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死後のプロセスを学ぶ。

 以前、職場の事務室で、若手女子たちと雑談してました。
 ひとりが「夜ひとりでいるとき、死ぬこととか考えだすと、急に怖くて心臓がバクバクしてくるんです。そんなことありませんか?」というので、
 「私は、死とか死後の世界とか考えだすと楽しいな~。高校生の頃なんて、丹波哲郎の『大霊界』っていう映画が流行って、わざわざ映画館に見に行ったくらい。」といったら、なんか話が途切れて、みんな下を向いてしまった。
 まずい、おばさん変なこといっちまった・・・と思っていたら、女子たちは一斉に、「丹波哲郎」をGoogle検索していました。
 若い人たちは丹波哲郎を知らないのです。

 私だけかもしれませんが、こどもの頃から死後の世界のお話が好きで、その好奇心は50を過ぎたら際限がなくなり、もはや終活を飛び越し、毎日が来世に向けての準備体操のようになっています。

 ルドルフ・シュタイナーの、死についての考察。

人は死の門をくぐるとき、ある星座配置の下で死にます。
この星座配置は、彼の今後の魂の人生にとって重要です。それは刻印としてそこに残るからです。
彼の魂は、新たな誕生の際にこの同じ星座配置に入り、死の瞬間に受けた諸力を再び公正に使おうと努力します。
興味深いのは、死亡時の星座配置を計算し
再誕時の星座配置と比較すると、それが前世における死亡時の星座配置と高度に一致することです。

死後の星めぐり~ホロスコープとはなにか~
ルドルフ・シュタイナー著
内村 真澄訳
ネクパブ・オーサーズプレス
2022

(ルドルフ・シュタイナーは庭を歩きながら)
本当はどの子もここにあるすべての樹木と草花の名が言えなければならない。(中略)
環境世界の知識は、死後の生活にとって決定的に重要になる。
来世での内面世界の知識は、この世での環境世界の正確な知識から作られるのだ。

治療教育講義
ルドルフ・シュタイナー著
髙橋 巌訳
ちくま学芸文庫
2005

 残された時間を思うと、まだまだ私は、草花の名前もわずかしか知りません。毎日なにかひとつでも学び、感じ入り、今世の記憶を刻んでいこうと決意しました。





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