自分へのご褒美にも。ティータイムを彩ってくれる箱菓子たち。
昔から、マグカップ片手にひと息つく時間は欠かせませんでした。
大学時代に寮母さんや寮友たちとゆるりと過ごした、夜のティータイムはなつかしい思い出です。食堂でおしゃべりしながらお茶を飲んだり、お菓子をシェアしたり。
そのときの会話はもう思い出せないけれども、1日の終わりにみんなでテーブルを囲む時間がとても好きでした。
今でも、家族や友だちとおしゃべりしながら過ごすティータイムは大切にしています。そんな時にあるとうれしいクッキー缶。
ティータイムが愉しくなる箱菓子。
ここ数年はカフェめぐりへ行くことも減ったため、お菓子のお取り寄せをする機会が増えました。妹や友だちがプレゼントしてくれたクッキー缶もコレクションしています。
ケーキをはじめとした「生菓子」に対して、クッキー缶や焼菓子を箱に詰めた「箱菓子」。1つの箱の中に世界観を作り込むことができる箱菓子の魅力は果てしないな〜と感じます。
贈りものとして誰かのために選ぶ場合、はたまた自分へのご褒美として… 。缶だったら「お菓子を食べ終わったあとには何を入れよう〜？」というワクワクも一緒についてきます。愉しいティータイムの思い出ごと、箱をとっておけるのはうれしいですよね。
今回は、わたしが今まで出会った中で
下記2つを叶えている箱菓子を紹介します。
デザイン（缶 / 箱）がステキ
お菓子そのものが美味しい
クッキー缶以外のオススメもあるので、今回はあえて箱菓子というくくりにしてみました〜。
※期間限定で現在は販売されていないモノも含まれます
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まずは、クッキー缶から。
■レガル ド チヒロ - ビスキュイ・シンプリシテ / CAFÉ TANAKA
角がまぁるくコロンとしたフォルムと、小ぶりなサイズ感がかわいいCAFÉ TANAKAのクッキー缶『ビスキュイ・シンプリシテ』。ふたを開けると、きっちり2列に並んでいるクッキーの姿に、心なしかこちらの背筋もすーっと伸びます。
「アマンド・ミソ・ルージュ」「ブール・アマンド」の2つのクッキーを楽しむことができます。シンプルな見た目のクッキーですが、食感も心地よく、本当に美味しいんです！バターの香りがお口の中に広がります。「アマンド・ミソ・ルージュ」は、白ワインにも合いそう。
クッキー缶は、ゴールド箔があしらわれたブラックのスリーブに白リボンがかけてありました。よくよく見ると、箔は鯱鉾のカタチなんです…！クラシカルだけど、こういうさりげない遊びごころも素敵です。
■ クッキー詰め合わせ S / パティスリー ラ・マーレ・ド・チャヤ
葉山の老舗洋菓子店「パティスリー ラ・マーレ・ド・チャヤ」のクッキー缶。いくつかあるサイズごとに入っているクッキーの種類は変わりますが、こちらはSで「アマンディーヌ」「オスティ」「ラング ド シャー」「ミニ コンゴーレ」の4種類。
味わいはもちろん、食感もクッキーごとにちがって楽しめます。イチオシは「アマンディーヌ」。ノスタルジックな雰囲気漂うクッキー缶のデザインも良いです。
公式Webサイトでの販売はありませんが、婦人画報のお取り寄せサイトではお取り寄せ可能です。
■ フールセック / Atelier UKAI
友だちからのプレゼントでいただいたのですが、か… かわいい！！ときめきをそのままカタチにしたらこうなるのではないかという、そんなクッキー缶Atelier UKAIの「フールセック」。
人へプレゼントしたことはありましたが、いただくのは初めてで。あらためて手にしてみると、このクッキー缶が人気の理由にもうなずけました。
小ぶりの缶ながら、幅広い種類のクッキーを楽しむことができる喜び。そして、食感がぜんぜんちがうクッキーたち。数日に渡って、美味しくいただきました。缶はもちろんとってあります。
■ 吹き寄せ / 中川政七商店
こちらはお宮参りのときに義母からいただいたのですが、缶のデザインも中身の美しさにも感動しました。吹き寄せなので、クッキー缶に分類して良いものか迷いましたが… 日本版のクッキー缶ということで。
缶のイラストは、正倉院の宝物「麟鹿草木夾纈屏風(りんろくくさききょうけちのびょうぶ)」を元にしているそうです。
中川政七商店は好きでたまに覗くので、吹き寄せの缶の存在は知っていたのですが、なかなか自分で買うきっかけはなく…。いただきもので素敵なお菓子を知ることができると嬉しいですよね。どの干菓子も美味しかったので、今後ギフトの選択肢のひとつに入れたいな〜と思いました。
■ クッキー缶 / POMPON CAKES
おもちゃ箱を開けたときのようなワクワク感のある、POMPON CAKESの円筒型のクッキー缶。友だちからクリスマスシーズンにいただいた缶は期間限定の真っ赤な色のものでしたが、通常の缶もとってもかわいいです。
