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第九夜 渡辺直美様とツーショ撮った話🤳

まえがき

前回内容の振り返り

前回は私の憂さ晴らしをしました。

イタリアで受けたショックな出来事を二つ、
憎悪・憤怒を込めて並べた後、
その体験からの学びや気付きを書きました。

まさかイタリアに行って一番最初に精神的打撃を与えてきた(勝手に私がショックを受けただけ)のが同郷の日本人とは思ってもみませんでした。

大学院まで来ておいて試験で不正行為をする輩がいるのも想定外でした。

すっかり学業に興味関心がなくなった私は
渡航して約1ヶ月で大学と距離を置き※
学校外で色々と楽しむことにしたわけです。
(※距離を置く≒必要最低限はこなす)


渡辺直美がミラノに来たらしい。

学外生活を思い切りエンジョイすることにした私ですが、2022年2月23日、Twitterでかの有名な【渡辺直美】がミラノに来ているという情報をキャッチしました。

※一応は吉本興業所属のお笑い芸人ではありますが、活動の幅が「お笑いタレント」「インフルエンサー」「司会者」「女優」「歌手」など多岐に渡っているため、明確に【職業: ○○】とは言えないような気もします。

凄すぎる。流石は世界のNAOMIだ。

ミラノという町はかなりコンパクトで

「これ頑張れば遭遇できるのでは?」

と思い立ち
渡辺直美を血眼で探す旅に出ることにした。

結論から言うとタイトル通り本当に会えた。
なんならツーショまで撮って下さった。

今回は私が渡辺直美とツーショを撮るに至るまでの記録とそこからの教訓を綴ります。

本日もよろしくお願い申し上げます。


直美様とツーショ撮るまで

1. Twitterで情報をキャッチ

ツイッターでは「海外在住アカウント」
なるものが結構な数存在している。

・海外のお役立ち情報系アカウント
・飯アカウント
・留学記録アカウント
・観光情報アカウント
・国際結婚アカウント
・情報収集用アカウント
・相互交流を目的としたアカウント
・純粋に呟くことを目的としたアカウント

などなど、
アカウントの運用目的は様々である。

因みに私は留学関係の呟きを主にしていて、365日分の出来事を可能な限り毎日発信していた。内容は飯やら旅行やら様々であった。

ほぼ毎日呟く一方で、
私も情報収集の一環でイタリア関係の
アカウントをフォロー&チェックしていた。

そんな中、2022年2月23日、ヴェネチアの大学に交換留学中の留学生のアカウントが

「渡辺直美がミラノに来てる、羨ましい」

的な呟きをしているの発見した。

動画も付いていて、車内の窓から
ミラノの観光地、スフォルツェスコ城
を映しているのが確認できた。

仔細はは覚えていないが、
数日間滞在するらしいことを把握した。

そして、翌日2月24日に
【血眼で渡辺直美を探すチャレンジ】
を敢行することにした。

私は若干娯楽に飢えていた時期であった。


2. なぜミラノに来たのか

こんな記事を書いておいてアレだが、

別に私は強烈な渡辺直美ファンではない。

単に著名人に会ってみたかっただけである。
娯楽に飢えた私にとって、余興としては
大変に御誂え向きだったというわけだ。

要するに、
【何の前情報もない0からの捜索】
ということである。

渡辺直美氏に会うためには、彼女が

「【何時に】【どこに】いるのか」

の見当をつける必要がある。

そのためには、
【渡辺直美氏がミラノに来た理由】
を推察する必要がある。

渡辺直美はマルチタレントであるため
理由はいくらでも想像がつきそうなものだが、日本以外でお笑い芸人としての活動はない事は想像に難くなかった。

そして、私は当時のミラノが
ミラノファッションウィークの真最中
であることを思い出した。

私はファッションやブランドとは縁遠い人間なのでその催しには全く興味が無かったのだが、街中にポスターが貼ってあるので嫌でも頭に刷り込まれていた。


ミラノファッションウィーク

因みに、ミラノファッションウィークとは、
パリ、ロンドン、ニューヨークに並ぶ
世界4大コレクションの1つらしい。

簡単に言うと各ブランドの新作の発表会で
200以上のイタリアのブランドやメーカーが出展するらしい。

パリコレの次に大きい規模だそうな。

【ファッションの発信地としてのイタリア】
を示す催しらしく、期間中は一日に数多くの
ファッションショーが開催され、世界中からバイヤーやジャーナリストが招かれるそう。

※情報量と内容薄さがゴミみたいなネットニュースのそれで本当に申し訳ありません。
なにせファッション興味がないもので…


3. なぜミラノに来たのか(続)

私は渡辺直美氏がファッション関係の仕事も
していることを朧げに思い出し、彼女のインスタグラムの投稿を遡ってみた。
すると彼女が日本のFENDIのキャンペーンに起用されていたことを知った。

