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船長の仕事は他の船と積極的に情報交換して船員たちに的確な指示を与えること


マグロ漁船の船長の主な仕事は、
漁の最中、ほかの船と無線で
情報交換をすることだと聞きました。


朝の5時から夜21時くらいまで
ほぼ1日中、ずっと無線で
話をしているそうです。


マグロがいるポイントの話から、
日常の雑談まで
常に連絡を取ってあっている。


ただ、マグロ漁船にも
いろんな船があって、
自分だけ情報を受け取って、
自分の情報は一切流さない船、
そもそも、他の船とは
コミュニケーションを
とりたがらない船、
ひどい場合は嘘の情報をあえて
流そうとする船もいる。


当たり前の話ですが、
似たもの同士で
集まっているそうです。


自分だけ情報を
得ようとする船は
一時的に売り上げが
あがるかもしれない。


でも、自分たちが
持つ情報だけが
頼りなので何かあった時には
ものすごくもろいし、
誰も助けてくれない。


情報交換を避ける船には
そもそも情報が入ってこない。


かたや、積極的に
情報交換をする船は、
マグロがいるポイントを
皆で共有するので、
どれか一隻だけが飛びぬけて
大漁になることはない。


でも、マグロが
捕れないという
リスクもほとんどない。

なんか人間社会と似ています。


どんなに卓越した能力も
驚愕の技術やスキルも
たった一つの『情報』には
勝てないことって、
世の中、多々ありますからね。


僕は常に積極的に
情報交換する
マグロ漁船でいたいと
思っています。


船長がやるべき仕事は、
ほかの船と積極的に
情報交換をして、
船員たちに的確な指示を
与えることなんだと思います。


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新里哲也|沖縄プロデューサー
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