身体管理学協会ニュース【2024年3月15日発行】
◉今週のごあいさつ
本noteをご覧くださりありがとうございます。
今回は以下の内容でお届けいたします。
・身体管理指導士®養成講座について
・内科系身体管理の視点
・編集後記
◉身体管理指導士®養成講座
2024年1月からスタートしました養成講座ですが、受講生の皆様は現在オンラインでの講座が終わり、先日はスポーツテーピングの実技講座を行いました。
受講者の皆様は、真剣な表情で取り組んでおられました。
この先は定試験が始まっていきます。
これまでの学びを思う存分、試験にぶつけていただきたいと思います。
◉内科系身体管理の視点
【第46回:「心臓の基本」】
こんにちは、神谷です。
このnoteを読みくださっている皆様へ、身体管理を指導するトレーナーに必要な内科系関連の情報を、最近のトピックス等を交えてお伝えします。
心臓には4つの部屋があります。
2つの心房(右心房と左心房)と2つの心室(右心室と左心室)です。
心房は血液を受け取り、心室は血液を全身に送り出す役割を担います。
心臓の収縮は、ご存知の通り電気刺激で律動的に動くように出来ています。
電気刺激は洞房結節という右心房にある小さな組織によって調節され、心臓を一定のリズムでポンプのように動かし、血液を送り出しています。
心臓の働きを中心に、血液の流れを見て見ましょう。
右心房は全身から戻ってきた酸素が少ない血液を受け取り、右心室へ送ります。
右心室からは、この血液が肺動脈を通じて肺へ送られ、酸素と二酸化炭素の交換が行われます。
酸素を豊富に含んだ血液は、肺静脈を通じて左心房へ戻り、左心室へ送られます。
左心室からは、この血液が大動脈を通じて全身に送り出されます。
この一連の流れを作るために、心臓はポンプとして働いています。
「予防」の観点から心臓の健康を守ることは、トレーナーとしての大きな役割の一つでもあると思います。
心臓の健康を維持するためには、適切な運動プログラムの提供が重要です。
有酸素運動は心臓の筋肉を強化し、心臓の効率を高めます。
また、ストレス管理やバランスの取れた食事も心臓の健康には不可欠です。
心臓の病気を簡単におさらいしてみましょう。
その種類は多岐にわたり、冠動脈疾患、心筋梗塞などの血管の病気を始め、心臓が正常な働きをしない不整脈、心不全、弁の働きが悪くなってしまう心臓弁膜症などがあります。
これらの病気は、血管の閉塞、心筋の損傷、電気的な問題、弁または心臓のポンプ機能の低下によって引き起こされます。
トレーナーは、お客様の心臓の健康をサポートするために、これらの基本的な知識を活用し、運動の種類や強度を適切に調整することはもちろん、日常生活における習慣改善の指導が求められる場合があります。
心臓の健康を維持することは、全身の健康を支え、生活の質を高めるためにとても大切なことです。
運動指導者として、心臓の基本を理解し、それを指導に活かすことが、担当するお客様の健康を長期にわたって支える鍵となるのではないかと思います。
◉編集後記
近所の河津桜はもう満開を過ぎました。
これからはいよいよソメイヨシノが咲き始める時期ですね。
2月は特に後半に暖かい日が続きましたが、3月に入って冬に逆戻りのような感じで、今年は河津桜を少し長く楽しむことが出来たように感じます。
春は動きが起こる季節ですね。
気付けば一年の1/4が過ぎようとしています。
うかうかしていると、あっという間に1ヶ月が過ぎ2ヶ月が過ぎ、一年が終わってしまいそうです。
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