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『自分がやりたいことをやる』じゃなくて『相手がやってもらいたいことをやる』



今、多くの学生が会社に求める
労働条件は『給与』や『福利厚生』よりも

『成長を実感できる』
『職場の人間関係が良い』

といったモノが大半だそうです。

なのに多くの企業は
学生が求めている情報を
発信しようとしません。

『働きがい』は給料と
違って、数値化出来ない分、
ものすごく分かりにくいですね。
だからこそ、伝えにくくもある。


『募集出しても、
 入社希望者が全然、
  来ないんですよ』


という話を良く聞きます。


反面、優秀な人材の
応募が殺到し過ぎて、
誰も不採用にしたくない。


そういう贅沢な悩みを
何度か相談された事があります(笑)


その違いはもたらす
要因はたった一つのことを
日々、やり続けているだけ。


会社の規模や待遇は
ほとんど関係ないように思います。

事実、応募が殺到している
会社は給料は安いし、
福利厚生などの
仕組みはないに等しい。

本当、不思議ですね。


日本を代表する
オーディオ機器メーカーの
『オンキヨー』が
自己破産申請をしました。


僕ら40代くらいの
世代にはすごく寂しい
ニュースとなりました。


洗練された『高音質』よりも
アップルなどが提供する
『便利さ』には勝てなかった。


そう語る専門家もいます。


かたや同じ高音質で高額の
のソニーのスピーカーは売れている。

その要因の一つが
『デザイン性』
価格が高いのに部屋に置きたいと
思わせるのは見た目に
『優雅さ』があるから。


また、日本の電機メーカーも
相次いでテレビ事業から撤退しています。


東芝は17年に中国企業へ売却、
日立は18年に終了。
三菱電機も撤退を発表しています。



それを横目に
中国企業のハイセンスなどは
ものすごい勢いで
市場を拡大していっています。


個人的には日本の企業は
新しい機能や高品質を常に追求し続けた。


中国企業は最低限の
機能だけを残して
ある程度の品質を維持しつつ、
その分、価格を大きく抑えた。


それが市場から
受け入れられたんだと思います。


『いろいろ機能があるけど、
 そもそも、いらないよね』

ってなったんじゃないですかね。


『それ、いらないから、
    その分、安くして』

というニーズに中国企業の商品が
マッチしたんだと思っています。

素人にはもはや、
その品質の差がほとんど
見分けがつかない。

だったら安い方を買いますよね。



日本企業は
『自分たちがやりたい事』を
中国企業は
『消費者がやってもらいたい事』を
目指した結果であり、
日本人の真面目さが裏目に
出たしまったんじゃないかと
個人的には思っています。



そういった事例を
目の当たりにすると、
今、何をするべきなのか
何をどう伝えていくべきなのかが
はっきりと分かってきますね。



『事例は学ぶための
  一つの方法ではなく、
 事例というのは
    学ぶための唯一の方法だ』
           ~アインシュタイン~



いろんな事例を自分なりに分析して
それを活かしていく事は
ものすごく大事なことなんだと
あたらためて、感じる今日この頃です。


『やりたい事をやる』

『伝えたい事を伝える』

も大事ですが、

『相手がやってもらいたい事をやる』

『相手が知りたいと思っている事を伝える』

という目線も
大事なんじゃないですかね。



『自分がやりたい事をやる』
  は自己満足で終わってしまう
  危険性を含んでいます。



当たり前ですが、
『必要とする人が存在する』
それが絶対条件です。



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