中国の独立を目指す孫文と彼を支えた実業家・梅屋庄吉の生涯を描いた歴史小説。率直に、熱い…。国家なる共同体で何が起ろうと、個人という最小の関係は揺るがぬということ。歴史に名を刻む偉人であっても、彼らが偉人たり得た所以がどこにあるか。名も無き数多の人生にも想いを馳せた小説だった。
見果てぬ王道

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