缶を持ってPOMPON PANTRYにクッキーを買いに行くと、量り売りクッキーが10％引きとのこと。この間初めて店舗を訪れたのですが、クッキー缶を忘れてしまったので、量り売りはリベンジ予定です。
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缶ではない箱菓子たちにも魅了されて。
■ TEA TIME BOX / romi-unie
こちらは、去年購入した期間限定商品です。鹿児島睦さんの世界観がギュッと詰まったオリジナルボックスの中には、お菓子とジャム、紅茶がセットになっていました。
✴︎ Puppy&Kittenのショートブレッド
✴︎りんごと紅茶のジャム『Gilberte』
✴︎ romi-unie Tea
シルバーの箔押しが全面に入ったボックスのふたがこれまた美しいのですが、開けたときのプレゼンテーションにもキュンとしました。
箱って開ける瞬間も、中のものを取り出す瞬間もワクワクしますが、中に小さな箱が2つ入っていて、それぞれのパッケージデザインもかわいくて。
TEA TIME BOXはもう販売していないようですが、鹿児島睦さんデザインのボックスにコーヒーとサブレ、ジャムが入っているCoffee Time BOX（Anniversaire）が今もWEBショップで購入できるようです。
romi-unieさんのギフトは全体的にキュンとするラインナップが多いので、これから年末にかけて何かを贈る機会にオススメです。
ちなみに、わたしはromi-unieさんのレモン・クッキーが好きすぎて、何度もリピートしています。クッキー生地のかたさと絶妙なアイシング加減がたまりません。
■ ささらがた / 両口屋是清
老舗和菓子ブランドが手がける、モダンなスティック型の和菓子。パッケージはもちろん、中身も美しいです。定番の「ささらがた」のほか、季節限定商品もあります。
1本ずつ個包装されているので、何人かで集まるときの手土産にもピッタリ。
■ ハナレモナカ / カカオハナレ
お茶フレーバーの食べ比べが愉しい、チョコ和菓子『ハナレモナカ』。鎌倉発祥のアロマ生チョコレート専門店「MAISON CACAO」が長谷に構えるショップ「カカオハナレ」で購入することができます。
チョコレート、ジャスミン茶、ほうじ茶、抹茶…。口どけなめらかなチョコレートクリームの食感がたまりませんでした。なかでも、ジャスミン茶は特に印象に残りました。
箔がきらりと光るシンプルなBOXは、上品な佇まいが魅力。
そして、和紙の風合いがきれいな個包装も、いつまでも愛でていたくなる心地よさ。
オンラインでの取り扱いはなさそうですが、MAISON CACAOさんのほかの商品も特別なオケージョンにピッタリですし、なによりWEBサイトがカッコイイのでぜひ一度覗いてみてください。
■ Ben's Cookies
これも、ギリギリ箱だからいいかな…？
ロンドンでも食べたことがある、なつかしのブランド。Ben's Cookiesの赤いBOXも好みなんですよね〜。この、直接手で持つスタイルがたまりません。クッキーを持ってわたしは歩いていますよ〜っていう感じが。
ここにきて少し文章のテンションが上がってしまいましたが、Ben's Cookiesのクッキーは1枚食べたときの満足感がすごい！大きくて、甘くて、ソフトな食感で。子どもの頃の夢（大きなお菓子を思う存分食べたい）をそのまま叶えましたというイメージです。ショップでは、た〜くさん並んだクッキーの中から選ぶ瞬間が最高。
1枚あたりのお値段はそれなりにする高級クッキーですが、7枚入りBOXにすると5枚のお値段で2枚お得になります。
■ パヴェ 塩ショコラ・シュマン テベール/ PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI
グレーで統一されたスタイリッシュなパッケージがカッコいい、PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGIの箱菓子。ひと口ずつ、じっくり味わいたいご褒美スイーツです。
余談ですが、ずっと憧れだったお店にも先日行くことができました。食べるのがもったいないほど美しい、Parfait Bijou Raisin。
またいつか、自分の中での目標をクリアしたらご褒美に訪れたいと思います。
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今回はパッケージを手にした瞬間から食べ終わった後までのひととおりの体験が特に心に残った箱菓子をセレクトしました。それがあることで、日常がふわっと愉しくなるようなお菓子を。
日頃がんばっている自分へのご褒美にいかがでしょうか。
（自社の箱菓子もカッコイイ&美味しいので紹介したい気持ちは山々でしたが、フェアではないので入れていません〜。いつか気が向いたら書くかも？）
▼ お菓子やカフェ投稿をしています
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