見出し画像

この夏 しにたい きみへ

45さいのおばさんです。

いろいろかんがえてることがあるとおもうけど。
今 ちょっとだけ 私に時間をください。




私は小学4年生のころ
たんにんの先生にいじめられて「しのう」と思ったことがありました
1年間、くるしくてくるしくて
学校に行くのがつらかったです
お父さん、お母さんにそうだんしてもたすけてはもらえませんでした
つらくても学校を休ませてもらえませんでした


小学校4年生のくるしくてつらい1年がおわった後
「にげる」をおぼえました

中学生になっても、高校生になっても
せんぱいに呼びだされてリンチ(なぐられ)されたり
くつをゴミばこにいれられてやかれてしまい
家に帰れなくなったこともありました
中学校では先生と男子にきょうしつのなかでかこまれて
言葉のぼうりょくをうけたりもしました


でももう へいきでした


(小4のときよりつらくないからきにしないでいいや)

といつも思っていました

きもちがそこにありませんでした
クラブかつどうであせをかいたり
勉強したり、好きな音楽をきいたりマンガや本をたくさん読みました
毎日することがたくさんあってむちゅうだったから、クヨクヨなやむ時間がありませんでした

自分の好きなこと、楽しいことにたくさん時間をつかって
いやなばしょから「にげ」ました



高校、大学と進み
会社にしゅうしょくして大人になりました

「あれはなんだったんだろ?」
きがついたら
学校に行ってたときの私はもういませんでした


大人になってからは
毎日が楽しくて楽しくてしかたなくなりました
しごとはたいへんだけど
自分がもらったお金でじゆうに
だれにも なにも 言われない 時間をつかえるのがうれしくて
しごとのきつさをわすれるほどでした





そして
世界でいちばん大好きな人と知り合ってけっこんしました
今までいろんな人と出会ったけど
こんなに人を好きになったのは生まれてはじめてでした



世界でいちばん大好きな人は
世界でいちばん私をたいせつに思ってくれる人でした
21年たった今もかわりません
その人は
「しぜんに命の灯(ひ)がきえるまでいっしょにいようね」
といってくれました



わたしは年をとってしまったけれど
本当によかったとおもうことがあります


「あのとき 死ななくて よかった」




今はつらいよね
くらやみの中に ひとりでいるみたいな毎日がつづいて

なんのためにわたしはここにいるの?
ここにいていいの?
なぜ どうしてわたしばかり苦しいんだろう?


自分の心に向かって
返ってこないこたえを

なんどもしつもんしていませんか?



そのこたえね
生きていればかならず見つかります
私は年をとってからみつかりました
だからここにいます

でもその時はどうしてもみつけられなかったので
「逃げ」ました



だから君も


にげよう!



大人になったら
今そうぞうしているよりもっともっと楽しいまいにちがくるよ
今苦しいことなんて「なんだったんだろ?」と思うぐらい
だから今すぐたのしいことに時間をつかっていこう
自分のやりたいこと、楽しみたいことを自由にやろうよ


おばさんになって思います
「もう二度とこの人生はないだろうな」って
「愛子として生きるのも今回かぎりだな」って
だから思いっきり楽しんでから死ぬことにしました
まだまだ楽しみたいと思っています


だから君も
今じゃなくてもいいんじゃない?
自分が楽しいと思うことをたくさんやってからでも、ね














この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?