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右耳は言葉、左耳は感情の理解に優れている

今回は、左右の耳によって聞き取る内容に得意なものがあるという話です。
 
 
どちらの耳でも同じように情報を聞き取り理解していると思うかもしれません。
しかし、それぞれ右耳が得意な情報、左耳が得意な情報があるようです。
 
『LISTEN』という傾聴に関する書籍に書かれていました。
 
人は無意識に左右の耳を使い分けている場合もあるそうなので、特に意識しなくてよいかもしれませんが、知っておいて損はないプチ知識として紹介します。




右耳は言葉の理解に優れていて、左耳は感情の理解に優れているそうです。
 
体の右側の感覚器官から入った情報は左の脳に送られ、左側の感覚器官から入った情報は右の脳に送られます。
眼もそうですが、右の眼で見ている映像は左の脳に送られ、左の眼で見ている映像は右の脳に送られます。
 
神経が交差して情報を反対側の脳に届けています。
それは耳という感覚器官も同じです。
 
そしてこれもご存知かと思いますが、左の脳は言語的・論理的で、右の脳は感性的・感情的な働きを得意とします。
 
つまり、言葉の理解は右耳が得意とし、感情の理解は左耳が得意とするということになります。
 
左利きの人にとっては、脳の神経経路が逆になっている可能性があるので、反対になるかもしれないそうです。
 
 
このことをどのように活用するかです。
 
例えば、仕事で相手の話の内容の理解に集中したい時は、右耳で聞くと良いということになります。
あるいは、機嫌が良いのか悪いのか相手の感情を読み取りたい時は、左耳で聞くと良いのです。
 
自分から相手に話しかける時も内容を理解してほしい時は、右側から話す。
気持ちを伝えたい時は、左側から話す。
 
電話をしている時に理解したい内容によって電話機を持ち替えてみるのも良いと思います。
 
 
このように左右の耳によって内容の理解の優位性があるようなので、参考にしてはいかがでしょうか。
 
 
 
今回は、右耳は言葉、左耳は感情の理解に優れているという話でした。
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました。
 
 
【参考文献】
『LISTEN―知性豊かで創造力がある人になれる』(ケイト・マーフィ (著), 篠田真貴子(監訳) , 松丸さとみ (翻訳)  日経BP)
 
 
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小林いさむ|公認心理師

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