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【メンタルヘルス】思考が持つ影響力についての話

ワーク 読んでみよう
 私はレモンを取り、明るい黄色の皮を触る。触った手の匂いをかぐとほのかにレモンの香りがする。それをまな板に置いてスライスして、1つを口の中に入れてみる。酸っぱい感覚が口の中を駆け抜け、口の奥から唾液がどんどんと出てくる。

これを読んでいる時、あなたは唾液が出てきただろうか。
酸っぱい感覚を味わっただろうか。
多くの方は「レモンを食べる」体験しただろう。

しかし、あなたの前にレモンは存在しない。

人間は思考に大きく依存している。


同じように、過去の嫌な体験を回想している時あなたはそのことを「体験」している。
ここで大事なことは、思考は現実ではなくただの「言葉」だということだ。

あなたが真実だと思考していることも、あなたの主観なのである。あなたの主観はあっていることもあるし、間違っていることもある。

僕がやっている心理療法ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)では、思考があっているかどうかは重要ではない。

その思考によってあなたが望む人生にプラスになるか、マイナスになるか、そこを重視する。

そのため、思考をフラットに見ることが重要となる。

処方箋

今の思考はあるがままに書いてみよう。このことをジャーナリングという。
ジャーナリングした文字を「客観的な事実」と「主観的な思考」を分けよう。
その思考があなたの望む人生にプラスになるか振り返ってみよう。

さらなる思考の整理にはこちらを実践するといい。

人生における価値観や行動の整理にはこちらが役立つ。


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