21歳。お笑いとサブカルと映画が好き。小説も書きたい。

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最近の記事

日々のくらし

最近、気分が沈んでいる。 4月もあっという間に折り返しを迎え、花見をする前に葉桜になってしまった。 とにかく、今は自分の置かれている環境を『整える』ことを重視している。 例えば、綺麗な花を買った時は大事に花瓶に生け手入れを怠らないのに対して自分は脱ぎ散らかした服や読みかけの本、溜まっている洗い物などに囲まれていることに嫌気がさした。 自己肯定感なんて大仰なことを言う前に、1日1日 自分の生活を大切に暮らしていくことの方がきっと心の健康にもいいはずだ。 まだ早起きだとか、夜の

    • 成人

      わたしは今年で23歳になる。成人式は、2年前に終えている代だけれど成人式の思い出はない。 二浪していた時、わたしは全寮制の予備校で共通テストの直前だった。久しぶりに動いたクラスLINEには、 わたし以外の全員が振袖を着た集合写真が次々と送られてきて泣いた。普通に泣いた。 大学が決まってから、振袖を着せてもらって写真を撮った。それは満足のいくものだった。 数日前から大学の同級生のストーリーは、振袖一色。 それよりもこたえたのは、同じ高校の後輩が参加していた成人式の集い。そっちの

      • ひみつのしつもん

        実家最終日。明日には帰らなければいけない。 最後の晩餐はソルロンタンだった。韓国旅行に行ってから母が自己流で作るソルロンタンは、寝起きの頭で食べた本場の味に勝る。 それはそうと、わたしは吉高由里子(敬省略)が好きなので『光る君へ』をどうしても見たかった。 けれども問題がいくつかあって、ようやく一人暮らしの家にテレビを導入した(M-1のために)のはいいものの録画機器どころかテレビ台もない。というわけで日曜日の20時からバイトのわたしは大河ドラマを見ることができない。そういえば

        • コンプレックスが増えた。その分、好きな部分を増やせばいい。

        日々のくらし

          珈琲

          「最近、楽しそうね」 彼女にそう言われて、僕は頬を触った。 「そうかな」 「生気が宿っている感じ」 それは、いつもは生気がないと言われているようで僕は苦笑いを浮かべた。 「すみません」 控えめな声で、客を待たせていることに気づいた。僕は、慌ててカウンターを出てレジに立つ。線の細い今時の大学生らしい男の子だ。アイスコーヒーとサンドイッチで七百円。機械的にお金を受け取り、レシートを手渡した僕を彼が何か言いたそうに見つめた。 「レシートいらなければ…」 そうじゃなくて、と焦った様子

          珈琲

          ふと、まだ土曜日だと思ったとき 死ぬほど嬉しくなる

          ふと、まだ土曜日だと思ったとき 死ぬほど嬉しくなる

          Mother

          映画『Mother』を見た。前から気になっていたけれど、心の準備ができていなかった。 こんな形でも、家族なのかもしれないと思った。長澤まさみ演じる母親がすごく生々しくて目を背けたくなるほどだったけれど、それでも秋子なりに子どもたちへの愛情は歪んだ形でも確かに存在したのだ。 「わたしの子だよ!」というシーンが何度かあった。 両親からも妹からも見放されて、1人で男の元を転々としている秋子にとって子どもが唯一の拠り所だったのかもしれない。

          Mother

          じごくトニック

          ロングコートダディの単独ライブ、『じごくトニック』を見た。家に届いてからしばらく時間ができるまで大切に置いていて、やっと見れることにワクワクが止まらなかった。餃子を焼いてレモンサワーを飲みながら見た。想像の何倍も面白かったし、感動した。人生は、小さな地獄の繰り返しだと思う。何気ない誰かの一言が、ずっと心にしこりのように残ってしまう。無意識のうちに誰かと比べて、落ち込む。時には消えてしまいたくなることもある。劇的に人生がうまくいく魔法なんてものは、存在しない。20年生きて、徐々

          じごくトニック

          東京進出

          最近、好きになったロングコートダディが東京進出するらしい。もちろん嬉しいことなのだけど、どうしてこんなに寂しいのだろう。大阪にいてくれた時に劇場に見に行ったわけでもなく、今はほとんど関西にいないわたしにとって東京に行ってしまっても大差ないはずなのに。東京は、関西で生きてきたわたしにとって凄く遠い場所だからかもしれない。馴染みのある大阪にいてくれているだけで、どこか親近感を感じることができたのかもしれない。笑ってしまうくらい新参者ながら、ゲム念のマユリカ回はもう見られないのかと

          東京進出

          茶トラとカレー

          うちの大学には、何匹か猫がいるけれど今日は初めて茶トラを見た。猫には詳しくないけれどたぶん茶トラだ。 黄色くて縞模様があった。 昔から猫を見ると少しドキッとする。思いもよらないところから出てくるからなのか飄々としているからなのかとにかく猫を見つけたら少しだけテンションが上がる。 一瞬のうちに行ってしまうから、なんだか自分だけが見つけられたような気がするのだ。丁度、去年のこのくらいの時期 予備校の近くで黒猫を見たのを思い出した。 今日の晩ご飯はカレーにした。冷蔵庫に冷凍してあ

          茶トラとカレー

          煙草と珈琲

          彼と暮らし始めて何度か季節が巡った。駅からほど近い安いアパートには、2人のものが居心地良く溢れていた。出会った頃はメピウスを吸っていたはずが気づけば彼の手には電子タバコが握られている。 「ねえ」 いつものようにベランダに出ようとする背中を呼び止める。 「いつからそれだっけ」 指差した四角を見下ろして彼が首を捻る。 「さあ」 少し丸まった薄い体は頼りないはずなのに、どうしようもなく愛しかった。 「タバコ吸ってるの好きだったな」 温い布団から抜け出して背中を引き寄せる。 「珍しい

          煙草と珈琲

          芸人さんの凄さ

          わたしは関西で育ち、当たり前のように漫才を見て育った。初めての生の漫才は父に連れられていった学祭の笑い飯だった。その後浪人していたわたしにとっての唯一の楽しみが漫才を見ることになった。YouTubeは凄い。芸人さんの本気のコンテンツがいつでも手軽に見られる。ジャルジャルから始まり、今では見取り図、レインボー、かが屋などたくさんの芸人さんの動画を見るようになった。特に好きなのはステージの裏側を取り上げたものだ。彼らの情熱を感じる。出囃子が鳴って舞台に出て行く一瞬で表情が切り替わ

          芸人さんの凄さ

          はじめに

          普通ではないかもしれないわたしの色々なことを書きます。

          はじめに