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おやつと音楽#2 BUMPとあんころ餅

昨日(9/11)のおやつ。
9/10は十五夜だったのにお団子を食べそびれたので、今日は和菓子にしよう! というコンセプトだ。

スーパーの和菓子売り場には秋らしいお菓子が並んでいて目移りしたが、中でもとりわけ可愛らしい見た目のものを選んだ。

緑茶を淹れようかと思ったが、暑いのでおともは冷たい麦茶で。

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まずはやっぱり気になる「甘栗餅」(写真右)から。
茶色いおもちの中に、黄色い栗あん。あんに栗の粒も混ざっていて、歯触りがよくておいしい。芥子の実のプチプチした食感も楽しい。

続いて「芋あんころ餅」。こちらは栗と逆で、さつまいものあんの中に白いおもちが入っている。
素朴でほっこりする味だった。

久しぶりに和菓子を食べて、その容赦のない甘さに驚いた。小さなおもちを2つ食べるのに麦茶2杯も飲んだ。でも、この「甘いものを食べたぞ!」という実感がいい。

本日のテーマソングはBUMP OF CHICKEN「Small world」。
「映画すみっコぐらし 青い月夜の魔法のコ」の主題歌だったので、この曲は満月を静かに見上げながら歌っているイメージがある。

映画公開前から聴いていた曲だったが、この曲を本当に好きになったのは映画館で聴いたときだった。

いろいろと下手くそな僕は
この道しか歩いてこられなかった

私のことだ、と思った。

聞き流していた歌詞が、一音一音鮮明に頭の中に流れ込んできた。

大学4年、いろんなことがうまくいかなくて、いままでの自分の人生も全部失敗だったとしか思えなくて毎日苦しかった。
藤原基央の子守唄みたいな優しい歌声は、そんな私のことを包みこんで、そっと肯定してくれるように思えた。

もちろんそれは、世界の片隅で不器用に生きているすみっコたちの歌でもあり、そして藤原基央本人の歌でもあるのだ。

BUMPの曲には、「これは自分に向けて歌われた歌だ」と思わせてしまう不思議な力がある。
とうに10代でなくなった私は、もうBUMPの対象年齢じゃないのかもと思っていたけれど、そんなことはなかった。BUMPはいまでも、私のために歌ってくれている。私はそう信じている。


まずは曲を聴いて、そしてできれば映画を観て、もう一度曲を聴いてみてもらえたらとても嬉しいです。(映画は今ならアマプラで観られます。64分)



前回記事(連載にしようと目論んでいます)


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