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ねずみ男またまた参上続き

ねずみ男「もちろん意味はあるよ」

私「え?」

ねずみ男「僕は無駄なことはしないたちなんでね〜」

なんだか得意げな顔をしてこっちをみている。

私「な…なんの意味がじゃああるんですか?」

ねずみ男「ククク…。友達作りだよ」

私「…………はい?」

私は意味がよくわからなかった。いや…いつもこの人の思考回路を理解するには時間がかかるのだ。

ねずみ男「友達になって世界旅行に連れて行ってもらう予定なんだ…♪」

…………へ??どういうこと?友達作り?世界旅行?意味がわからない…。

そもそも誰がこんなねずみ男と友達に……😑私はつっこんだ。

私「友達作るためにうろついてたんですか?友達に世界旅行連れて行ってもらうってちょっとおかしくないですか?」


ねずみ男はふしぎそうな顔をして言った。

ねずみ男「なんで?僕は元々三菱〇〇にいたんだけど、その時にいた友達にカルティエの時計をもらったこともあるよ」

うん??三菱〇〇ってあの三菱〇〇?
いやいや…それはないでしょ😑そもそもだったらアルバイトなんてする?もしかして警備員とか?

あ!でもこの人前に自分は大学教授をしながら副業でここでバイトしてるって言ってたんだよね…😅

あとでウソだってわかったけどね…。

私のー反面教師ーの記事を最後までみてくださった読者さんならご存知かと思われますが、話しがおかしいんだよね😅

実際こんな暗くてコソコソした教授がいたらやだ…🫠

でもいちいち言って、豹変されたらやだからそのままにしてるの😅(笑)

周りのスタッフからは、日和さんは優しいから話し聞いてくれると思われてるんじゃないかなと…😅

みんなから無理せずに頑張ってねと言われていた当時のわたし…。

そして私は言った。

私「なんで三菱〇〇辞めちゃったんですか?もったいない…」

ねずみ男「僕は営業の成績が常にトップクラスだったんだ。そしたら周りに嫉妬されてね…居場所を失ってしまったんだ」

え?よりによって営業??この雰囲気から営業で成績トップとか考えられないのだが…。

ねずみ男「そうだ。その時の僕の名刺があるから特別にあげるよ」

ねずみ男が差し出してきたのは…

厚紙?に手書きで三菱〇〇、名前○○○○と書いてあるものだった。

???これはなに?小学生のおままごとごっこに付き合わされてるかんじ?

私「あの〜これは自分で書いた名刺ですか??」

ねずみ男「そうだよ。かっこいいでしょ?僕は必ず名刺は自分で書くんだ」

誇らしげに鼻を鳴らすねずみ男。

私「………なぜ?」

ねずみ男「字には人の性格が表れでるんだよ。だから気持ちを込めて書くと相手に伝わるんだ。それが僕の営業成績が良かった理由でもあるね…ククク」

う〜ん…。なんとなくわかるよ。頷ける部分もある反面、気持ち込められなくな〜いとも思うのよ😅

年賀状とかならわかるのよ。確かに今の時代に手書きだと丁寧さや特別感が伝わるというかね。

だけど…名刺にそれはいるか??(笑)

そもそも、勝手に名刺作るとか違法なんじゃ…絶対このひと三菱〇〇いたことないよね…。まぁでもこんな手書き名刺じゃ誰も信じないだろうから問題はないかもしれんが😅

私「わかりました。話しは飛びましたけど、つまり友達がほしくてウロウロしていたというわけですね。でも、仕事中にウロウロされるのはお客様にも迷惑になる可能性があるので他の方法でお願いします」

ねずみ男「迷惑?それはないと思うな。僕は昔から女の子に間違えられることがあっていろんな人から可愛がられてきたからね」

ちょっと不機嫌気味のねずみ男。

ねずみ男「この前サービスでお客さんに背中を見せてあげたんだ。そしたらちょっと照れながら帰っていったんだ。僕のこと意識しちゃったんだろうね」

私はそれで思い出した。

そいえばこの前、ガリガリのじいさんが背中見せてきて、肩もみを要求されてるのかと思ったとか言ってた人いたな…。

このことか………。

そしていきなりねずみ男がまた突拍子もないことを聞いてきた。

ねずみ男「もし日和さんが、スマートでお洒落な大富豪の男の人だったら、僕とそのへんにいる女の子とどっちと仲良くなりたいとおもう?」

なんだって??どういう意味だ?また応えにくい質問を😑💦

そもそもスマートでお洒落な大富豪だったらねずみ男を選択肢にいれないと思うのだが…。
しかも比べる相手がそのへんにいる女の子ってアバウトすぎません?(笑)

それもなんで比べる相手が女の子??

ちょっと怖い…🫠

私は悩みに悩んで応えた。

私「そうですね…大富豪でありながらもそれしか選択肢がない世界であるなら、そのへんにいる女の子になりますかね。」

ねずみ男の顔が歪む。

ねずみ男「なぜだい?」

私「これにはちゃんとした理由があります。例えばもし、私が同性愛者であればあなたを選ぶかもしれないです。そうじゃなければ女の子を選ぶのが普通じゃないですか?」

ねずみ男「ふ〜ん…。日和さんは女の子が好きなんだね。」

うん?だからもし男性であればそうなるんじゃない?私おかしい??💦

私「とにかく!あなたはウロウロしないで自分の仕事に集中してくださいね」

ねずみ男「僕は朝5時に起きて大学の仕事をこなしてからこっちにきてるんだ。もうヘトヘトだよ。もし僕が心臓発作を起こしたら会社を訴えるからいいよ」

ねずみ男は急に手を胸にあてながら、スーハースーハー言い出した。

あ〜苦しい…あ〜苦しい…

と呪文を唱えるように休憩室を出ていった。








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