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日記 あの頃、私は凄かった


昔、アホの私は、対人関係を攻略することが趣味の時代があった。

初めの印象最悪で出会いも最悪だけど、それをひっくり返して一周したらその人と凄く仲良くなれたとか、そういうオチや経験って皆さんにはありますか?ないですか?

私はそういう反転して仲良くなるの得意だったし、良い経験も結構あったので、むしろ初対面のイメージ最悪で嫌悪感あっても全然へこたれないと言うか、むしろそこから調子にのってくるタイプでキラキラしてました。

一種の成功体験のイメージなのかもしれないですね。楽しんじゃうタイプで前向きに何度も苦手な人にトライアル、なんてのは良くあるパターンでした。

そこ凄いなぁと振り返ると今でも思う。

販売員してたのもあって。職業病かも。もしかすると同じように営業職などの接客業についている人は、私と似たような感じの人が多いのかな。

販売員の時もお客様に対して同じパターンあるあるだった。覆して仲良くなってお互いウィンウィンみたいな、なんかそういうハッピーエンディング的なイメージが好きで。メラメラと目が血走ってましたね。

多分、対面でしっかりと一対一でコミュニケーションを取ることが前提だから出来たことだったと思うのですが、

今では無理。もう、嫌な奴は嫌な奴、嫌いな奴は嫌い、無理っす。なんかそんなポジティブではいられない。もう、適当。

だから凄く歳をとった気がする。
その意味不明な向上心というか、無理やり捻じ曲げてまで行こうとする根拠のないバイタリティがない。

補足ですが、

でも自分に変に無理強いをするとか、ポジティブじゃなきゃダメ!とか、ではなくて。そういうんじゃなくて、当然腹も立つし、は?とか、何今の、とか内心ツッコミを入れつつ、なんだテメーはやんのかコラと思いつつ、一歩、また一歩、みたいな感じで、遊び半分で、詰めていく感じ。

だから、攻略。

ふざけてると言われても仕方がない。
でもやる気メラメラでした。

でも根底には昭和のど根性みたいなのがあったかな。こんな感じで、ボロボロになってもタフでした。

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