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[詩] 葛藤

煙があがる

何かの合図とともに

動き出す時計の針

響き渡るその音が

カチコチと

こちらに忍び寄っては

また遠くへと

知ることのできないそれを

追いかけようと試みては

一歩

二歩

好奇心と恐怖心の塊が

僕の心を支配して

ドクドクと

波打つ体を抑え込み

平静を装っては日常に戻る

一歩

二歩

戻る戻る戻る…

僕の場所はここだって

言い聞かせては


羨ましく背中で感じる僕がいる




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