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短編小説集

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短編小説/蛹の聲

▶pixivにて全文無料公開中です あの子がハッピーな歌をうたいたいと言ったから、わたしは学…

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砂東 塩
3年前
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短編小説『羊のルンバ』全文無料

§1 日高さんの鳴らす足踏みミシンの音は雨のようだ。雨の日に、一両列車の窓際にひとり座っ…

砂東 塩
3週間前
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短編小説『化け猫にとりつかれた女の話』全文無料

全編無料公開 〈一〉 丘の上の豪邸からのぞむ山並みが、ぼんやりと黄色く霞んでいた。 「奥…

砂東 塩
2か月前

短編小説/KINTSUGI

2年ほど前に書いたものです。小説投稿サイトのコンテストで佳作に選んでいただきました。☆全…

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砂東 塩
2年前
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短編小説『サンクゴースト』全文無料

#短編小説 #小説 #カフェ #コロナ禍 #原稿用紙15枚 1. 「また来てね」  小さく手を振…

砂東 塩
2年前
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短編小説/一億色の光

1. 幼稚園か、それとも小学校に入ってからだろうか。  はっきりとは覚えていないけれど、…

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砂東 塩
2年前
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短編小説/俺はあなたの前で泣かない

2017年。小説書き始めて半年くらいの頃に書いたものです。小説投稿サイトのコンテストで大賞をいただきました。 1.それを悔し涙と言う  小さな指で懸命に連打していたリモコンを放り投げ、俺の隣にいたチビは台所にいる母親の元へ駆けていった。彼の真一文字に結ばれていた唇は、母親の太ももに抱きつくなり大きく開く。腹の底から絞り出すような泣き声がリビングまで響いてきた。 「カケル、また負けちゃったの?」  母親の問いかけに返事をすることもなく、どこから出ているのか分からないくらい

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短編小説/空蝉

祖母が他界し、誰も住む人のいなくなった田舎の一軒家へ引っ越した准。そこへ向坂と名乗る青年…

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砂東 塩
3年前
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短編小説/Morning Dreams

【無料公開中】目覚まし時計が鳴ってもずっと夢の中。制服姿の男子の名前も、自分の名前も思い…

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砂東 塩
3年前
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短編『春霞』全文公開

春霞  綿を散らしたようなぼんやりした白が、ぽつりぽつりと点在していた。  山裾から中腹…

砂東 塩
3年前
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短編小説『夢うつつ』全文無料

眠れぬ夜 床に入る前、小指の第一関節あたりに血が滲んでいるのを見つけた。赤いが、その赤み…

砂東 塩
3年前
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短編/22.5cm【後編】

低周波治療器〈6〉  妻のパートのない日、早々に家から追い出される自分の姿が、男にはあり…

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砂東 塩
3年前
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短編/22.5cm【前編】

【後編】のみ有料です(記事単体¥100/マガジン¥800)■後編目次/低周波治療器〈6〉/低周波…

砂東 塩
3年前
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短編/うさぎ葬送曲

隣のクラスの女が死んだ。そして見知らぬアプリが起動する。 『時間は加速している。決断は早い方がいい』 秘密を打ち明けられた夜、素っ裸の両親に別れを告げることになった🐰 chapter1.葬送 校庭には名残のような夏の日差しが照りつけていた。  全校一同がただ静かに整列し、俺は前に立つゴリの背中を見ていた。視界の右からふらふらと彷徨ってきた小さな虫が、その肩口にピタリと止まる。  面倒そうにその虫を左手で追いやるゴリの姿は、後ろから見てもまさにゴリラそのものだ。 「一同

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