オンライン留学で使用するツールやアプリ ―オンラインで海外大学院に行こう! マガジン #43
こんにちは。
岸 志帆莉です。
このマガジンでは、「オンラインで海外の大学院に行く」というテーマで定期的に情報をお届けしています。
オンラインで大学院に通うというと、どんなふうに学習するのかイメージしづらい方も多いと思います。とくにどんなツールを使って学習を進めていくのかは事前に把握しづらいところです。
そこで今日はオンライン学習で使用するツールをいくつかご紹介します。オンライン授業ではさまざまなテクノロジーを使って学習を進めていきます。大学やコースによって使用ツールは異なりますが、私自身の経験をもとに一例をご紹介します。
学習用コースウェア(VLE)
まずはオンライン授業に欠かせない学習用コースウェアについてご紹介します。コースウェアとはオンライン上の教室のようなものです。ログイン式のウェブサイトになっていて、次のようなコンテンツにアクセスできます。
オンライン授業では、基本的にコースウェア上で普段の学習が完結するようデザインされています。必要な文献等もすべてここからアクセスできます。日々のディスカッションも専用のスペースが設けられています。
学習用コースウェアは、海外ではVLE(Virtual Learning Environment)と呼ばれるのが一般的です。あるいはMoodle(ムードル)と呼ばれることもあります。Moodleとはコースウェアの一種で、世界中の教育機関で利用されています。日本でも普及しているので親しみのある方もいるかもしれません。
電子図書館(eライブラリー)
コースウェアとあわせて学習に欠かせないのが電子図書館(eライブラリー)です。電子図書館とは、大学が保有する蔵書や資料にオンラインでアクセスできるサービスのことです。電子書籍や学術雑誌、論文、データベースなどに簡単にアクセスできます。インターネットさえあれば世界中どこからでも利用でき、基本的に24時間利用可能です。大学院で学習を進める上では欠かせないリソースなので、早い段階から親しんで活用することをおすすめします。
その他の使用ツール
このほか、必要に応じて自分たちでさまざまなツールを取り入れたりもします。具体的には次のようなものがあります。
クラスメイト間のやりとりにはチャットツールがよく使われます。コースウェアの掲示板はディスカッションには便利ですが、即時的なやりとりには不向きなところもあり、日本でいうLINEのようなアプリを補足的に取り入れることがよくあります。とくに欧米圏ではWhatsappというアプリが人気です。
グループワークの場面ではGoogle Drive等の作業用ツールがよく利用されます。世界に散らばるクラスメイトたちと協力して作業を進めていくため、クラウドツールは必須です。
クラスメイトと個人的な付き合いに発展した際は、SNSでつながったりチャットアプリでさらなる親交を深めることもあります。私も当時のクラスメイトたちとは今でもSNSなどでつながっています。
普段からなんらかのデジタルツールに親しんでいる方にとっては、いずれもすぐに馴染めるものばかりです。最大限に活用し、大学院生活を充実させていきたいですね。
オンライン留学で使用するツールやガジェットについては、下の記事でもいろいろと触れています。あわせてご参考になればうれしいです。
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