「これだな。」

ミラノコレクションにおけるFENDIの
イベント開催日程をネットで調べたところ、
【2月24日】とあった。


ミラノに来たタイミングはドンピシャだ。
【2月24日にイベント参加で前日に前乗り】
と仮定するなら、流れも自然で辻褄も合う。


4.【2月24日】

2月24日当日、渡辺直美の
インスタグラムのストーリーが更新された。

確か午前11時であっただろうか、
髪のスタイリングをしている様子だった。

女性の髪のスタイリングにはめちゃくちゃ時間がかかるというのは聞いたことがあるが、ましてタレントで本格的に余所行きならば、
1時間~2時間はあっても不思議ではない。
そう考えたのである。

FENDIのイベント開始時間は14時であった。

調べたら出てきたタイムテーブル。

【渡辺直美氏がミラノコレクションのFENDIのイベントに招待されているのではないか】

という推察はほぼ確信に変わっていった。

そしてイベント会場に14時に赴いた。

会場に行く途中で尋常ではない尿意に襲われたが、イタリアにおいて不慣れな土地でのトイレ探しは難易度が異常なまでに高いので
シンプルに耐えた。よくぞ耐えた私。その忍耐強さはちゃんと報われるぞ。


5.会場にて

FENDIのイベント会場に到着した。
入待ちと出待ちの人が並ぶための柵が
設けられていた。黒服ガードマンもいた。

世界的ファッションイベントだからか、
推しに会いに行くイベントでもあるのか、
会場で出待ち・入待ちをしている人達は
みんな余所行きのお洒落な服を着ていた。

そして私の推察が【100%正解】
だと確信するに至った光景を見た。

全身サイゼリヤコーデの日本人女性である。

サイゼリヤコーデの存在に衝撃を受けたのでググって調べてみた。

渡辺直美自身が手掛けるブランドとサイゼリヤはコラボの商品を売り出していたのだ。

つまり、
目の前にいるこのサイゼリヤコーデの女性は
熱狂的な渡辺直美ファンということである。

勝ちがほぼ確定した。

入待ちで渡辺直美は現れなかった。

・私が遅れたか
・スタイリングが会場内で行われていたか
・裏口があり、そこから入場したのか

ともかく現れなかった。
しかし例の女性はまだ付近にいる。

出待ちで会えることに全ベットした。

ちなみに、私は全然知らないが、
世界的には超有名らしいセレブ達が
黄色い歓声を浴びながら入場していった。


6.イベントおわり…遂に…!!!

イベントがおわり
出待ちの人々が少しずつ散っていった。
スペースが空いてきたので身体が楽になった。本当にぎゅうぎゅう詰めだったのだ。

少しずつ人がまばらになってきた。

ほどなくして、出口から
それらしき人が出てきた。
近寄ってみると渡辺直美氏本人であった。

御本人登場である。

声をかけてみた。
本当に気さくに対応して下さり、
お写真の撮影も快諾して下さった。

私の汚い顔晒して申し訳ございません。

イベントおわりで会場付近の人が
まばらになった頃の著名人との距離の近さは
本当に驚くべきものだった。
「その辺になんかいる」レベルである。

ミッションクリアに満足したので帰宅した。

一連の話を友人にしたら
「お前探偵やれよ」
という最高の誉め言葉をもらった。

しかし実際の探偵にそんな仕事はないだろうし案外薄給っぽいので志すのはやめておく。

こうして、
何の生産性もない一日が幕を閉じた。
これもまた一興。


後日談

私はミラノで板前を生業としている方と
バドミントンをつうじて知り合い、
以降、懇意にして頂いていた。

その方が板長として働いていた日本食屋は
1999年創業でミラノでも
かなり有名な日本食レストランであった。

渡辺直美氏は後日スタイリストさんと
その店を訪れていた。
そのことを板長さんから聞いた後、
ご本人のストーリーで時間差投稿がなされていた。板長曰く2回目の来店だそう。

流石である。

油そばとトンカツを食べていた。
どうやら渡辺直美氏は海外の日本食屋さんを訪問するのが結構好きらしい。

後日私も来店し、同じ油そばを喫食した。

NAOMI スペシャルです。
美しい盛付である。

おわりに

今回の記事、いかがでしたでしょうか。
世界のNAOMIとのツーショ撮影チャレンジを
時系列ごとに綴ってみました。

荒唐無稽にも思える挑戦でしたが、
やってよかったと思いました。

この挑戦が成功したのは
純粋に私が「持ってる」運がいい人間
という事が多分にありますが、

それとは別の要素として、

何か目標ができた時に

「出来るか出来ないか」ではなく
「どうすれば現実的・合理的に達成可能か」

という【やり方】の部分に焦点を当てる性格が功を奏したのではないかと思っています。

何の生産性もない事にエラく体力を消費しましたが、私は「どうせやるなら遊びは全力」のタイプです。

幼稚園児相手でも鬼ごっこは全力です。

何事も楽しむのが一番なのですから。


今回の内容は以上です

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それでは、
第十夜へつづく…To Be Continued…




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