【エッセイ】大好きな作家さんについて語るぞ！

敬愛するnoterさんたちが好きな作家さんをご紹介されていました。
私もやりTEEEE！となったので、便乗いたします。

夏木凛さま曰く、「好きな作家や小説家を3人挙げるだけで、その人の人柄が分かる」らしいので、この試みは自分をさらけ出すようで少し恥ずかしい気もしますね。

＜参考にさせていただいたご投稿＞

○夏木凛さん

〇あらほさん

さて、以下のお三方が、私的トップ３です！

筒井康隆

～「普通」からの脱出を可能にする～

個人的印象をもとにサブタイトルを勝手につけました。

筒井さんの短編集はエロ・グロ・ドタバタというイメージが強いです。
辛辣だったり痛快だったり、読んでいると何とも言えない気分になります。
「常識人で在るべき」というストッパーがかかってしまう自分を「普通」という枠から引っ張り出してくれるような力強さに惹かれます。

noteのクリエーターさんでは、おんどさんの作品を拝見するたび、似たような感覚にとらわれます。
類まれな文章の巧みさと、どこから湧き出るんだ？という発想力に毎回感動させられます。
いい意味で異端者という感じがします。※最大級の賛辞です。

おんど｜note

筒井さんに話を戻しますと、やはりドタバタ作品集系が好きですが、その他の系統で好きなのは「旅のラゴス」です。
コロナが流行る前、「旅のラゴス」を読みながら青春18きっぷで電車旅をしたのはいい思い出です。

言葉遊びの面白みを知った「残像に口紅を」、古典的な叙述トリックにまんまとやられる「ロートレック荘事件」など、筒井さんに文学の楽しさを教わりました。

朝井リョウ

～「普通」を徹底してリアルに描く～

「桐島、部活やめるってよ」という鮮烈なデビュー作を読んで以来、完全なるファンになりました。
大体の作品は拝読したと思います。

朝井さんの描く世代と自分の年齢が比較的近しいからというのもあるのかもしれませんが、読んでいると毎回、強烈な共感性羞恥に襲われます。
人々が日々感じているありふれた、でも決して表には出さない感情の描写があまりにもリアルなのです。
自分まで恥ずかしくなって「もうやめて！」と叫びたくなるけどページをめくる手を止められないのです。
自ら辱めを受けに行っているだけな気もしますが、やめられません。

「普通」を描くのが上手すぎると言いましたが、「普通」と認められない存在を扱った「生欲」もまた、最高です。
人間の欲望には世間一般に認められる「正しい欲望」とそうでないものがあって、本作は後者にスポットを当てています。
ダイバーシティという言葉が安易に使われる今の時代にこそ、沢山の人に読んでいただきたいと思う作品です。

朝井さんは、「時をかけるゆとり」など軽快な語り口のエッセイも出版されているのですが、これがまた本当に面白い！！
どうしたらこんなに愉快な文章がかけるんだろう……？？
圧倒的才能にひれ伏します。

noteでは、重松ジョウさんのこのエッセイを拝読したときに、「面白い文章みーつけた！」と宝探しに成功した気分になりました。
重松ジョウさんもまた朝井さんの大ファンとのことで、勝手に親近感を抱いております。

村田沙耶香

～「普通」ってなんだろう？という命題を突き付ける～

村田さんの作品は正直なところまだ２作品しか読んでいませんが、私の価値観形成に大きな影響を与えてくれました。
拝読したのは、芥川賞受賞作の「コンビニ人間」、そして「地球星人」という作品です。

どちらも非常にライトな文体でサクサク読めます。純粋に面白いです。
特に「コンビニ人間」は、私も過去コンビニでアルバイトしていたことがあるので、自分が機械になるような感覚分かるなあ～と共感しつつ読み進めていました。

ただ、次第に主人公の思考に対して違和感を抱き始めます。
なんか不気味だぞ？なんかおかしいぞ？と。

だけど、読んでいるうちにこうも思い始めます。
実は世間の「普通」がおかしいのであって、異常なのはそれを違和感なく受け入れている自分なのかもしれない、と。

物語として面白いのは勿論ですが、根本的な価値観を問いただす啓発本にもなりうる作品だと思いました。

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好きなものを語るのって楽しい！！！ね！！
もっともっと語りたいところですが、今日はこのへんにしておきます。
キリがないので。

全然関係ないですが藤井風さんの「キリがないから」置いときます。
（性癖なんですが、方言っていいですよね……）
また好きな音楽についても書きたいなあ～～☻

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皆さんのおすすめの作家さんや作品も是非教えていただきたいな……
知りたいな……♡（ちらっ）

今回勝手に引用させていただいたみなさま、ありがとうございました
心からのリスペクトと共にご紹介したつもりですが、ご不快でしたらお申し付けくださいませ><