【多趣味】好奇心による快楽 vs めんどくさいによる堕落。
「いつの間にか多趣味な人になっているな〜。」
今年もそろそろ終わるということで、この一年を振り返ってみたり昔を思い出す機会が多くなった。
この一年を一言で表すならば、ひたすらに遊びまくっていた。
「遊び」といっても、ボクにとっては「学び」でもあり多くの「気づき」を与えてくれた。
土日は友人と何かしら遊んだし、一人でもやりたいことを好き放題やっていた。
お金がかかるような遊びはまだ挑戦できていないが、お金が無くてもできる遊びはそれなりに経験してきた。
昔を思い返してみると、10〜20代ぐらいの頃は「趣味」というようなものを全然持っていなかった。
その頃のボクは「いつか多趣味な人になりたいな〜」と夢を抱いていた。
自己紹介や履歴書で趣味を語る場合は、何を書けば良いかわからずに「読書・映画鑑賞・音楽鑑賞」など無難なものを書いていた。
逆に今はあまりにも多すぎるので、何を書くかを絞ることに困るほどだ。
だが、いつの間にか夢は叶い始めていたのだ。
自分の世界がどんどんと広がっていることにささやかな喜びを感じることができている。
今日はそんなことを語っていこうと思う。
それではヒアウィーゴーーーッ！！！
①好奇心による快楽 vs めんどくさいによる堕落。
若かりし頃のボクが無趣味だったのは「好奇心を超えてしまうめんどくさがり屋」があったからだと思う。
何をやるにしても、それに取り組んだ時の「前後のめんどくささ」を考えていた気がする。
そんなボクのもっぱらの趣味は、漫画を読んだり映画やアニメを見ることだった。
特にめんどくささもなく、非常にお手軽な趣味ぐらいしかなかったのだ。
友人からの遊びの提案があれど、頭をよぎるのは「その後がめんどくさいな〜」などだった。
そんなボクなのに、いつの頃からか「多趣味な人になりたいな〜」と思うようになった。
おそらく、この時点からボクの「極度な飽き性」も目覚めていたのだ。
なんだかんだで「漫画・映画・アニメ」も自分が好きなものは見まくってしまい、頭の中にある程度のテンプレができてしまった。
どの名作を見聞きしても、ボクの想像をなかなか飛び越えないために僅かばかりの趣味すらも飽き始めていた。
なので、もっと面白いものは無いのかと探すようになっていくのだ。
「めんどくさがり屋のくせに飽き性で多趣味な人に憧れる」という訳の分からない奴になっていった。
それからボクは、なにかしら熱狂的にハマれるものがないかを探す旅人になったのだ。
# なんかカッコいいべ
# ムーミンのスナフキン感
趣味を探す旅人になってからは、元来の「めんどくさがり屋」はだいぶ鳴りを潜めた。
むしろ飽き性からの「めんどくさいを超えていく好奇心」に傾くことが増えていった。
今でもそうだが、ボクの心の中では「好奇心による快楽 vs めんどくさいによる堕落」がシーソーゲームのように戦っている。
②広く浅く飽きてしまっても構わない。
といっても、当時のボクなりに悩んだことがあった。
趣味を嗜んでいる人というのは、めちゃくちゃ深いところまで突き進んでいる印象があった。
ボクが悩んだのは「趣味にどこまで踏み込むのかが分からない」という点だった。
深いところまで行っても絶対に途中で辞める自信があるボクはおいそれと踏むこむことができないのだ。
「好奇心による快楽 vs めんどくさいによる堕落」というのは、どちらに傾くにせよ昨日まで取り組んでいたことを突然辞めてしまう共通点を持っているのだ。
そんな足踏みばかりしているボクを押してくれたのは、何も考えずに楽しむ友人の姿だった。
その瞬間ごとに本気で取り組んでこそ楽しめるし、新たな遊びがあればすぐに飛び込む姿勢こそが大事なのだ。
釣りをやるにも、麻雀をやるにも、ゴルフをやるにも、スケボーをやるにも他のことには一切目もくれない友人の姿は非常に学ぶことが多かった。
というか、冷静に考えたら「多趣味な人になりたい」という願望自体がよく分からない（笑）
いろんな興味のあることをやっていたら、いつの間にか「多趣味な人になっていた」が正しい流れなのだ。
多趣味な人になりたくてなれる人など、ほとんどいないだろう。
友人からの気づきを得てからは、好奇心の赴くままにやりたいことに取り組んだ。
昨日まで熱心に取り組んでも、翌日に「めんどくさいな〜」と思ったらすぐに他の趣味に切り替えていった。
つまり、ボクの趣味を嗜むスタイルは「広く浅く飽きてしまっても構わない」が主軸になった。
そう思えてくると一気にボクの世界は広がっていった。
特にこの一年が顕著に表れていた。
③面白そうなことに飛び込めば世界は広がる。
noteでブログを急に始めたことも「新たな刺激」を求めた結果だ。
その流れから、1ヶ月ごとに新しい何かに取り組むという流れが加速した。
もともとはブログのネタ探しとして始まったが、いつの間にか趣味が連鎖して2〜3週間に一つのペースで新しいことに取り組んでいった。
一旦飽きてしまうこともあれど、数ヶ月後には再ブームが起きたりと凄い速さで趣味が循環していった。
さらにはブログを書くうえで、この趣味のどこが面白かったとか、一言で魅力を表すならどこかとか、好奇心が進化して「知的好奇心」による自分なりの分析も加わった。
（そのおかげでなおさら飽きるスピードが早まった気もしなくもないが・・・。）
今では、ブログを書くために新たな趣味に取り組むのか、新しい趣味に取り組むためにブログを書いているのか、どっちがどっちなのかもよく分からない（笑）
ただ少なくとも、面白そうなことに飛び込むことでボクの世界はどんどん広がっていった。
時々何もかもが嫌になって「めんどくさいによる堕落」にシーソーが傾くこともある。
しかし、それにも飽きてしまい刺激を求める好奇心側にまたもや傾くのだ。
おそらくボクは、この「好奇心による快楽 vs めんどくさいによる堕落」を永遠と繰り返すことになると思っている。
だが、このシーソーがあるおかげでボクは念願の「多趣味な人」になり始めている。
もしかしたら若かりし頃のボクが抱いた「なんとな〜くの願望」というのは、本来の自分が持っている特性が秘められていたのかもしれない。
これからも「遊ぶ」ように「学び」、多くの「気づき」を得る人生を歩みたいものだ。
そんなことを考えた今日この頃だった。
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