レトロモダン上海建物探訪散歩 58/70
匯中飯店(パレスホテル/現・和平飯店南楼 )
中山東一路19号
1908年に建てられた赤レンガと白い壁が色鮮やかなパレスホテルはさまざまな歴史的エピソードにもいろどられてきました。
上海でエレベータを備えた最初のビルとしても知られていますが、そのエレベータも多くの人々を迎えたり送りだしたり、ときには事件の目撃者にもなりました。
30年代魯迅が初めてこのホテルを訪れた際、ホテルのボーイが彼の身なりを見てエレベータに乗せるのを拒否したというエピソードは有名です。
1911年12月、辛亥革命に勝利した孫文が大ホールで党員たちに三民主義をうったえるスピーチをした歴史的場所でもあります。
1909年2月には世界近代史上初の国際麻薬禁止大会が行われ、十数ヶ国数百名の代表がこのホテルに集いました。
1996年11月、再び上海で行われた大会におけるパレスホテルの記念式典では33ヶ国と地域及び国際組織の人々の列席でプレートが掲げられました。
上の記事は上海建物探訪散歩中の記事です。
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古き良き建築物の歴史や物語を訪ねて歩き、時々ティータイムを楽しむ上海散歩
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