身体管理学協会ニュース(2023年8月16日発行)
◉今週のごあいさつ
8月も中旬を超えると、陽が落ちてからの涼しさが増してきて、季節は確実に進んでいることを感じます。
とは言え、昼間はまだまだ猛暑(汗)
まだもう少し暑い日が続きそうで、運動・栄養・休養・笑顔の一つ一つを大切にして、元気に乗り切りたいと思います。
◉2023年5月期の身体管理指導士®養成講座
いよいよ認定試験がスタートしました。
これまでの学びをアウトプットする機会ですので、受験者の皆様には是非とも頑張っていただきたいと願っています。
身体管理指導士養成講座の内容は、運動のみならず栄養や休養、機能解剖やテーピング等の実技、苦手な方も多い内科系のこともありますので、人の体にとって必要な普遍的なことを幅広く学ぶことが出来ます。
知識の偏りは指導の偏りにつながってしまい、継続につながらなくなってしまう可能性が高まります。
そうならないようにするためにも、体に関することや健康に関する各種の指導に必要な知識や技術は、幅広く身につけておく必要がありますね。
◉内科系身体管理の視点
【第32回:「副交感神経」】
こんにちは、理事の神谷です。
このnoteを読みくださっている皆様へ、身体管理を指導するトレーナーに必要な内科系関連の情報を、最近のトピックス等を交えてお伝えします。
前回は交感神経のお話でした。
今回は副交感神経についてのお話です。
自律神経についてのお話のところでも書きましたが、私たちの体は運動の際に心拍数や呼吸数が上がり、全身に酸素を行きわたらせ運動が継続できる体内環境を整えます。
反対に運動をやめてその活動量が減少した際に心拍数を平常に戻していきます。食べ物を消化吸収し、体内で利用できる状態にするための働きなども自動的に行われています。
そのうち副交感神経では、体の中で以下のような働きを担っています。
・瞳孔を収縮させる。
・涙の分泌を促進する。
・唾液の分泌を促進する。
・気管支の収縮
・心筋の収縮力を低下
・心拍数の下降
・心拍出量の下降
・血圧の下降
・胃の消化液分泌
・胃の蠕動運動促進
・胆汁分泌
・グリコーゲン合成
・排尿促進
などです。
前回の交感神経と併せてこれらの働きは、24時間365日年中無休です(笑)
素晴らしい働き?ですね。
副交感神経はよく「リラックスするときに働く」と言われています。
情動を司る部分とも密接な関わりがあるため、心の状態にもその働きが左右されます。
通常は例えば「つらい」「きつい」などのストレス状態では交感神経が働き、ある程度の期間で副交感神経が働くことで拮抗的にバランスを取るようになっています。
ただ、ストレスが長期化すると副交感神経の働きが弱くなってしまい、自律神経の働きのバランスが崩れてしまうことが有るようです。
自律神経の働きを整えるには、心身ともに取り組むべきことがあるということでもありますね。
◉編集後記
私の夏の思い出と言えば、「海・プール・すいか」です。
想起するものは他にもありますが、やっぱり海遊びが印象深いです。
私が子供の頃に行っていた海水浴場は福島県にあり、今は立ち入ることが出来ません。
その海は波が高くてとても楽しかったのをよく覚えています。
競泳をしていたこともあり、ビート板で波乗りをしていたのを思い出します。
夏が過ぎてしまう前に、遠く水平線を眺めるだけで良いので海をゆっくり眺めに行きたいなあ・・と思っています。
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