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アトリエ日記 #2さとり世代

2019.11

数ヶ月前、私のいる設計事務所では、新しい人を入れたいと採用活動をしていました。が、未だに人は増えていません。むしろ私が入ってから減ってしかない。

今回は、人事や採用活動事情に関しての私の周りの現状や、所長の考えや元スタッフなどと話しをする中で思ったことを書いておきます。

1.現状とやってみたこと

所長はもうそこそこおじいちゃんで、私が半年ほど観察した感じ、パソコンを使うことができず、iPadで何かを検索して調べるのが精一杯という感じで、採用活動をするためのツールを知らずリクナビか他の事務所にいる友人たちに話を聞くことしかできていません。

私のいる設計事務所は所長+スタッフ2人の小さな事務所なので、新卒や経験のない人を雇って育てる余裕はなく、経験のある人を求めています。
リクナビは登録者が多く、企業側が登録すると意外と応募してくれる人がいました。しかし、経験のない方ばかりで歳は私(24歳)よりも結構上。所長の思うような人はひとりも現れずでした。

所長は、経験は浅くても良いから若くて「建築バカ」のような、朝でも夜でも平日でも休日でも関係なく建築のことしか考えていないようなタイプを事務所に入れたいと、他の設計事務所の友人たちに電話で話したりしていましたが、今はどこの設計事務所も人手不足のようでそんな人がいたら自分のところにほしいとどこの事務所の所長も言うようでした。

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