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    観た映画について感じたことを感じたままにぽつりとつぶやきます。 拙い表現ですので、あくまでも自分の記録用です。 ※ネタバレあります

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    読了後、ただただ、感じたままにぽつりとつぶやきます。 あくまでも自分の記録用です。 ※ネタバレあります

最近の記事

【映画のつぶやき】『怪物』※ネタバレ有

僭越ながら、ストーリー展開、構成が、流石カンヌで脚本賞受賞するだけあるなと思った。 人間一人一人の描き方はやっぱり是枝監督すごい。 なんかこの人嫌だなぁと思う人にも、 憎めない瞬間がある。 こういう、絶妙に、自分に不利益となりそうな状況を、うまい具合に嫌われないように回避するのが得意な人、いるよなぁ、とか。 ある出来事をそれぞれの人間の視点で辿っていく中で、少しずつ全体の状況、事実が明らかになっていく。 前半の内容が、途中から180度覆され、人物に対する見方が変わる

    • 中国の独立を目指す孫文と彼を支えた実業家・梅屋庄吉の生涯を描いた歴史小説。率直に、熱い…。国家なる共同体で何が起ろうと、個人という最小の関係は揺るがぬということ。歴史に名を刻む偉人であっても、彼らが偉人たり得た所以がどこにあるか。名も無き数多の人生にも想いを馳せた小説だった。

      • 2人の偶然の出会いと突然の別離、そして再会の繰り返し。育ちも性格も正反対であるものの、互いが唯一無二のかけがえのない存在となってゆく。「光のところにいてね」、恐れながら、絶妙で、見事な表現だと思う。2人が互いに対して抱く言葉でもあり、2人を見守り支えた人の言葉でもあるように思う。

        • 同じ職場で働く3人の、何とも不穏な人間関係を、"食"を通じて描く。表紙のほのぼのとしたイラストとタイトルとのギャップは意図的なのか…。食べ物や食事の描写がリアルで、総ページ数も少ないので、絵本のようにすぐ読めてしまう。読了後は、何とも言えない後味が残った。

        • 【映画のつぶやき】『怪物』※ネタバレ有

        • 中国の独立を目指す孫文と彼を支えた実業家・梅屋庄吉の生涯を描いた歴史小説。率直に、熱い…。国家なる共同体で何が起ろうと、個人という最小の関係は揺るがぬということ。歴史に名を刻む偉人であっても、彼らが偉人たり得た所以がどこにあるか。名も無き数多の人生にも想いを馳せた小説だった。

        • 2人の偶然の出会いと突然の別離、そして再会の繰り返し。育ちも性格も正反対であるものの、互いが唯一無二のかけがえのない存在となってゆく。「光のところにいてね」、恐れながら、絶妙で、見事な表現だと思う。2人が互いに対して抱く言葉でもあり、2人を見守り支えた人の言葉でもあるように思う。

        • 同じ職場で働く3人の、何とも不穏な人間関係を、"食"を通じて描く。表紙のほのぼのとしたイラストとタイトルとのギャップは意図的なのか…。食べ物や食事の描写がリアルで、総ページ数も少ないので、絵本のようにすぐ読めてしまう。読了後は、何とも言えない後味が残った。

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        • 映画のつぶやき
          4本
        • 読書のつぶやき
          5本

        記事

          数千年後の未来の人類史。国という概念もなく、全く異なる習慣、形を持つ新しい人類が集団同士、隔離した生活を送る。少しずつ明らかになる人類の過去。物語全体に"滅び"や"死"といった寂しい雰囲気が漂いつつも、常に、それらの世界全てを慈しみ愛で包み込むようなまなざしがあるのを感じる。

          数千年後の未来の人類史。国という概念もなく、全く異なる習慣、形を持つ新しい人類が集団同士、隔離した生活を送る。少しずつ明らかになる人類の過去。物語全体に"滅び"や"死"といった寂しい雰囲気が漂いつつも、常に、それらの世界全てを慈しみ愛で包み込むようなまなざしがあるのを感じる。

          【映画のつぶやき】『すずめの戸締まり』

          ※ちょいネタバレ 泣いた。 新海監督の映画はほとんど鑑賞したけども、 いちばん涙を流した作品だった。 まず、オープニング、鈴芽と草太の出会いのシーンから、鈴芽がミミズを見つけて駆け出し、草太と一緒に一つ目の後戸を閉じ、「すずめの戸締まり」タイトル表示までの流れでもう既に凄く引きこまれた。 オープニングって大事だな…と改めて感じた。 その後の本編への期待感が一気に高まる。 フィクションのアニメーションではあるけれども、震災というテーマがあることで、実際に被災した人々の

          【映画のつぶやき】『すずめの戸締まり』

          『熱源』川越宗一

          『熱源』読了――― いやぁ・・・熱かった。 率直に、 手にとって、読んで良かった。 読み進める中で、 幾度となく目頭が熱くなった。 最初は、一人の登場人物に対して 幾つもの呼び名があることや、 見慣れない名前を覚えるのに苦労したけど、 特に前者の理由や背景を理解していくうちに、 気がついたらすっかり読み慣れていた。 恥ずかしながら、本作の登場人物の多くが 実在する人物だということを、中盤で知った。 偶然立ち寄った本屋で、 本作の重要人物の一人、 ブロニスワフ・ピウ

          『熱源』川越宗一

          【映画のつぶやき】『母性』

          ※ネタバレあり かねてから観たかった『母性』。 いつも映画の感想を言葉にしようとすると、 どうしても語彙力の欠如もあり陳腐になってしまうが、 記憶の濃いうちに思うままに記録しておこうと思う。 率直な感想、 衝撃的だった・・・ 正直、登場人物の誰にも共感できなかったが・・・ 唯一、永野芽郁ちゃん演じるさやかちゃんが考える「母性」とは、 という定義には腑に落ちるものがあった。 正確な台詞は覚えていないが、何となく以下のような ニュアンスだったように思う。 「「母性

          【映画のつぶやき】『母性』

          【映画のつぶやき】『ミッドナイト・イン・パリ』

          こんばんは。 初めてnote投稿します。 これから、自分のための備忘録として、自由気ままに日々ふと感じたことや 趣味など綴っていこうと思います。 そして記念すべき第一弾は映画感想。 映画は昔から割と好きで、家族や友人と良く映画館に観に行きました。 大学で一人暮らしを始めてからは、映画館には一人で足を運ぶことも多く、 学校終わりのレイトショーはたまの楽しみでした。 さて、今回は大好きな作品の一つである「ミッドナイト・イン・パリ」。 この作品は、誰かと観るより、部屋を暗くし、

          【映画のつぶやき】『ミッドナイト・イン・パリ』