台湾で愛でる中秋の名月
中秋の名月を愛でに、台湾の海辺へ。
西の海へと沈んでいく日を受けて、刻々と変わる空の色があまりにも美しく、儚く、愛おしくて、、、シャッターをいつもたくさん切ってしまいます。
この色合いは写真には残せないと分かっていても、つい、無駄な努力をしてしまいます。
大切な家族に見せたい、こんな素晴らしい風景に、今日出会うことができたとシェアしたい。
その場、その瞬間を生きていればいいのだけれど、こう思うのも私という人間をやっているからこその感情です。
日が沈みきり、振り返ればたっぷりとした、まん丸お月様。
こんばんは、優しい銀色のきらめきが、新たに私を抱きしめてくれました。
広い空のキャンバスに、全く異なる色合いが広がります。
まるで人の心みたい、人生みたい。
見る場所、時間、その日の天候によって、全く異なるものが表れ、立ちのぼります。
その全てに寄り添うことはできなくても、思いを馳せて、心で一緒に共鳴したい、、、関われた大事な人達にも、自然にも。
こんな風に思えるようになり、ここまで生きてこれて、ありがたいことだったと、心から思うのです。
ただひたすら、私の周りにいて関わり続けてくれた人々と、自分の心に耳を傾けることを手伝ってくれたオイリュトミーに、感謝するばかりです。